いつの間にか数学が好きになる≪新感覚≫数学エンターテインメント! 「子供から大人まで、みんなが楽しめる作品です」

※本取材は2021年11月に実施されました。
 本公演にドクター・ピタゴラス役として出演を予定しておりました岸祐二さんは、怪我によりやむを得ず降板いたします。出演を楽しみにされていたお客様には心よりお詫び申し上げます。
 代役として、コング桑田さんが出演いたします。

 その他、公演の最新情報については公式HPにてご確認ください。
 https://www.hamamuranagisa-musical.com/



 “いつの間にか数学が好きになる小説”として人気の『浜村渚の計算ノート』が初めて舞台化される。舞台は義務教育が刷新された日本。
 岸祐二が演じるのは、数学が「少年犯罪の元凶だ」として学校教育から排除されたことに憤る数学者ドクター・ピタゴラスこと、高木源一郎だ。彼が率いるテロ組織と、ただの数学好きな女子中学生・浜村渚の対決をミュージカルとして描いていく。岸自身、役に共感する部分が多いという。

 「とてもシンパシーを感じています。自分の正義とか人生をどう生きるべきかを考えた時に、ピタゴラスが考える憤りがわかります。自分が素で考えていることを投影できそうですね。僕は日本が平和な時代に育ってきた世代。平和に慣れてしまって流れてくる情報をそのまま信じるとか、頼りすぎてしまって自分たちが考えることをさぼってしまうような感覚にちょっと警鐘を鳴らすような、その部分に気が付くきっかけになる作品になったら」

 すでに公開されている映像からも熱いメッセージが感じられる。

 「時代や社会を動かす人って、やはり振り切った人でないとできないと思うんです。変わっているとかおかしい人という事ではなくて、何かを動かすエネルギーが特別にある人。エネルギーのある方はふと見ると怖かったりするけど、そういう人たちが突き進んできたから文化が広がった。そこは意識して演じたいと思っていますね。
 僕は数学が苦手で、あまり勉強しなかった。多くの方に愛されている原作で、僕らが学生の頃に読めたら良かった……とつくづく思いますね。方程式とか定理とかちゃんと思い出して挑みます(笑)」

 主人公・浜村渚役の井手柚花は『ライオンキング』ヤングナラ役、『レ・ミゼラブル』リトル・コゼット役を演じた実力派。『レ・ミゼラブル』ジャベール役の岸祐二をはじめ『ライオンキング』シンバ役の友石竜也、『レ・ミゼラブル』アンジョルラス役の上山竜治、舞台『刀剣乱舞』南海太郎朝尊役などで人気を博す三好大貴ほか、有名作品に出演した豪華俳優陣が脇を固める。

 「東京公演のIMAホールは初めてですが、光が丘はスーパー戦隊時代のロケ地としては常連の場所なので、地元の庭みたいな感じで楽しみです。新しい挑戦が好きで、新しい試みがある作品に出逢えたことを幸せに思います。僕のチャレンジを見て欲しいです。子供から大人まで楽しめる作品なので、ぜひ観にいらしてください。あなたのチャレンジを待っている!」

(取材・文:谷中理音 撮影:山本一人[平賀スクエア])

もしあなたのところにサンタクロースが来るとしたら、どんなプレゼントをお願いしますか?

「今の私は、宿泊施設とバスケットコート付きの劇場をプレゼントしてもらいたいです。500人規模、形態可変で抜群な音響があり、客席もゆったりで座りやすく、その空間で過ごすのは特別な時間と思えるクリエイティブな劇場が欲しいですね! これからのエンタメを作ってみたいです!」

プロフィール

岸 祐二(きし・ゆうじ)
1970年9月28日生まれ、東京都出身。『激走戦隊カーレンジャー』主演・レッドレーサー 陣内恭介役で本格的に俳優デビュー。その後多くの舞台や映像作品に出演するほか、声優としてなど、多岐に渡って活躍中。近年の主な作品に、ミュージカル『レ・ミゼラブル』、ミュージカル『ナイツ・テイル-騎士物語-』、ミュージカル『新テニスの王子様』、ブロードウェイミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング』などがある。2022 年2 月よりミュージカル『カーテンズ』が控えている。

公演情報

ミュージカル『浜村渚の計算ノート』

日・場:
【大阪】2021年12月27日(月)~30日(木)
    梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
【東京】2022年1月6日(木)~8日(土)
    IMAホール
料:8,800円(全席指定・税込)
HP:https://www.hamamuranagisa-musical.com/
問:公式HPお問合せフォームよりお問合せください

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