「倒産確実」と言われた企業を破天荒なアイデアで復活へ! 明日への活力をもらえる“実話”の舞台が再再演

「倒産確実」と言われた企業を破天荒なアイデアで復活へ! 明日への活力をもらえる“実話”の舞台が再再演

 銀行から「倒産確実」と言われた、メガネチェーン・OWNDAYS(オンデーズ)の若き社長となった田中修治が、襲いかかってくる試練を破天荒なアイデアで乗り越え、復活を遂げていく姿を描いた『破天荒フェニックス』。田中が自らの実話をもとに書いたノンフィクション小説をもとに劇団TEAM-ODAC が舞台化し、2022年6月に初演、12月に再演。今回、登場人物のエピソードをよりブラッシュアップし、再再演されることとなった。

 今作では、主人公の社長・田中修治役に日向野祥、OWNDAYSの窮地を出資で救った、藤田光学株式会社の社長・藤田徳之役に赤井英和、田中社長の妻役に中村静香と、幅広い分野で活躍するキャストが揃った。日向野、赤井、中村、そして劇団TEAMODAC代表の、いとう大樹に話を聞いた。

日向野「初演や再演に負けてはいけないというプレッシャーもありますが、キャストが変わればきっと芝居も変わってくるし、また新たな『破天荒フェニックス』をお届けできると思うんです。深いメッセージ性があって、明日への活力をくれる作品。僕も作品と真摯に向き合って、お客さまの心を動かせるように頑張ります」

赤井「僕は意外と真面目な男なので、破天荒というものには程遠いのですが……。本を読んだ時に『情のある人やなぁ』と思いました。しかもこれが実話だというから、きっとご覧いただくお客さまにも心に響くものがあるのでは。誠心誠意、一生懸命やっていきます」

中村「本を読んで、こんな凄い人生を歩んだ人が実在するんだと衝撃を受けました。田中社長のカリスマ性やサクセスストーリーに勇気をもらえます。ただ、読み進める中で、弱みを見せられる人はいるのかと心配もあって。唯一社長が愚痴を言える存在が私の演じる役なので癒しや優しさはもちろん、ユーモアや明るさを持って臨めたらなと思います」

 過去2回の公演は老若男女を問わず幅広い層に好評だったそう。

いとう「僕が特に好きなのは、みんなでビラ配りをするという些細なシーン。ただ配っているだけなんですけど、感動するんです。人と人との繋がりで強くなれる人たちを観てもらえたら嬉しいですね。また、日本人はお金の勉強をしてこないとよく言われますが、この作品を観て、お金の勉強をしようかなと思っていただくきっかけに繋がったらいいなとも思います。ゆくゆくは本作の地方公演などもしてみたいのですが、まずは再再演を色々な方に観ていただきたいです」

(取材・文:五月女菜穂 撮影:山本一人(平賀スクエア))

プロフィール

日向野 祥(ひがの・しょう)
1991年1月19日生まれ、神奈川県出身。舞台を中心に、映画・ドラマなど幅広く活躍。主な出演に、2.5次元ダンスライブ『SQ(スケア)』ステージ、舞台『夜明けのうた』、『COLOR C ROW』シリーズ、『殺人の告白』、『信長未満- 転生光秀が倒せない-』など。

赤井英和(あかい・ひでかず)
1959年8月17日生まれ、大阪府出身。高校1 年生でボクシングを始め、1980年にプロへ転向。1985年の試合で大怪我を負い引退。1988年、映画『またまたあぶない刑事』にゲスト出演し、俳優デビュー。翌1989年、映画『どついたるねん』にて主演。以後、ドラマ・舞台・バラエティ番組への出演など幅広く活躍。

中村静香(なかむら・しずか)
1988年9月9日生まれ、京都府出身。2003年、第9回全日本国民的美少女コンテストを経てデビュー。その後女優として多数の映画・ドラマ・舞台に出演し活躍。

いとう大樹(いとう・だいき)
1979年2月1日生まれ、大分県出身。2006年、脚本・演出の笠原哲平と劇団TEAMODACを旗揚げ。現在は役者活動をする傍ら、舞台プロデュースや演出、演技講師にて若手育成なども担う。

公演情報

劇団TEAM-ODAC 第42回本公演『舞台・破天荒フェニックス~2023』

日:2023年12月6日(水)~11日(月)
場:こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ
料:S席9,500円 A席8,500円(全席指定・税込)
HP:https://teamodac.net/
問:劇団TEAM-ODAC
  mail:information@soymilk-lifestyle.com

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