
漫画連載に始まりテレビドラマ、そして映画で高い人気を獲得してきた『ROOKIES』。不祥事をきっかけに落ちぶれてしまった高校野球部と、それを立て直そうと奮闘する熱血教師の姿を描いた人気作品がいよいよ舞台化される。主役となる熱血教師・川藤幸一を演じるのは舞台を中心に映画・テレビドラマでも幅広く活躍し、つい最近も主演映画『終わりが始まり』が公開されるなどの活躍を見せている根本正勝。
「テレビドラマや映画は観ていましたし、主演の佐藤隆太さんが『ROOKIES』をやりたくて原作の森田まさのりさんに手紙を出したというエピソードも存じ上げていました。周囲からも“あの『ROOKIES』をやるんだ”とずいぶん声をかけられて、その影響力を再認識しています。だから舞台化にあたり自分が川藤役を演じるとなると、とても熱い想いを持って取り組まないといけないと思います」
そんな大役にさぞプレッシャーを感じているかと思いきや、根本自身はそれほどでもないという。
「凄い役だとは思いますが、プレッシャーなんかよりも喜びの方が増しています。きっとこれから共演の皆さんと稽古を重ねていくうちに、自分が背負うものが大きくなっていくと思います。もちろん映像からの舞台化ですから、これまでの残像は拭いきれないですが、それに囚われず僕なりの良さを出して、自分にしかできない川藤をやりたいです」
教師という仕事に熱意を持って取り組む新任教師の川藤は、落ちぶれて不良化した野球部の面々に「夢を諦めるな」と叫び続ける。そんな“諦めない気持ち”は、根本自身もまた持っていることだろう。
「この話が決まってから過去を遡って自分に重ね合わせてみたのですが、俳優をやりたくて上京した当時、東京に行けば何とかなると思ったのに、なんともならないことに驚いたし焦りました。仕事が全くない時期だってあったし。でも夢を諦めずに向かっていたときのエネルギーは凄かったし、楽しかったですね。同じ志を持った仲間が傍にいてくれましたし。そして現在、俳優として立っている。つまり夢が叶ったわけです」
これまでもその熱さで多くの読者や視聴者の胸を焦がしてきた『ROOKIES』。きっと根本演じる川藤を中心にした舞台も観客の心を打つことだろう。そんな期待を込めつつ、観客へのメッセージを聞いた。
「恐ろしいほどにまっすぐで熱い教師と、やりたいことがあるのにくすぶっている生徒達による人間ドラマは皆さんが共感できる物語だと思いますし、きっと心の熱さに魅了されると思います。舞台版ならではといえる生の舞台の面白さもあります。劇場でお待ちしています」
(取材・文:渡部晋也 撮影:間野真由美)


「旅をするのが好きなので、仕事の合間を見て、これからの季節にしか見られない秋の紅葉、冬の雪景色なんかをドライブしながら見に行きたいです。そこで、その土地の名産品を食べられたら幸せですね。冬キャンプや、小型キャンピングカーにも興味が湧いてきました。」
プロフィール

根本正勝(ねもと・まさかず)
1979年4月27日生まれ、福島出身。1998年に俳優を志し上京。コメディからシリアス、ミュージカルまで幅広い演技や歌唱力で観る人を魅了させる。舞台に留まらず、映画・ドラマ、アーティスト活動とジャンルを問わず活躍する。
2021年、主演映画である中前勇児監督作品『終わりが始まり』が京都国際映画祭にてワールドプレミア上映され注目を集める。また舞台では、舞台『文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳』や、ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.2 – 大英帝国の醜聞- など、話題作に出演。
公演情報

舞台 『ROOKIES』
日:2021年11月18日(木)~23日(火・祝)
※他、大阪・滋賀公演あり
場:シアター1010
料:S席11,000円 A席8,800円(全席指定・税込)
HP:https://rookies-stage.com/
問:キョードー東京 tel.0570-550-799
(平日11:00~18:00/土休日10:00~18:00)
Advertisement