ワールドカップイヤーを盛り上げる、ラグビーの魅力が詰まった舞台 チームスポーツならではの熱い絆が胸に迫る

ワールドカップイヤーを盛り上げる、ラグビーの魅力が詰まった舞台 チームスポーツならではの熱い絆が胸に迫る

 ラグビーの世界大会がおこなわれる今年、花形みつる原作のラグビー小説『Go Forward!櫻木学院高校ラグビー部の熱闘』が舞台化される。ラグビー部の創設を命じられた主人公・酒田公男を兼崎健太郎、私立櫻木学院高校の若き理事長・宝生実日子を栗山絵美が演じる。

兼崎「正直なところ、ラグビーはやったことがないですし、テレビで試合を観ることはあってもルールもよく分からない。なので、お話を頂いて、不安はありましたが、この作品を通して、少しでもラグビーの知名度を上げることに貢献できるのであればという思いで出演を決めました。これからもっとラグビーについて勉強し、酒田を真摯に演じていきたいと思います」

栗山「原作を読んでみたら、私が演じる実日子は冒頭から強烈な印象を残していたので、そうしたキャラクターを演じられるのが楽しみです。実日子は、背が高くて、お酒が大好き。私のこと?と思うくらい似ているところもあるので、そういう意味でも実日子を演じられるのが嬉しいです」

 物語は、酒田が初心者だらけの部員たちをゼロから鍛えて花園を目指す青春ドラマだ。

兼崎「部員たちはそれぞれ個性豊かで、魅力的です。舞台では、そのキャラクターをどうやってお客さまにお伝えして、物語に引き込めるかが重要になると思います。劇中では、ルール説明やラグビーがどんなスポーツなのかも説明されているので、ラグビーを観たことがない方にも優しい作りになっています」

栗山「ラグビーはチーム戦なので、チームのコミュニケーションや絆が大事。泥まみれになって戦うというのは今の時代に逆行しているかもしれませんが、その熱い気持ちは素敵だと思います。胸に突き刺さるセリフもたくさんあるので、私は原作を読んで何度も泣いてしまいました。描いているのはラグビーですが、どんな職業の人にも当てはまる物語だと思います」

 兼崎は、学生時代にバレーボールや水泳など数々のスポーツを経験してきた。それだけに「やっぱりチームスポーツっていいな」と原作を読んで改めて感じたとも話す。

兼崎「僕たちがこの作品を熱く表現することで、ラグビーの魅力を伝えられると思います。ぜひお客さまにもラグビーってこんなに素敵なスポーツだったんだと感じていただき、ラグビーを好きになってもらいたい。そんな作品になるよう頑張ります」

(取材・文:嶋田真己)

母の日・父の日とありますが、両親問わず、家族に感謝したいことはありますか?

兼崎健太郎さん
「家族みんなに感謝してます。いつも舞台をやる時は頑張ってと連絡くれますし、地方で舞台を上演するときは、劇場まで観に来てくれたりもします。仮面ライダーに出演した時は、妹から私の夢を叶えてくれてありがとうと言ってもらえました。嬉しかったです。たまに母親から段ボールで荷物が届くと色んな食べ物も送ってくれます。年末にはフグの詰め合わせが届きました。いつも家族に支えられてるなぁと感じます」

栗山絵美さん
「引っ込み思案な私を、どうにかしなくてはと、地元の小さな児童劇団へ連れてってくれた両親。この世界へ入るきっかけを作ってくれ、今も応援してくれている両親に感謝しています」

プロフィール

兼崎健太郎(かねさき・けんたろう)
1984年6月2日生まれ、山口県出身。主な出演に、ミュージカル『テニスの王子様』1stシーズン、『ロミオ&ジュリエット』、舞台『弱虫ペダル』シリーズ、『賭博黙示録カイジ』、『監獄REQUIEM』、映画『新宿区歌舞伎町保育園』、『仮面ライダージオウ』など。

栗山絵美(くりやま・えみ)
1983年2月13日生まれ、東京都出身。幼少より、劇団白鳥座・南青山少女歌劇団にてミュージカルの基礎を学ぶ。東京藝術大学を卒業後、数々のミュージカルに出演。主な出演に、ミュージカル『SPY×FAMILY』、『美少女戦士セーラームーン』シリーズ、『GHOST』、『王家の紋章』など。

公演情報

舞台『Go Forward!』

日:2023年6月16日(金)~22日(木)
場:かめありリリオホール
料:SS席[特典付]10,800円 S席[特典付]8,800円 A席6,600円 ※他、車椅子席あり。詳細は団体HPにて(全席指定・税込)
HP:https://goforward-stage.com/
問:キョードー東京 tel.0570-550-799

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