大人気の“ガチ恋”ストーリーが新演出&新キャストで登場! 理性では抑えられない人を好きになるという感情をキリキリと表現したい

大人気の“ガチ恋”ストーリーが新演出&新キャストで登場! 理性では抑えられない人を好きになるという感情をキリキリと表現したい

 舞台観劇が趣味の26歳独身OL・新山りさ子が、イケメン舞台俳優・瀬川翔太を追い続ける姿を描いた『りさ子のガチ恋♡俳優沼』。2017年、松澤くれは脚本・演出によって初演され、2018年に小説版を発売、2019年の再演と大きな話題を呼んできた。そんな作品が岡本貴也演出のもと、りさ子役に能條愛未、翔太役に七星うらを迎えて、上演される。

能條「私は人にも物にも“ガチ恋”と言うほど執着したことがなく、愛を注ぎ過ぎたが故のハードな行動の表現ができるか、正直不安も感じています。自分に対する歯痒さや悔しさ、苛立ちといった負の感情を見つめて膨らませていけば、何か掴めるんじゃないかと思うので、色々な気持ちを引っ張り出して演じたいです」

七星「翔太は良くも悪くも誰にでも優しいんだと思います。仕事も恋愛にもちゃんと向き合っているけど、発信の仕方で大きな誤解を生んでしまう。でもだからこそ、りさ子ちゃんに対する『応援してくれてありがとう!』のベクトルと、恋人に対するベクトルをきちんと変えて表現したいです」

岡本「松澤さんが演出した舞台を、新たな演出でやるということに関して、大きなプレッシャーを感じています。作品を生み出した方が大切にしてきたものはリスペクトした上で、りさ子のエスカレートしていく言動、その異常性はきちんと出していきたいですね」

 いつの時代にも通じるからこそ、“今”が映し出されていく物語でもある。

七星「3回目の上演が決まって、その反響の大きさに、本当に支持されている作品だと改めて思いました。今の世の中だからこそ伝えられるものを込めて、理性では抑えられない“好き”という気持ちは肯定しながら、翔太をまっとうしていきたいです」

能條「多くの方に愛されてきた作品に新キャストで臨むので、全く違うものになると思います。まずそこをお客様に楽しんでいただきたいです。また、観てくださる方々に胸がキリキリするような感情を抱いてもらいたいと強く感じています。研究して、一生懸命役に向き合っていきます」

岡本「脚本がとにかく素晴らしく、りさ子が追い込まれていく過程が綺麗で、面白いし共感もできる。本の良さをより深く、新しくお見せできたら。誰もが一歩間違えれば、ああなりかねないと客席全員が共感できるような、人を好きになるという感情はここまでいけるんだという、ある種の深い恋愛劇として描きたいと思います」

(取材・文:橘 涼香 撮影:平賀正明)

食欲の秋! オススメの秋の味覚はなんですか?

能條愛未さん
「秋といえば、私は栗が好きです! よく母が作ってくれる栗ご飯が大好物で、毎年秋の楽しみの1つになっています! あとは、銀座にある銀座みゆき館の和栗のモンブランが大好きです。栗好きの人には一度は食べてほしいオススメのモンブランです!」

七星うらさん
「柿です。小さい頃は少し苦手だったのですが、2年ほど前にかき氷にハマり色んなお店で食べている中で、柿味のかき氷に出会って食べたのがきっかけで好きになりました。柿の奥深い、濃厚な美味しさに大人になって気づきました。身体にもとても良いので、今では毎シーズン手に取っています」

岡本貴也さん
「米です。新米が実る秋。最初に入れる研ぎ水は米粒がとても吸うので、ぜひミネラルウォーターで。浸ける水もいい水を使って。30分ほどして米粒が完全に水を吸ったら、真っ白になります。そしたら炊き始めましょう。新米は水分量が多いので、ほんのちょっぴり水を少なめに。炊けたら、あとは、がっついて下さい。秋の味覚とともにぜひ新米を」

プロフィール

能條愛未(のうじょう・あみ)
神奈川県出身。2011年「乃木坂46」1期生オーディションに合格。1stシングル「ぐるぐるカーテン」でCDデビューを果たす。乃木坂46として7年間の活動期間を経て、2018年グループを卒業。以後、幼い頃からの夢だった⼥ 優業へさらに⼒を⼊れ、舞台を中⼼に活動中。近年の主な舞台は『フォーティンブラス』、『新・熱海殺人事件』、ミュージカル・ゴシック『ポーの⼀族』、『グッドバイ』など。

七星うら(ななせ・うら)
京都府出身。「祭nine.」のメンバーとして活躍。グループ脱退後、1年近く芸能界から離れるが、2021年に「七星うら」として新たに芸能活動を開始。映像・舞台と活躍中。近年の主な出演は、映画『祭りの後は祭りの前』、ミュージカル『ホワイト☆タイツ』、『ボイメンステージ 諦めが悪い男たち~NEVER SAY NEVER~』など。

岡本貴也(おかもと・たかや)
兵庫県出身。早稲田大学院で生物物理学を修了、理学修士。久世塾一期生。書籍・雑誌編集者を経て糸井重里賞受賞作品で脚本家・監督デビュー。現在、日本脚本家連盟員。近年の主な舞台演出及び脚本作は、朗読劇『私の頭の中の消しゴム』、舞台『WELL~井戸の底から見た景色~』、『フランケンシュタイン-cry for the moon-』など。

公演情報

りさ子のガチ恋♡俳優沼』

日:2022年11月3日(木・祝)~6日(日)
場:ニッショーホール(旧ヤクルトホール)
料:S席[特典付き]9,800円 A席[特典付き]8,500円
  B席7,500円(全席指定・税込)※配信チケットあり。詳細は団体HPにて
HP:http://www.finepromotion.co.jp/gachi/
問:サンライズプロモーション東京 tel.0570-00-3337(平日12:00~15:00)

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