“みゃーちゃん”こと宮野由美は、女顔がコンプレックスの“腐男子”。ある夏の日、トラブルに巻き込まれそうになった宮野を助けてくれたのは、ちょっと不良な佐々木先輩。憧れの先輩と気になる後輩、それぞれの想いは同じ時間を過ごすうちに少しずつかたちを変えてゆき……。
佐々木と宮野を中心とした男子高校生の学生生活と、そこで揺れ動く恋心を繊細に描いた、春園ショウによる漫画『佐々木と宮野』。ノベライズにアニメ化と、多くのファンを魅了してきたボーイズライフ作品が、この夏初めて舞台化される。
宮野に恋心を抱く佐々木秀鳴を演じる菊池修司は、「日常を切り取った、温かく優しい作品だと思った」と原作の感想を述べつつも、２人がすれ違ったり接近する様に、「あのドギマギ感が大好き！」と、そこに描かれる恋愛模様に魅了されたよう。
菊池「心情を大事にしている作品でもあるので、佐々木先輩の心の声や胸に秘めている想いなど、より繊細にみゃーちゃんへの想いを演じていきたいです。原作の中に流れるほのぼのとした温かい雰囲気を、舞台ならではの力で再現するところに注目していただきたいですね。こういった作品は初めてですが、緊張せず、みゃーちゃんの前で堂々といたいです！」
一方で、宮野由美を演じる竹中凌平は、宮野がボーイズラブをこよなく愛する“腐男子”ということで、稽古に入る前に「読むべきBL 作品リスト」を作成したとか。
竹中「僕も小さい頃は女顔がコンプレックスで、『可愛い』と言われるのが嫌でした。そこはみゃーちゃんと近いかも。個人的には２人の心理描写が好きです。舞台化したときに、そういった部分がどのように表現されるのか楽しみですね。２人の行く末はもちろん、魅力的な登場人物たちにもぜひ注目してもらいたいです！」
原作のやわらかくどこかほのぼのとした雰囲気が、舞台上でどう表現されるのか。ぜひ劇場で見届けたい。
菊池「この作品に関わった全ての方に、この役を任せてよかったと思っていただけるよう、役や作品と向き合って、最高のボーイズライフをお届けしようと思っております。ぜひ楽しみにしていてください！」
竹中「みなさん、最近キュンキュンしてますか？ 『佐々木と宮野』は、夏にピッタリの青春ラブコメ作品です。この夏、ぜひ一緒にキュンキュンしましょう！」
（取材・文：前田有貴）
菊池修司さん
「気軽にどこにでもいける自家用ジョット機が欲しいです。
たくさんのところに行って、美味しいものや、観光スポットなど、いろんな所にすぐにいけるのが、理想です。また、ジェット機の中は、よくドラマや映画などで観ていたので、とても居心地が良く、羨ましいなと思っていました！」
竹中凌平さん
「レッドカーペットを歩きたい。
役者を始める前、高校生の頃だったと思います。自分と同年代の俳優が、レッドカーペットを歩く映像を見ました。単純に羨ましく思ってました。あれから10年以上が経ちます。まさか、自分が俳優という職業を選ぶとは思いもしませんでした。神様に頼むことでもありませんが、いつかレッドカーペットを歩ける俳優になりたい。これからも向上心を忘れずに、ひたむきに邁進して参ります」
プロフィール
菊池修司（きくち・しゅうじ）
1995年11月10日生まれ、東京都出身。2015年、Sony Music×smart モデル・俳優・タレントオーディション第２弾で準グランプリを受賞。雑誌「smart」の専属モデルとなる。2016年より劇団番町ボーイズ☆のメンバー。主な出演舞台に、『東京リベンジャーズ』シリーズ 半間修二役、『紅葉鬼』シリーズ 綾木千広／繁貞役など。
竹中凌平（たけなか・りょうへい）
1993年9月22日生まれ、千葉県出身。2015年、東京ワンピースタワー「ONE P IECE LIVE ATTRACTION」モンキー・D・ルフィ役でデビュー。主な出演舞台に、『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGE シリーズ 沢田綱吉役、『あんさんぶるスターズ！ THE STAGE』シリーズ明星スバル役など。
公演情報
舞台『佐々木と宮野』
日：2022年7月23日（土）～31日（日）
場：シアター1010
料：S席［1階席］9,900円 A席［2階席］7,700円（全席指定・税込）
HP：https://officeendless.com/sp/sasamiya/
問：公式サイト 問い合わせ欄よりお問合せください
