5周年を迎えた人気スマホアプリの舞台版、饗宴『茜さすセカイでキミと詠う~絆~』(通称“アカステ”)の再演が6月におこなわれる。物語の舞台は日本の偉人と同じ名を持つ“ツクヨミ男子”が暮らすパラレルワールドで、ヒロインは“太陽の巫女”として、彼らとともに太陽を取り戻す旅に向かう。観客をヒロインに見立てて進行するという没入感たっぷりの今作は、上野に新設された飛行船シアターで上演される。
同劇場での2.5次元作品の公演は今作がはじめてということで、高杉晋作役の千葉瑞己、安倍晴明役の福山聖二も背筋が伸びる思いだと語る。
千葉「初演のときは本格的な殺陣に挑戦するのがはじめてで、聖二くんにたくさん教えていただいたのが思い出です。今回は再演ということで、僕自身の成長をお見せしつつ、新しくカンパニーに入ってくるキャストを座長として温かく迎え入れて、パワーアップした“アカステ”をお届けしたいと思います!」
福山「飛行船シアターで2.5次元舞台がおこなわれるのは“アカステ”が初ということで、緊張しますね。制作発表会で同劇場に立たせてもらいましたが、マッピングが天井や壁の方まで映るんです! 舞台の奥行きが増して、より世界観に没入して観ていただけるんじゃないかと」
今作は再演ということもあり、すでにスタッフ・キャストの結束が出来ている分、2人の表情も心なしか朗らかに見えた。そんな中、再演ならではの楽しみとは?
福山「台詞を覚える、キャラクターと世界観を掴むという過程が減る分、少し余裕をもって作品をブラッシュアップ出来るかなと。その分、新たにカンパニーに入ってくるメンバーを全力で支えたいと思います。劇場も変わって新たな“アカステ”をお見せ出来るよう稽古に励みますので、ぜひ劇場に足を運んでいただけると嬉しいです」
千葉「僕が演じる高杉晋作はぶっきらぼうでとっつきにくそうに見えますが、実は優しくて人情味のある男。初演ではそのバランスが難しくて、原作と現場のスタッフさんといろいろ模索しました。今回は再演なのでキャラクター再現度が上がっている分、より繊細な芝居が出来ればと……! アプリで高杉晋作を演じているKENNさんと先日対談動画撮影の機会があったのですが、その際にかけていただいた言葉を胸に、自信を持ってお届けしたいと思います!」
(取材・文:通崎千穂 撮影:間野真由美)
千葉瑞己さん
「温泉旅行にいきたいです!! 広いお風呂が好きなので、ゆっくり温泉に入りながら、のんびり過ごしたいです!! 山とか海とか、景色のいいところだとなお最高です!! その土地の美味しいものだったり、美味しいお酒を飲んで、温泉で心と身体を癒して……。そんな一週間を過ごしたいです!!」
福山聖二さん
「普段会えないお世話になっている人達への挨拶回りをしたりしてのんびり過ごしたいですね。人から貰えるパワーって凄いみたいなので、元気ですって姿を見て貰えるだけでも元気をあげられるし、自分の魂も癒されるので、そういう事に時間を使いたいと思います!」
プロフィール
千葉瑞己(ちば・みずき)
2月26日生まれ、宮城県出身。声優・俳優として活躍中。主な出演作に舞台版『Identity V /第五人格』シリーズ イライ・クラーク役、ミュージカル『ピオフィオーレの晩鐘』ニコラ・フランチェスカ役、アニメ『フットサルボーイズ!!!!!』十河夏輝役など。ツキプロ所属アイドル「infinit0」の御風呂庵役としても知られ、同役で舞台版にも出演した。
福山聖二(ふくやま・せいじ)
9月17日生まれ、東京都出身。2009年、ミュージカル『テニスの王子様』向日岳人役で舞台俳優デビューし、以後様々な作品に出演。主な出演作に『abc ☆赤坂ボーイズキャバレー』シリーズ 西遼次役、『下天の華』シリーズ 織田信行役、『ティアムーン帝国物語 THE STAGEⅡ』アベル役、リアルシュチュエーションバラエティ「人狼男子」など。
公演情報
饗宴『茜さすセカイでキミと詠う~絆~』再演
日:2022年6月17日(金)~20日(月)
場:飛行船シアター
料:パンフレット付12,000円 一般8,800円(全席指定・税込)
HP:https://hikosen.co.jp/eigeki/akaseka/
問:饗宴『茜さすセカイでキミと詠う~絆~』公演窓口 mail:eigeki_akaseka@hikosen.co.jp
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©饗宴「茜さすセカイでキミと詠う~絆~」製作委員会