ゴジゲン松居の観劇心理テスト ~ 今宵あなたを癒さない~

Case.145 マスクを着けるか着けないか、それが問題だ

ハプニング1

マスク着用に関しては個人の判断に任せる、という流れになって、ようやく世の中的にも安心感が出てきたが、観劇に関しては、各劇場や各団体の観劇ガイドラインに準ずる形だ。観に行った劇団公演が、『観劇中のマスク着用は自由』という形だった。え、外していいの? でも、そわそわするなぁ。周りの人も戸惑っているしなぁ。さぁ、どうする?

◇マスクして観劇する〈CLICK〉

◆マスクを外して観劇する〈CLICK〉

 

◇ハプニング2

マスクして観劇中、面白くて笑ったりしていると、だんだん息するのが苦しくなってきた。周りの人も、途中からマスクを外している人もいるみたい。呼吸しづらいし、ちょっとだけマスクをずらしてみようかな、いやでもやっぱり我慢しようか……。さぁ、どうする!?

A マスクを外すのは絶対だめだ〈CLICK〉

B 顎マスクで観よう〈CLICK〉

 

◆ハプニング3

マスクを外すと、とんでもない開放感がある! そういえば3年前はこうして観劇するのが普通だったな……。周りを見ると、半分以上の人がマスクをしている。少し肩身が狭く感じつつ、観劇中に笑えるシーンが! 笑いたい! でも飛沫が飛ぶかも!? さぁ、どうする!?

C 声を出して笑う〈CLICK〉

D 声を出さないように我慢する〈CLICK〉

 

診断結果

A緊急事態宣言タイプ

街ではマスクを外している人も増えている気がしますが、まだまだマスクを外すのも憚られますよね。閉鎖的な劇場なら尚更です。君の中の緊急事態宣言は、まだ鳴り続けている。その心がけは美しいものですが、息しづらくなったら少しだけ外して大丈夫ですよ!
〈ラッキー5月病対策〉散歩 ……太陽が気持ちいい

 

B パンがないなら、なぜパンがないのよ?タイプ

顎マスクなんて意味がない、と少し前に問題になりましたが、意味の有無ではなくて『いつでもマスクをする心得がある』という周りへの配慮、なのです。ちょうどマスクからノーマスクになっていくこの過渡期で、この顎マスク、というのは橋渡しになるのかもしれません。
〈ラッキー5月病対策〉ストレッチ ……肩甲骨を動かせ

 

C パンがないなら一旦探してみましょうタイプ

マスクを外して大声で笑う。当たり前のことなのに、書いてみるとすごく背徳的に見えますね……。でも少し前は当たり前だったし、これからその当たり前に戻るべきではあるんです。あなたがその筆頭になるのですね。だけど、ああ、周りがマスクして沈黙の冷たい視線が!
〈ラッキー5月病対策〉買い物 ……散財しよう

 

D パンがないなら我慢するわタイプ

マスクを外すなら、声を出さないようにしちゃいますよね。笑いたいなら、その都度マスクをして笑う。その手間だけであなたが、とても愛おしく見えます。僕らは、一生懸命この世界を生きてきたんだな、そしてこれからも生きていくんだな。夏には元通りを信じて!
〈ラッキー5月病対策〉旅行 ……遠くの町へラララ

 

今月のお言葉

いろんな風に誤解されたいと思ってる。
ひとつの誤解じゃなくて、実はこうだ、いや、こうだって。それが理想。

―――――草野マサムネ(ミュージシャン)

世の中が元通りになっていく足音がしますね。しかし大事なのは、そこに置き忘れてしまいがちな沢山の思いや景色や、言葉たちです。嫌な3年間だったな、ではなくて、かけがえない3年間だったな、と思いたいです。そう考えながらスピッツを聞いてます。スピッツの皆さまとゴジゲンの僕で、映画を作りました。『劇場版 優しいスピッツa secret session in Obihiro』6月2日から公開。浄化されます。

プロフィール

松居大悟(ゴジゲン主宰)

監督した『劇場版 優しいスピッツ』6月2日公開。
J-WAVE「JUMP OVER」毎週(水)26時~ 27時。

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