毛利亘宏× 西森英行タッグで贈る新プロジェクト 第2作! 性別を選べる世界をもがく、2人の“男”の愛と葛藤

毛利亘宏× 西森英行タッグで贈る新プロジェクト 第2作! 性別を選べる世界をもがく、2人の“男”の愛と葛藤

 大人気シリーズ『メサイア』を生み出した、毛利亘宏(脚本)×西森英行(演出)のタッグが手がけるプロジェクト『HELI‐X』。第三次世界大戦後の島国・大和を舞台に、自由に性別の変更を行える技術「TRANS」と、「TRANS」の施術を受けた者に発現する能力「HELI‐X」を巡る壮大なストーリーが注目を集めた1 作目に続き、今作『HELI‐X Ⅱ ~アンモナイトシンドローム~』が上演される。


 主人公・アガタを演じる菊池修司は「前作はみんなで試行錯誤しながら世界観を作り上げていきましたが、今作はもう一歩踏み込んだ、より濃密な作品になると感じています。稽古も攻めの姿勢です」と語る。
 一方、もうひとりの主人公・ゼロを演じる玉城裕規は「なるべく自由に、心を豊かに演じたい」とコメント。

菊池「アガタとカイの顔は瓜二つ。ゼロのカイに対する思いを聞いてアガタが何を思い、どう変化していくか、お互いの思いにどう決着が着くのか、楽しみにしてくれたらなと思います」

 また、登場人物の多くが「TRANS」で性別を変えた過去があるというのも本シリーズの大きな特徴だ。ゼロも元女暗殺者という役どころだが、玉城は「特に(女性らしさを出そうと)意識はしていません。毛利さんの脚本と西森さんの演出に真っ直ぐ向きあっています」と語る。

菊池「性別についての問題や悩みは、僕たちの身近にもあるもの。お客さんにも、それぞれのキャラクターの葛藤を感じ取ってもらえたらと思います」

玉城「『HELI‐X』はまだ始まったばかり。これから更に広がっていく世界を、ぜひ一緒に歩んでいきましょう!」


(取材・文:いつか床子 撮影:友澤綾乃)

近頃日本でも定番イベント化したハロウィン。「一度はやってみたい!」「過去やったこれはハマった!」「これは見ていて面白かった!」という仮装を教えてください。

玉城裕規さん
「ハーレークイン。出来ないことは百も承知なのですが、願望だけはあって、キャラクタービジュアルが好きで憧れます」

菊池修司さん
「ゾンビ映画が大好きで、ゾンビの仮装をしてみたいです。ティッシュや絵の具などで、手軽に痛々しい傷や血の跡ができるみたいなので、やる際にはそれも挑戦してみたいです」

プロフィール

玉城裕規(たまき・ゆうき)
 1985年12月17日生まれ、沖縄県出身。2010 年、欧州で開催された「Japan Anime Live」で『NARUTO – ナルト-』サスケ役を務めたことをきっかけに舞台『少年ハリウッド』に出演。その後も舞台・ドラマ『弱虫ペダル』東堂尽八役、舞台『ライチ☆光クラブ』ジャイボ役、『Messiah メサイア』周康哉役、舞台『刀剣乱舞』小烏役など、数多くの話題作に出演している。
 近年では映像作品へも活動の幅を広げ、『新宿スワンⅡ』(園子温監督)、『ONLY SILVER FISH』(西田大輔監督)などに出演。2021 年公開の映画『さよなら グッド・バイ』では主演を務めた。

菊池修司(きくち・しゅうじ)
1995 年11月10日生まれ、東京都出身。2015 年にSmart×SonyMusic のオーディション第二弾で準グランプリとなりモデルデビュー。翌年、男性演劇集団「劇団番町ボーイズ☆」に正式加入して俳優業をスタートした。劇団の本公演に出演しながら外部作にも積極的に参加しており、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』、舞台『紅葉鬼』、舞台『メサイア ―黎明乃刻―』、ミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計篇、舞台『東京リベンジャーズ』などの話題作に出演。ほか、『40万分の1』(井上博貴監督)などの映像作品にも幅広く出演。玉城とは『HELI-X』にて初共演。

公演情報

舞台「HELI-X Ⅱ ~アンモナイトシンドローム~」

日:2021年10月7日(木)~17日(日)
場:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
料:9,800円(全席指定・税込)
HP:https://www.heli-x-p.com/2ammo/
問:オデッセー tel.03-4426-6303
  (月・水・金13:00~17:00/祝日除く)

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