芥川賞作家柳美里ホラー小説原作　舞台『雨と夢のあとに』ビジュアル解禁！神尾佑・オクイシュージも脚色に参加！ │ シアターウェブマガジン［カンフェティ］

Yプロジェクト主催、『雨と夢のあとに』が2023年8月16日 (水) ～2023年8月20日 (日)に渋谷区文化総合センター大和田伝承ホール（東京都渋谷区桜丘町23-21）にて上演されます。この度、ビジュアルが解禁されました。

舞台「雨と夢のあとに」のビジュアルが遂に公開！
そして今回、主演の神尾佑とオクイシュージも脚色に参加。笑って泣ける感動ストーリー

神尾佑が今回作品に出演することになったきっかけが柳美里の原作「雨と夢のあとに」と出会えた事だと語る。そしてYプロジェクトのプロデュース公演としては１年ぶりの作品。
２年余りの感染対策が明けて世の中が少しずつ変わり始める現在、敢えて18年前に話題となった小説を舞台化することとなったのは、今だからこそ本質的な親娘の愛、本当の意味での愛を表現できるのではないかと、新たな気持ちで演出・俳優を一新させた公演である。

そして今回演出・脚本として抜擢された中條孝紀は演劇ユニットZEROBEAT.を立ち上げた俳優でもある。本を書くにあたり、演劇の大先輩と慕う神尾佑（北区つかこうへい劇団一期生）に相談をすると、神尾は他の舞台稽古中にも関わらず、脚色を協力してくれた。更に同キャストのオクイシュージ（オクイもまたソロ演劇ユニット「国産第1号」の主宰でもある）も参加し、何度も打ち合わせを重ねて台本を作り上げた。

それぞれ、色の違う芝居畑で育った３人の想いが合致して出来上がった今作品であるが、この世界ではそんな合致は奇跡だと言う。そんな俳優陣が魂を込めて作り続けている「雨と夢のあとに」は現在、舞台稽古真っ最中。そしてビジュアルがついに公開となった！

神尾佑（桜井朝晴役）の娘役である市瀬瑠夏（桜井雨役）は実は幼い頃に実父を亡くしている。そんな市瀬は神尾を本当のお父さんのように慕い、そんな2人のやりとりは稽古中でも全員が心打たれ涙するほど。また、オクイシュージ扮する早川岳男の家族はとても仲の良い家族。オクイのリードもあって「本当に家族なのでは？」と錯覚するほどに息がぴったりなのだ。特に早川の妻を演じる芳本美代子の妙々たる演技も魅力のひとつ。息子の北斗役は、最近多方面の舞台に出演し演技の幅を広げている横山統威（元「祭nine.」メンバー）。そして、この話の鍵を握る重要人物・歌手の野中マリアを演じる櫻井淳子は、美しく妖艶な姿を撮影で披露している。その他、実力派俳優の鳴海剛、北嶋マミ、三浦剛、小寺利光（元DIAMOND☆DOGS）、側見民雄、中川和恵など個性豊かな俳優陣が脇を固める。毎日暑い中、熱い稽古で日々進化しているこの作品は、原作を読んでいる方も読んでいない方も必ず楽しんでいただける舞台となることだろう。