『流々転々』幕開け直前の稽古場から、演出・小野寺修二、出演・鈴木浩介、美弥るりか、ビジュアル&コメント到着!

神戸文化ホール開館50周年記念事業をしめくくる新作舞台『流々転々 KOBE 1942-1946』、稽古場からの最新ビジュアルと演出・出演の小野寺修二をはじめとする出演者のコメントが到着した。
昭和17年の冬、東京から神戸へやってきた主人公”私”(西東三鬼)、トアロードにあった”国際ホテル”で出会う人々ー娼婦の波子と後に”私”の妻となる絹代の二人の女性 ー 舞台では、”私”を鈴木浩介、二人の女性を美弥るりかが演じ分ける。

2025年から約1年にわたり、神戸の街でのリサーチや滞在制作の過程を重ねての創作で、台本を山口茜(トリコ・A/サファリ・P主宰/ メニコンシアターAoi 芸術監督) 、演出を小野寺修二(カンパニー・デラシネラ)が手掛ける。コメント全文は以下の通り。

◆小野寺修二…演出/「憲兵」役

神戸の街で過ごす時間を重ねるごとに、最初に感じていた印象が大きく変わるというよりも、むしろ細部がどんどん鮮明になってきました。自分自身の中では、何かが確実に変化している感覚があります。ただ、その変化がはっきりと形になるのは、もう少し先かもしれません。それでも、神戸で受け取った刺激は、これから表現を続けていく上で大きな力になると感じています。 鈴木浩介さんとは今回が初めてのタッグですが、高い表現力とポテンシャルを持った方だと改めて実感しました。鈴木さん自身から多くの提案があり、それを一緒に試していく時間を十分に持てたことは、とても幸福な経験でした。 また、美弥るりかさんは、稽古の最初からとても“かっこいい”存在で、一つひとつの表現を丁寧に獲得しながら、作品に鮮烈な輪郭を与えてくれています。その姿勢や佇まいは、稽古場全体にも強い刺激を与えていました。

撮影:岩田えり

東京で進めていた稽古と、神戸で関西の俳優・ダンサーと合流してからの稽古とでは、作品の様相は大きく変わりました。ほとんどのシーンが当初の想像とは異なる形に変化しています。それはまさに、キャスト一人ひとりの力によるものだと思います。 動きや構成を考える際に大切にしているのは、「嘘のないこと」です。

何を嘘と感じるのかを問い直しながら、今なぜその行為をしているのか、どういう立場にあるのかを、俳優たちと丁寧に共有してきました。答えを押しつけるのではなく、ディスカッションを重ねることで、それぞれが腑に落ちる形を探っていく。そのプロセス自体が、今回の創作の核になっています。 稽古場でできることは、ひとまずやり切ったと感じています。これから劇場に入り、空間が変わることで、また新しい景色が生まれるはずです。本番までの限られた時間の中で、まとめるというよりも、むしろさらに広げていく。その可能性を楽しみにしています。

◆鈴木浩介…「男」役

撮影:岩田えり

台本を頂いた時から「きっと難しくなるだろうな」と思っていたのですが、実際に稽古が始まると、その想像を遥かに超える難しさに直面しました。一歩踏み出し、半歩下がるような、試行錯誤の毎日。それでも、演出の小野寺さんとアイデアを出し合いながら稽古を重ねる中で、少しずつ手応えを感じていきました。 神戸を舞台にした作品、素敵なエピソードが盛り沢山です。だからこそ、神戸の皆さんと力を合わせて良い作品にしたいという思いで、日々取り組んでいます。皆さまの心に響き心に残る、そんな舞台になりますように。

◆美弥るりか…「波子」・「絹代」役

撮影:岩田えり

私が演じる波子という役は、本当にどんな風にも解釈できる女性で、自分なりの指針を探りながら向き合っていきたいです。ご一緒している皆さんから学ぶことも多く、自分の幅が広がる実感があります。 神戸で舞台に立てることは、本当に嬉しいです。兵庫県は私にとって第二のふるさとのような場所。関西の皆さまに、ぜひ神戸でこの作品を楽しんでいただけたら嬉しいです。

◆大西彩瑛…「映写技師を目指す女」役

稽古が始まってから、緻密な作業を毎日積み重ねています。一人欠けても成り立たない、一人ではできないシーンが重なっていく作品です。

◆小倉笑…「リリー」役

多種多様なキャラクターが登場するのが、この作品の大きな魅力です。原作を読んでからご覧いただくと、より楽しんでいただけると思います。

◆高阪勝之(男肉 du Soleil)…「オーナー」役

新しい挑戦をたくさんさせてもらえる、とても刺激的な稽古場です。これがどんな作品に結実するのか、僕自身とても楽しみにしています。

◆中村るみ…「オーナー妻」役

原作『神戸・続神戸』とあわせて楽しんでいただきたい作品です。舞台を観てから本を読む、本を読んでから観る、そのどちらもおすすめです。

◆布目慶太(幻灯劇場)…「若い男」役

稽古を重ねるごとに物語がどんどん膨らんでいきます。とても魅力的な作品になっていると感じています。

◆藤原大介(劇団飛び道具)…「パパさん」役

どこにたどり着くのか分からないまま、全速力で進んでいる稽古場です。ぜひその行き着く先を、劇場で一緒に体験していただけたらと思います。

◆まえかつと(コトリ会議)…「憲兵」役 ほか

走ったり、踊ったり、物を動かしたりと、舞台上ではさまざまなことが起こっています。視覚的にも楽しんでいただける作品になると思います。

◆峯素子(街の劇)…「原井」役

舞台が神戸であることで、国際性や多様性が自然と立ち上がってきます。神戸らしい、おしゃれで面白い作品になっていると思います。

◆村角ダイチ(THE ROB CARLTON)…「白井」役 ほか

小野寺さんの頭の中のイメージが、どんどん形になっていく稽古場です。そこに鈴木さんと美弥さんが加わり、すごいエネルギーが回っています。

◆保井岳太…「基隆(キールン)」 役

神戸の空気を体で感じながら稽古をしています。その身体が舞台に立ったとき、どう見えるのか、今からとても楽しみです。

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公演情報


神戸文化ホール 開館50周年記念事業
『流々転々 KOBE 1942-1946』

日:2026年2月14日(土)・15日(日)
場:神戸文化ホール 中ホール
料:一般5,500円
  神戸割[市内在住・在勤]5,000円
  25歳以下2,500円 高校生以下1,000円
  ※各種割引は要身分証明書提示
  (全席指定・税込)
HP:https://www.kobe-bunka.jp/hall/
問:神戸文化ホールプレイガイド
  tel.078-351-3349(10:00~17:00/月休
   ※祝日の場合は翌平日が休業)

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