劇団おぼんろ第27回本公演『ヂャスヴュラ』開幕!開幕コメント到着!!

劇団おぼんろ第27回本公演『ヂャスヴュラ』開幕!開幕コメント到着!!

劇団おぼんろ第27回本公演『ヂャスヴュラ』が2026年2月12日(木)に下北沢本多劇場にて開幕した。

おぼんろ主宰・末原拓馬 開幕コメント

劇団という文化そのものが絶滅の危機にあるときくようになって久しい昨今ではありますが、劇団でしか創り得ないものがあるのも事実だと確信してやって参りました。エンターテイメントとアートの狭間で自分たちの表現を追い求め続け20年近くが経ちました。
あらゆる劇場を借りることができなかった駆け出しの頃に、路上独り芝居から始まり、時には廃工場を借りて特設劇場に改造したり、テントを立てたりもしました。海外に招聘されたこともありました。劇団の過ごしてきた様々な軌跡のすべてが僕らの物語で、そして今回の公演はその一番新しい瞬間です。ここまでに出会ってきたすべての方々への絶え間ない感謝の気持ちを抱き、その出会いの先に存在する自分たちを誇らしく思います。本多劇場という場所でやれることを光栄に思いながら、場所の持つ目には見えない力に衝動をもらっています。
井の中の蛙が海を知り、そしてどうなるのだ、という物語を描きました。
僕らは、物語は世界を変えるということをただひたすらに信じ、そうしたいと切望して活動し続けて参りました。そんな突拍子もない夢を微塵も疑うことなく信じ込み、ひた走ってこれたのです。それから、たくさんの現実を知りました。そして僕らはいま、どうなるのだ。そこに、自分たち自ら目を向けたいのです。
変わり続けたいと願ったかつての僕らは、いつしか変わりたくないと願うようになり、けれど、変わらないことの安心と引き換えに自分たちが死んでいくような緩やかな絶望を抱いたりもします。
そんな僕らが今この瞬間、やっぱり夢を見続けていたいと叫んでみる、そんな物語です。どうかご参加いただければ幸いです。

<脚本・演出 末原拓馬 プロフィール>
劇作家、演出家、小説家、俳優、イラストレーター。
早稲田大学在学時、2006年劇団「おぼんろ」を旗揚げ。
「おぼんろ」は大人のための寓話を紡ぎ出すことを特徴とし、その普遍性の高い物語と独特な舞台演出技法によって注目を集めてきた。
2021年「おぼんろ」オリジナル公演『瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった』を作・演出・出演。
さらに同作品の小説を講談社より出版。劇団公演は毎年実施しており、近年は劇団だけでなく外部の舞台や朗読劇の脚本、演出など活動の幅を広げている。
他にもグッズのイラスト、小説の挿絵、舞台の衣装デザインなどアーティスト活動も行っている。


『ヂャスヴュラ』あらすじ

昔々、はたまた未来かあるいは現在か。
人類が絶滅し、雨がめったに降らず、生命が生き延びるには厳しい世界で、小さな動物たちは肩を寄せ合って生きていた。
<ヂャスヴュラ>というのは、その島の連中が眠ったときに見る夢に出てくる巨大なヘビ。
それが恐ろしかったという者もいれば、美しかったという者もいる。
この蛇の夢の恐怖で自ら命を立つ動物が後を絶たないのが、この島だった。
 
「これ以上、夢を見ないように」
 
長男カエルのザビギジンは、末っ子カエルのタミッケルと共に、生き物を「乾眠」へと誘い財産を奪い取る詐欺蛙に成り果てていた。
「あいつはどこへ行った?」 
そう、彼らカエルは三兄弟。真ん中カエルのロンリと共に、かつては井戸の中で暮らしていた。
「お前らは世界を変える蛙だ」
父代わりのイモリ、モリノコセが語りかけると、カエルたちは奮起する。
ここから見える月はわずか4分58秒。ここから飛び出せばよもや一晩中月の姿を見られるかもしれない。
闇雲な努力の末、日に日に高く飛び上がれるようになったカエルたち。
「届けぇぇぇーーーー!!!」
井戸の縁を掴むと、三匹揃って初めての世界に足を踏み入れた。
 
しかし、眼前に広がるのは思いもしない光景。荒廃し干からびかけた大地だった。
 
ぶっきらぼうなヤドカリのヤドガダラに連れられて、人間の残した巨大な建物に着く。そこではたくさんの生き物が、険しい顔をし、身を寄せ合っていた。
彼らは口々に言う。
「今日もヂャスヴュラの夢を見た」
この島にはどうしてか雨が降らない。干上がっていく池、色を失った木々、そして巨大な蛇――ヂャスヴュラの悪夢。
そんな彼らを救う雨乞いの儀式の歌を歌う、片翼のフクロウ、ホーホメッグ。
「恐れるな まだ見ぬその夢を 忘れるな あの夜のその夢を」
儀式を続けたある夜、降り出した大粒の雨。湧き上がる歓声の中、末っ子カエルは心に決める。

「ねぇ僕ら兄弟を弟子にして!」
 
世界のあらゆるものが彼らを包む。
そんな、海を知ったカエルの物語。

公演概要

劇団おぼんろ 第27回本公演 『ヂャスヴュラ』 
(第36回下北沢演劇祭参加作品)

【公演期間】 
2026年2月12日(木)~2月15日(日)
全7ステージ
【劇場】
下北沢 本多劇場
【脚本・演出】
末原拓馬
【出演】
さひがしジュンペイ、わかばやしめぐみ、高橋倫平、末原拓馬(以上、おぼんろ)
井俣太良(少年社中)、塩崎こうせい

2/12(木)2/13(金)2/14(土)2/15(日)
13:00 13:0011:00
18:3018:30 18:0015:00

全席指定
上演時間2時間15分(予定)・受付開始は開演1時間前/開場は開演45分前
2/13(金)は客席に収録カメラが入ります

【料金】入場無料 🪙完全投げ銭制🪙
🎟️お客様には事前にお席だけご予約のうえご来場いただき、チケット代は当日投げ銭になります。
終演後に語り部またはスタッフが持っている「いいね投げ銭ボックス」にお客様が感じた金額を投げ銭していただきます。🎟️

※本公演ではバリアフリー対応として障がいをお持ちのお客様に当日上演前に台本のお貸し出しをいたします。ご希望のお客様は事前におぼんろ制作部までご連絡いただきますようお願いいたします。
※車椅子でご来場されるお客様はお席の準備がございますため、チケットご予約前におぼんろ制作部までご連絡いただきますようお願いいたします。

公演に関するお問い合わせ: おぼんろ制作部 obonro.info@gmail.com

おぼんろ公式サイト: https://www.obonro-web.com
おぼんろ公式 X:@obonro_new

劇団おぼんろとは

劇団おぼんろは大人のための寓話を紡ぎ出すことを特徴とし、その普遍性の高い物語と独特な舞台演出技法によって注目を集めてきた。主宰の末原拓馬の路上独り芝居に端を発し、現在は4000人近くの動員力を持つ劇団に成長。抽象舞台を巧みに用いるおぼんろは廃工場や屋形船、オリジナルの特設テントなど様々な場所でも公演を行い、どんな場所でもまるで絵本の中に潜り込んだようなエンターテインメントを紡ぎ出してきた。語り部の息遣いが聞こえ、温度さえも伝わる迫力に参加者(観客)は胸を高鳴らせ、日常を忘れて物語の世界に浸る。野外での特設テントでの上演や、サーカスパフォーマンスとの融合にも挑戦し、2023年に3階建ての特設劇場にて上演された『ゲマニョ幽霊』は海外演劇祭での招聘が決定。老若男女、国内外の観客から絶大なる人気を誇る。

Advertisement

プレスリリースカテゴリの最新記事