ド・パールシム#3『欲情と微笑』(作・演出 新井孔央) 公演情報公開!

ド・パールシム#3『欲情と微笑』(作・演出 新井孔央) 公演情報公開!

 
2023年に東京⼤学で旗揚げし、東京を中⼼に活動を⾏う演劇団体「ド・パールシム」の新作公演『欲情と微笑』が12⽉10⽇(⽔)〜14⽇(⽇)に⼩劇場楽園にて上演されます。

作・演出を務める新井孔央は⽇本劇団協議会主催「⽇本の劇」戯曲賞2023で佳作受賞し、無隣館インターナショナルに選出されるなど、若⼿劇作家として次第に注⽬を集めています。妥協ない「性」や「愛」の表現、緻密に構成された会話を武器に、独⾃の視点で現代社会を描いていく演劇ユニット「ド・パールシム」の新作公演に、ぜひご来場ください。
 

公演概要

【タイトル】
ド・パールシム#3『欲情と微笑』

【公演⽇程】
2025年
12⽉10⽇(⽔) 18:30開場/19:00開演
12⽉11⽇(⽊) 13:30開場/14:00開演
12⽉11⽇(⽊) 18:30開場/19:00開演
12⽉12⽇(⾦) 13:30開場/14:00開演
12⽉12⽇(⾦) 18:30開場/19:00開演
12⽉13⽇(⼟) 13:30開場/14:00開演
12⽉13⽇(⼟) 18:30開場/19:00開演
12⽉14⽇(⽇) 13:30開場/14:00開演(計8ステージ)

【会場】
⼩劇場 楽園
〒155-0031 東京都世⽥⾕区北沢2丁⽬10−18
京王井の頭線、⼩⽥急線「下北沢駅」東⼝改札より徒歩3分

【⼊場料】
⼀般(予約) 3800円
⼀般(学⽣) 2800円(要学⽣証)
当⽇ 4000円
応援チケット 7000円
(上演台本、上演⽇記、ド・パールシムステッカー、公演ポストカード付き)

【チケット取扱】(当⽇現⾦精算のみ)
シバイエンジン
https://shibai-engine.net/prism/pc/webform.php?d=ja4rxyuy
※全席⾃由席です。お座席は開場時より受付順に、空いているお席にお座りください。



ある滅亡に瀕した⼩国に、⼀⼈の⼥性が嫁いだ。
⼀切笑う事のない彼⼥の魅⼒は、次第に国を飲み込んでいく。
「愛」と「欲望」を巡った、愛憎会話劇。


〈あらすじ〉
世界のどこか。国々は分裂し、互いに統⼀を図っていた。
ある⼩国は、滅亡の危機に瀕していた。⻑く続く戦争や腐敗した政治で国は荒れ、性と欲
望に乱れていた。
その国の若い王に、隣国の⼥が嫁いだ。彼⼥は⼀切笑うことがなかった。彼⼥の隠された
笑顔とその魅⼒は、次第に国を飲み込んでいった……
⼈々の⼼の深くを抉り出す、濃密な「愛」と「性」を巡った、愛憎会話劇。

〈出演〉
⾚松怜⾳
⼤島夏紀(演劇集団SINK)
⽩藤翔太
⽥野倉雄太
藤⽥頼奈
和束⼀之介(はじめ幾画)
草加陽⼦(ド・パールシム)

〈スタッフ〉
作・演出 新井孔央(ド・パールシム)
舞台監督 加藤葉⽉
舞台美術 荒川真央⾹(荒川design)
照明   中村仁(⿊猿)
⾳響   ⽉⾒⾥りた
制作   楠⽊英瑠
企画   ド・パールシム
助成   公益財団法⼈東京都歴史⽂化財団
     アーツカウンシル東京
     [スタートアップ助成]



〈作・演出 新井孔央コメント〉

ド・パールシム3本⽬の作品は、滅亡に瀕した架空の国を舞台にした、「愛すること」「⽣きること」を巡ったお話です。⼈間の⽣と死が⽣⽣しく感じられる世界での愛の形を、濃密な世界観で描きながら、「⽣きていくとは何か」という⼤きなテーマに向き合います。

そして、今作品のテーマは「⼈間の希望」と「⼈間の肯定」です。作品の混沌とした世界、その後ろで⼤きな絶望が影を潜めているような世界は、どこか現実と通じる部分があるはずです。そんな世界の中で、⼈間がガムシャラに⽣きていく姿を、もう⼀度捉え直していきたいと思っています。

ド・パールシムは、演劇は社会に対して何ができるのかということを真剣に考えてきました。それはただ⾃明なことを描く演劇とも、その場で消費されてしまう演劇とも違う、現代という混沌に真正⾯から対峙することを⽬指しています。「愛」と「性」が絡み合う⼀⾒暗い演劇の中で、我々が⼀歩⼀歩この世界を⽣きていく感覚を思い出していきたいのです。

架空の国を舞台にした本作品は、今までのド・パールシムの作品の中でも⼀際ファンタジー性の⾼い作品です。しかし、欲望や性愛に対して正直な登場⼈物の⾔動は、どこか観客の皆様が⾃分のことだと思えるでしょう。そんな中から、この世界で⽣きていくことの希望を掬い出して、⾃分のことを好きになれる作品になればいいなと思っています。「⼈間」のことを愛するこの世界を、⼀⼈でも多くの⼈々と共有できますように。

作・演出 新井孔央



〈ド・パールシムについて〉

新井孔央(作・演出)と草加陽⼦(俳優)による演劇団体

2023年4⽉、「劇団ド・パールシム」として東京⼤学で新井孔央が旗揚げ。2024年3⽉より演劇団体
「ド・パールシム」として現体制で活動。⼈間の逃れられない⾃意識と、切実な性愛を通じて、⽣と死に挟まれた私たちの世界を、全編緻密な会話のみで描く。妥協のない⼈間の真に迫る描写、重厚な作品テーマを描き切る構成⼒、独⾃の視点から世の中の出来事をクリティカルに描いていく作品の社会性で評価を得ている。

作・演出の新井孔央は著作『杳たる⽉』で⽇本劇団協議会主催「⽇本の劇」戯曲賞2023佳作受賞。

web…https://www.do-parusimu-engeki.com
X(旧Twitter)…https://x.com/do_parusimu
メールアドレス…gekidan.doparusimu@gmail.com
 

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