【間もなく販売開始!】オフ・ブロードウェイの衝撃作!舞台『リンス・リピート ―そして、再び繰り返す―』

2025年4月より紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて、舞台『リンス・リピート ―そして、再び繰り返す―』が上演される。

本作は、2019年に現代に潜む家族問題を扱い、オフ・ブロードウェイの話題をさらっている。

娘・レイチェルが摂食障害を患ったことで浮彫になる、家族のすれ違いと苦悩を描いた作品であり、今回が日本初上演となる。

2023年オフィスコットーネ 「加担者」・PARCO劇場「幽霊はここにいる」の演出で第30回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞、2025年にはミュージカル『Once』の演出を行う、注目の演出家であり文学座所属の稲葉賀恵が演出を担当する。

移民ながら弁護士としてのキャリアを築き、仕事と家庭のはざまで葛藤する母親・ジョーンを演じる寺島しのぶ。仕事と家族、そして女性という枠組みの中で揺れ動く難役を、どのように演じるのか期待が膨らむ。摂食障害を患いながらも愛する家族と生きようとする娘・レイチェルを吉柳咲良。息子・ブロディに富本惣昭、レイチェルのセラピストであるブレンダを名越志保、優しさと不器用さを持ち合わせる父・ピーターに松尾貴史を迎える。

摂食障害をきっかけにあらわになった歪な家族関係や、自身の本当の気持ちと現実の中でどのように折り合うのかを、繊細でリアルな会話を通じて、私たちに問いかけてくる。母から娘に受け継がれる女性の痛ましい真実や希望を鋭く伝える本作は、力強くそれを観客に問いかけるに違いない。

チケットはカンフェティにて2月12日(水)10:00より先行販売開始。

キャストビジュアル&コメント動画

■寺島しのぶ(ジョーン 役)

<コメント>
家族の形とは。
特に母と娘は自分でも実感がありますが特別な繋がりがあるように思います。
今の自分にあるものを精一杯生かしてお芝居しようと思います。
お客様に何か持ち帰っていただけたら幸いです。

■吉柳咲良(レイチェル 役)

<コメント>
摂食障害をテーマに描かれた作品と最初に聞いたときは、正直なことを言うと少し驚きというか、構えた自分がいました。ですが遠くにありそうで意外とすぐそばにあるものだと思っています。そこから浮き出る人間のエゴや愛の形の違いで起こる小さな歪みを一つひとつ丁寧に解釈してお芝居ができたらなと思います。 “自分を愛せるのは自分”と私自身に日々言い聞かせてきた言葉を、この作品からも感じました。役から目を背けず真摯に向き合い、皆様に最大限のものをお届けできるように頑張ります。

■富本惣昭(ブロディ 役)

<コメント>
どこかの家庭にも起こりえる、家族の物語。
母と娘の様々な葛藤の中で、息子ブロディはどう生きているのか。
家族が家族であるためにはどうあるべきか、悩みながら進んでいく姿を、演出家、キャストの皆さんに刺激を受けながら自分の感情に素直になって嘘なく表現を作り上げていきたいです。

■名越志保(ブレンダ 役)

<コメント>
人の心は何と複雑で繊細なのでしょう。この先いくら人工知能が発達しても、きっとそれはわからないのだと思います。
超アナログな演劇の力を思いっきり信じて、皆様の心に残る作品にしたいです。

■松尾貴史(ピーター 役)

<コメント>
私たちは、ともすれば表層的な現象にのみ関心を奪われ、情報の吟味をすることなく対処や方法を選択して納得しようとしますが、近年その傾向はますます強くなってきているように感じます。
独善や前例主義から抜け出せず解決を遠退かせる負のスパイラルから脱出するにはどうすればいいのでしょうか。
当事者としてどのような葛藤が表現できるか、取り組みます。

Story

命が脅かされるほどの摂食障害を抱えていた大学生のレイチェル(吉柳咲良)が、施設での治療を経て、4か月ぶりに家族の元へと帰ってきた。家族とともに食事をして、以前のように自立した生活を手に入れるためだ。母・ジョーン(寺島しのぶ)父・ピーター(松尾貴史)は愛する娘の帰宅を心から喜び、弟・ブロディ(富本惣昭)も交えて家族との平穏な時間を過ごすように思えた。

ジョーンは、移民として苦労しながらもキャリアを築いた経験があり、娘もこの状況を乗り越えて明るい将来を掴み取ってほしいと期待を膨らませる。しかしレイチェルは、セラピストであるブレンダ(名越志保)との会話を思い出しながら、次第に愛する母親からの愛情を苦痛に感じ、家族こそが自分を追い込んだ原因なのではないかという疑問に変わる。

すれ違う母と娘。愛情に隠れた本当の気持ちを知ったとき、家族は大きな一歩を踏み出す。

公演情報

舞台『リンス・リピート ―そして、再び繰り返す―』
■期間:4月17日 (木) 〜5月6日 (火・祝)
■会場:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

■スタッフ
脚本:ドミニカ・フェロー
翻訳:浦辺千鶴
演出:稲葉賀恵

■出演:
ジョーン:寺島しのぶ
レイチェル:吉柳咲良
ブロディ:富本惣昭
ブレンダ:名越志保
ピーター:松尾貴史

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