平野啓一郎の名作「ある男」ミュージカル、世界初演開幕決定!出演:浦井健治、小池徹平 ほか

平野啓一郎の名作「ある男」ミュージカル、世界初演開幕決定!出演:浦井健治、小池徹平 ほか

2025年8月に東京・東京建物 Brillia HALLにて読売文学賞を受賞した長編小説・平野啓一郎/著「ある男」の世界初オリジナルミュージカル化上演される。

人間の存在の根源と、この世界の真実を描き、読売文学賞を受賞した長編小説、平野啓一郎/著「ある男」(2018年9月、文藝春秋刊/英訳版“A MAN” も、2020年6月に世界に向けて発売)。

この名作をミュージカル化するにあたり、浦井健治小池徹平の両名が出演することが決定し、ティザームービーも公開された。

さらに、濱田めぐみソニン上原理生上川一哉知念里奈鹿賀丈史らの出演も決定。音楽には、『ザ・グレート・ギャツビー』などの作曲、編曲や日本では『デスノート THE MUSICAL』(編曲・オーケストレーション)、『生きる』を手掛けているジェイソン・ハウランドが参加。脚本・演出には、ミナモザ主宰で『スラムドッグ$ミリオネア』『ザ・ビューティフル・ゲーム』(ともに上演台本・演出)で第48回菊田一夫演劇賞受賞した瀬戸山美咲、歌詞は、映画「アナと雪の女王」訳詞やミュージカル『バケモノの子』『ゴースト&レディ』(脚本・歌詞)も手掛ける高橋知伽江が担当する。

情報解禁に伴い、主要キャストおよびクリエイター陣のコメントも到着した。

上演は、2025年8月、東京建物 Brillia HALLにて開催。

コメント

■音楽:ジェイソン・ハウランド
この度、日本の皆さまに、新しいミュージカル作品『A Man』をお届けできることを大変楽しみにしています。この物語の核心にあるストーリーには、外面的なミステリーと内面的な葛藤を同時に解き明かしていくという、非常に心を動かされる魅力があります。そして、この物語は音楽のために生まれたような豊かな要素を持っています。
希望、愛、喪失、切望、痛み、そしてユーモア——まさに人間のあらゆる感情を描いた歌が詰まっています!作曲家にとって夢のような才能あふれる素晴らしいキャストの皆さんとともに、この物語がどのように展開していくのか、観客の皆さまにご覧いただける日が待ちきれません。この作品がどのように響くか、一緒に体験できることを心から楽しみにしています!

■脚本・演出:瀬戸山美咲
ミステリーでもあり、人間の心の奥底を見つめる優れたヒューマンドラマである平野啓一郎さんの原作をミュージカルにします。生きづらさを抱える人たちにそっと寄り添えるような作品にしたいと思います。お客さまの心の奥に届くよう、ジェイソン・ハウランドさんと高橋知伽江さん、そしてこれ以上ない素晴らしいキャストのみなさんとともに、この「心の旅」を繊細に積み上げてまいります。ミュージカル『ある男』、どうぞご期待ください。

■歌詞高橋知伽江
目の肥えた大人も楽しめる粋な舞台誕生の予感に胸を躍らせています。現代社会が抱える問題がいくつも描かれ、その陰影の中に永遠に輝く真実が見えてくるという繊細なストーリーです。『生きる』でご一緒したジェイソン・ハウランド氏の音楽は今回もまた自由自在で魅力的。脚本と演出担当の瀬戸山美咲さんは、複雑な原作をていねいに読み解いてくださるので、私も歌詞担当として一生懸命に伴走していきます。熱意と才能あふれるスタッフ・キャストの皆様と共に、深い感動をお届けできる日が楽しみです。

■浦井健治(城戸章良 役)
ある男。この素晴らしい小説を、まさかミュージカルに!?しかもキャスト陣の凄い顔ぶれに興奮しています!
ジェイソンさんとは、『デスノート THE MUSICAL』からお世話になっていて、ただただ信頼しかありません。物語に寄り添い、余白までも豊かに膨らんでいく楽曲。そして、台詞の後ろに流れる音達も、豊かで、多彩で、音で「思想」までも表現し、我々をその世界に誘って下さる。音の中に役を演じる上での「道標」もある。ジェイソンさんとオリジナルミュージカルを立ち上げる創作現場で組めること、心から幸せに思います。
最高の座組で挑みます!!

■小池徹平(ある男・X 役)
今回、『デスノート THE MUSICAL』以来の共演となる浦井健治さんをはじめとした素敵なキャスト、スタッフの皆さんと共に、新しい作品に携われる事にとても気持ちが高揚しております。皆さんに楽しんでもらえる作品になる様に、全力で励んで参ります。ミュージカル『ある男』ご期待下さい。

■濱田めぐみ(後藤美涼 役)
新しい世界の幕開き。どんな舞台に仕上がるのか今から興味深々です。それぞれの生き様、考え方、捉え方。生々しくリアルにかつ不思議で、それでいて身近で共感出来る様な舞台。ドラマチックな展開で、皆様と一緒にラストまでの旅を楽しみたいと思います。これからゼロから立ち上げるオリジナル作品。全力で挑みたいと思います。

■ソニン(谷口里枝 役)
この作品に参加する事は、私の人生にとって意味のあるものになると思うので、どのような景色が見えるのだろうと胸を膨らませています。
キャストのほとんどの方が、何度も共演経験ある気心知れた方々なので心強く、切磋琢磨しながら良い作品に作り上げていく事、また、演出家の瀬戸山さんとの初のお仕事も、2度目ましての作曲家ジェイソンとの再会も、とても楽しみにしています。

■上原理生(谷口恭一 役)
お話をいただいて原作を読むことから始めたのですが、人が名前や戸籍、その素性を全部脱ぎ去った時に残る「培ってきた時間」や「愛情」は本物なのか、「人」とは何を基準に存在するものなのかを考えさせられました。平野啓一郎さんの緻密で濃密なヒューマンミステリーがどんな舞台作品になるのか、そしてこのオリジナルミュージカルをゼロからどんなふうに作り上げていくのか今から楽しみでなりません。ご期待ください。

■上川一哉(谷口大祐 役)
カンパニーの一人としてこの作品に携われる事に、心から感謝いたします。海外でも人気の高い小説がどのような形でミュージカルとして誕生するのか、今から期待と興奮でいっぱいです。この作品には、今を生きる我々に問いかけるメッセージがたくさん描かれていると思いますので、その一つ一つをお客様に丁寧にお届けできるよう、全身全霊で務めさせていただきます。

■知念里奈(城戸香織 役)
日本で新しく生まれるオリジナルミュージカルに参加できることを嬉しく思っています。
原作が面白くて映画も拝見していたので、この物語がミュージカルになったときにどんな魔法がかかるのか、私自身とても楽しみです。
素敵な作品になるように、カンパニーの皆さんと一緒にベストを尽くします。
どうぞご期待ください。

■鹿賀丈史(小見浦憲男/小菅 役)
新作のオリジナルミュージカルに出演できることを非常に嬉しく思っています。特に今回は2役、2人の人物を演じるということです。それも2人は真逆な性格の持ち主で、それぞれ歌うナンバーも当然違ってくるわけで、非常に楽しみにしております。かなり面白い作品になると思いますので、皆様もどうぞご期待していただきたいと思います。
1つ付け加えますと、相変わらず1番年上の役でございます。(笑)

あらすじ

「仮に、Xさんと呼ぶことにします」

弁護士の城戸章良は、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。
宮崎に住む谷口里枝は、愛する夫を仕事中に起きた不慮の事故で失ってしまう。
しかし、夫の兄から知らされたのは、遺影に写る愛した人が全くの別人だということだった。
戸籍で示されるはずの個人の証明。人は何をもって「個人」として存在するのか。

真実を追う中で城戸もまた自身の葛藤と向き合うこととなる。
自分の価値とは何なのか―。自分の生きる道は、自分で選ぶことができるのか―

ある男が生きた人生を通して見えてくる、自分の存在と意義。
我々は、この世界の真実に触れる。

公演詳細

ミュージカル『ある男』

■期間:2025年8月

■会場:東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)

※広島、愛知、福岡、大阪公演あり

■出演:浦井健治、小池徹平 / 濱田めぐみ、ソニン
上原理生、上川一哉 ・ 知念里奈 / 鹿賀丈史
碓井菜央、宮河愛一郎 / 青山瑠里、上條 駿、工藤広夢、小島亜莉沙、咲良、俵和也、増山航平、安福毅

■スタッフ:
原作:平野啓一郎「ある男」(文春文庫/コルク)
音楽:ジェイソン・ハウランド
脚本・演出:瀬戸山美咲
歌詞:高橋知伽江

振付:松田尚子
美術:石原敬
照明:高見和義
音響:山本浩一
衣裳:十川ヒロコ
ヘアメイク:大宝みゆき
音楽監督補:村井一帆
演出助手:伊達紀行
歌唱指導:YUKA
稽古ピアノ:中條純子
舞台監督:加藤高

Art direction・Design:Koji Wagatsuma(YAR)/Yua Matsumoto(YAR)
Photographer:Tomoharu Kotsuji

主催・企画制作:ホリプロ

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