2025年3月7日(金)~30日(日) 紀伊國屋ホール・2025年4月3日(木)~6日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演されるシス・カンパニー公演『やなぎにツバメは』の公演詳細が解禁された!
本年度の鶴屋南北戯曲賞を受賞し、益々注目が集まる横山拓也が初めてシス・カンパニーに書き下ろす今作。
大竹しのぶ、木野花、林遣都、松岡茉優、浅野和之、段田安則の顔合せが実現し、数多くのシス・カンパニー公演でその手腕を発揮してきた寺十吾が演出を担う。
横山拓也ならではの、何気ない日常の中で、さり気なく繰り広げられていく会話の積み重ね。
そして、その展開から、男女6人それぞれのどのようないきさつが浮かび上がるのか・・・。
人生は続き、いくつになっても悩みや厄介ごとの種は尽きないもの。
でも、歌って、笑って、ときめいて、恋して、泣いて、、、、
そんな大人の事情が胸に沁みてくる…、何物にも代え難い極上のひと時をお届け。
Introduction
美栄子(大竹しのぶ)、洋輝(段田安則)、佑美(木野花)の3人は、
約20年前、美栄子の母ツバメが経営する「カラオケスナックつばめ」で知り合った。
当時、美栄子は日中働きながら、夜、店を手伝い、店の常連で年の近い洋輝と佑美と仲良くなった。
3人にとって店は特別な場所だった。美栄子が夫・賢吾(浅野和之)と離婚話になったとき、洋輝が妻を病で亡くした時、佑美が仕事で悩んでいた時、いつもこのスナックで励まし合った。
この物語は、美栄子の母ツバメの葬儀の夜から始まる。
そこに、洋輝の息子・修斗(林遣都)、美栄子の娘・花恋(松岡茉優)も集まって・・・
シス・カンパニー公演『やなぎにツバメは』
2025年3月7日(金)~30日(日):紀伊國屋ホール
2025年4月3日(木)~6日(日):梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
作:横山拓也
演出:寺十吾
出演:大竹しのぶ 木野花 林遣都 松岡茉優 浅野和之 段田安則
Profile
作:横山拓也(よこやま・たくや)
1977年大阪府生まれ。劇作家、演出家、演劇ユニットiaku代表。2009年『エダニク』で第15回日本劇作家協会新人戯曲賞受賞。13年『人の気も知らないで』で第1回せんだい短編戯曲賞大賞受賞。17年吹田市文化功労者表彰、『ハイツブリが飛ぶのを』の脚本で第72回文化庁芸術祭賞新人賞“関西”受賞、18年咲くやこの花賞(大阪市)文芸その他部門受賞、19年『逢いにいくの、雨だけど』で第26回 OMS戯曲賞佳作、24年『モモンバのくくり罠』で第27回鶴屋南北戯曲賞を受賞。演劇界の次世代を担う新進作家として注目されている。本年24年は世田谷パブリックシアターにて『う蝕』、PARCOにて『ワタシタチはモノガタリ』を発表している。
演出:寺十吾(じつなし・さとる)
1964年京都府生まれ。主宰劇団「tsumazuki no ishi」にて作・演出・出演を担い、外部演出・俳優としても活躍中。近年の主な演出作に、前川知大作『関数ドミノ』、キム・ミンジョン作『渇愛』、ハロルド・ピンター作『誰もいない国』、クレイグ・シルビー原作『ジャスパー・ジョーンズ』、井上ひさし作『父と暮らせば』、秋之桜子作『その男、ピッグテイル』、横山拓也作『目頭を押さえた』、マーティン・マクドナー作『ピローマン』、高木登作『バロック』などがある。シス・カンパニーでは、最新作『夫婦パラダイス』をはじめとする日本文学シアター全7作の他、ピーター・シェーファー作『あなたの目』、北村想作『奇蹟~miracle one-way ticket~』『シラの恋文』を演出している。