————一色洋平×小沢道成8年ぶりのタッグ————
アパートを舞台に人と人との交わりを描く
一色洋平と小沢道成が8年ぶりにタッグを組み、脚本に須貝英、音楽にオレノグラフィティなど一線で活躍するクリエイター陣と共に創作する『漸近線、重なれ』が、4月1日(月) に新宿シアタートップスにて開幕する。
漸近線(ぜんきんせん)とは数学用語で、グラフ上に曲線があった時、その曲線と限りなく距離が近づくが、決して交わらない直線のこと。
本作では、住人たちが時と共に入れ替わっていくアパートを舞台に、毎年訪れる4月を数年にわたって描きます。
小沢と一色が演出と美術を兼任し、こだわりぬいた舞台美術も見どころのひとつ。
アパートの壁面をモチーフに斜めにそびえたつ舞台装置の中で、主人公の“僕”と高校時代の親友であった“君”の手紙のやりとりを軸に、個性豊かな住人たちとのやりとりが繰り広げられます。
重なりそうで重ならない、主人公をとりまく人生の物語。新生活がはじまる4月にご覧いただきたい作品です。
EPOCH MAN公式YouTubeでは、映像ディレクターの谷口恒平による創作活動に密着したディザー映像が公開されています。
また、一色洋平×小沢道成シリーズの過去作『谺は決して吼えない』(2014年)と『巣穴で祈る遭難者』(2016年)の舞台映像を期間限定で4月7日まで公開中です。
『漸近線、重なれ』を観る前でも観た後でも楽しめる2作品、この機会にぜひご覧ください。
▼EPOCH MAN公式YouTube
一色洋平コメント
8年ぶりの小沢くんとの企画。テイスト的に落ち着いた一作になるかと思いきやとんでもない。結果、むしろこれまでの2作よりも遊ばせて頂く形となりました。舞台上で、舞台裏で、はたまた舞台下で大変忙しくしております。須貝英さんの脚本、オレノグラフィティさんの音楽、小沢道成くんをリーダーに据えた演出、舞台中央でほぼ動かない僕。最新作は目まぐるしくも愉快に、温かくも残酷に4月を積み重ねていく物語です。
小沢道成コメント
8年ぶりの一色洋平くんとの二人芝居です。
お互いの進化したものと、変わらないものの良さを感じながらの創作時間でした。別々の場所にいたはずなのに、同じ時間をずっと過ごしてきたような不思議な感覚です。
数年に渡っての〝春〟を描く今作。懐かしさと、久しぶりに再会した時の喜びや揺れ動く感情を抱きながらも、演劇の遊びをふんだんに駆使してお贈りいたします。
今まさに、舞台美術が建って光と音が合わさり、劇場とチームの凄さを目の当たりにしています。是非、劇場でご覧ください。お待ちしています。
(舞台写真:一色健人)
一色洋平×小沢道成『漸近線、重なれ』
演出・美術:小沢道成 一色洋平
脚本:須貝英
音楽:オレノグラフィティ
出演:一色洋平 小沢道成
公演期間:2024年4月1日(月)~4月7日(日)
会場:新宿シアタートップス
主催:EPOCH MAN