TAAC「狂人なおもて往生をとぐ」メインビジュアル解禁!

TAAC「狂人なおもて往生をとぐ」メインビジュアル解禁!

タカイアキフミが主宰・作・演出をつとめるソロプロデュースユニット TAAC(ターク)
この度、タカイアキフミが演出を手がける、TAAC「狂人なおもて往生をとぐ」メインビジュアルが解禁され、タカイアキフミと出演者のコメントも到着しました。
メインビジュアルには、フィギュア化された三上市朗永嶋柊吾千葉雅子ら出演者たちが家族写真を撮影する姿が収められています。
「狂人なおもて往生をとぐ」清水邦夫の傑作戯曲で、昭和44年3月、劇団俳優座により初演され、その後も様々な団体・名優たちにより上演されています。物語は、学生運動が盛んだった昭和の娼家と思しき空間で、娼婦と客たちが家族ごっこに興じるところから始まります。そこから、徐々に彼らが抱える秘密が明らかになってきて…。

<演出 タカイアキフミ コメント>

かつての戯曲を演出する時にいつも意識することは、【なぜ今上演するのか】ということです。かつての戯曲と今を生きる観客に橋を架けることが僕の仕事だと思っています。素敵な役者たちと頼りになるスタッフたちとともに稽古で様々なものを共有し、今だからこその「狂人なおもて往生をとぐ」を上演したいと思っています。劇場でお待ちしております。

<出演 三上市朗 コメント>

とにかくいつにも増してチャレンジングな作品になる事は間違いないです。タカイ君に「今度はこの作品を三上さんとやりたいんです!」と言われ、戯曲を読み、改めて身の引き締まる思いをしました。「共演の方がどんな方達なのか楽しみです」と返しましたが、私自身本当に出来るのだろうかと不安でいっぱいなのです。と、なると稽古するしかないのですが、果たして間に合うのか!いや、間に合わなければ困るのですが、とにかく全身全霊でこの作品に向き合おうと強い覚悟を持っている事だけは間違いないです!

<出演 永嶋柊吾 コメント>

ひとりでウンウン言いながら向かい合った戯曲でも、みんなで声に出して読んでみると、「あれ、おやおや?想像していたより楽しいぞ!」となる時が至極たまにあります。今回その匂いがぷんぷんします。僕は本当に未熟者で、自分がこれからどうしていきたいのかもあまりはっきりしない人間だけど、舞台上では何かを信じることができると信じている。これからの稽古、何を信じて、何を忘れて、何に喜んで苛立つ日々が始まるのか楽しみにしています。

<出演 福永マリカ コメント>

この戯曲は、登場人物全員がとにかくたくさんの言葉を発するのですが、発するほどに言葉の意味を打ち消し合うような、あまりにも何かを言い合うことで何も言わなかったことにもなるような感覚も抱きました。読むほどに掴みどころのわからなくなる作品ですが、無理に掴もうとせず、言葉の荒波に身を任せ、ご一緒するキャスト、スタッフのみなさんに身を委ねて臨もうと思います。

<出演 櫻井健人 コメント>

時代が変わっても、現代と通じる何かを感じました。だからこそ表面的な設定や世界観だけでなく、この作品の真髄をご覧になる方々へ伝えたいと思っています。いまここに生きているからこそ持てる視点で挑戦します。今は稽古が待ち遠しくてたまりません。観に来てくださった方の心を少しでも揺さぶる事が出来るよう頑張ります。是非多くの方に楽しんでいただきたいです。

<出演 古澤メイ コメント>

初めてこの作品に触れた時の〝一読惚れ〟は忘れません。どこまでも鋭く、あらゆる方向に突出し、読む度に印象が変わる。圧倒的な戯曲の力に飲み込まれそうになりながら、必死に食らいついていたのを覚えています。そして、その舞台に出演する事になり、この作品がどう立ち上がっていくのか、今から楽しみでなりません。演出のタカイさんを始めとする、素敵な共演者の方々とご一緒できる事、とても光栄です。

<出演 千葉雅子 コメント>

1968年に書かれた清水邦夫の名作に挑めることは、嬉しくまた身が引き締まる思いもあり、胸が高鳴ります。闘争渦巻く熱い時代の空気と極限に生きる家族の狂気。点滅するピンクの照明。炎渦巻く地獄谷の上の綱渡り。作品が孕んでいるものの魅力たるや!初めてご一緒するタカイアキフミさんや共演の方々、頼もしいスタッフの方々そして16年ぶりにご一緒する三上市朗さんと稽古を重ねる日々が待ち遠しくて仕方ないのです。

<あらすじ>

ピンクの照明が妖しげに光る娼家。大学教授と名乗る初老の男[善一郎]は、ここの女主人[はな]の客である。そして、青年[出]は女主人のヒモでここから逃げようとしているが、彼女の優しさから逃れられない。この娼家には若い娼婦[愛子]もいて、彼女の客である若い男[敬二]もやって来る。しばらくして、彼らはまるで家族であるかのように家族ごっこを始める。初老の男が父親、女主人が母親、青年が長男、若い女が長女、若い男が次男。ところが、若い男の婚約者[めぐみ]が家を訪れたことにより、家族ごっこはごっこではなく、彼らが本当の家族であることが徐々に明らかになっていく。精神を病んだ青年は妄想に取り憑かれており、その妄想に他の家族はつきあっているのだった。なぜ、彼は狂気に追いやられたのか。この家族が抱える秘密とは…。

TAAC「狂人なおもて往生をとぐ」

■作・清水邦夫
■演出:タカイアキフミ

■出演:三上市朗、永嶋柊吾/福永マリカ、櫻井健人、古澤メイ/千葉雅子

■劇場:下北沢 小劇場B1(東京都世田谷区北沢2-8-18 北沢タウンホール地下1階)

■公演日程:2023年10月27日(金)~11月1日(水)
10月27日(金)19:00
10月28日(土)14:00/19:00
10月29日(日)14:00
10月30日(月)14:00/19:00
10月31日(火)14:00/19:00
11月1日(水)14:00

■チケット一般発売日:9月23日(土)10:00~
★客席はAサイド、Bサイドの2面ございます。ご購入の際に席種でお選びください。

■料金 <全席指定>
一般 5,900円
パンフレット付一般 7,700円
*未就学児入場不可
*その他チケット詳細は公式HPをご確認ください

■チケット取り扱い
カンフェティ http://confetti-web.com/taac_kyoujin
✳ご予約前に「GETTIIS」への会員登録(無料)が必要となります。

■TAACとは
Takai Akifumi and Comrades(訳:同志)の略称
タカイアキフミと、公演ごとに集まった同志の表現者たちが、前のめりに、妥協なく創造・共創する集団。日本社会が抱える問題を背景にして、人々の「営み」を描き、現実にありながらも普段は感じることのない微かな希望や愛を掘り起こす。

公式HP:https://www.taac.co/kyoujin
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/TAACproduce

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