東京・中野の劇場街ポケットスクエアが主催する、演劇フェスティバル『ぽけふぇす(ポケットスクエアフェスティバル)』がこの秋開催!
ポケットスクエアが有するザ・ポケット、テアトルBONBON、劇場MOMO、劇場HOPEの4つの小劇場を会場に、ポケットスクエアにゆかりのある計14劇団が集結。
8月21日~9月18日の約1ヶ月間にわたり各劇場で上演を繰り広げ、中野から演劇の魅力を広く発信していく。
『ぽけふぇす』参加団体をご紹介いたします!
ノアノオモチャバコ
寺戸隆之(脚本・演出)が上智大学在学中に旗揚げ。2006年より俳優・ダンサーを構成メンバーに加え、本格的に活動を開始。東京を拠点に、創作戯曲の上演や日本・海外戯曲のリ・クリエーションを手掛けている。
人に囲まれても孤独だと感じる、都会の矛盾した感覚を創作の基点とする。「芝居の一つ一つのシーンがまるで油絵のようだった。音響、照明、役者の立ち位置を駆使してシーンを構成する手腕に感心させられた。」(2011年京都舞台芸術協会コンペ講評)、「空間を利用して、作品の重層構造が明確にきめ細かく提示されており<演出>の存在を感じさせる。」(2007年利賀演出家コンクール講評)等と評される、繊細な空間造形と身体の連動によるダイナミックな変化が持ち味。
2012年 テアトルフォンテ・アズビル芸術文化活動支援アーティスト選出
2014年 利賀演劇人コンクール 観客賞
今公演『ノア版 野鴨』
『ノア版~』と称し、日本・海外戯曲のリクリエーションを行うシリーズ。今回はヘンリク・イプセンの『野鴨』を下敷きに野鴨の世界を現代日本に表出させます。
<あらすじ>
昔、窃盗団の一味だった2人が、10年ぶりに偶然再開した。2人はそれぞれ犯した罪を償い、今は真っ当に働いていた。男は職を転々としていたが恋人と仲睦まじく生活をしていたし、友人は親の不動産業を引き継ぎ仕事で成功をおさめていた。
しかしある日、友人は男の恋人の写真を見て驚愕する。男が恋人だと言う女性は10年前に窃盗団が捕まることになった事件の被害者にそっくりで、しかも彼女を死に至らしめる原因を作ったのは男だったからだ。
その日以来友人は男の生活を観察した。観察の中で分かったことは男には恋人などはいなく、男は一人ぶつぶつと独り言を言ってる光景が頻繁に見受けられた。そして友人は確信する。男が昔の事件で犠牲者が出たことを無かったことにして、偽りの幸せに逃げ込んでいることに。それどころかその犠牲者を自分の恋人という設定にして男の本当の罪から目を背けているという事実に気付くのだった。
それは真の幸福ではない。
友人は男が本当の意味で罪を償っていないという事実に憤りを覚え、男が真の生活を取り戻すためには男に真実を告げ、男の犯した罪を本当の意味で男が償わなければならないと考えるようになった。
正義と真実の名の下に行動する友人と今の幸福を大事にしている男。人生の理想を追求するうえで正しいのはどちらか。真の真実とは何か?人は理想と現実の間でどう選択するべきなのか?真の幸福とは何かを問う物語。
過去公演
◆2018年
東京@11月14日(水)〜11月18日(日)
名古屋@11月23日(金)〜11月25日(日)
『エネミー×エネミー』
東京:中野 HOPE
名古屋:七ツ寺共同スタジオ
◆2019年
東京@11月21日(木)〜24日(日)
名古屋@11月29日(金)〜12月1日(日)
『ノア版 ワーニャオジサン』
東京:下北沢 駅前劇場
名古屋:ナンジャーレ
◆2020年11月4日(水)〜8日(日)
『のがもの前とその後に。もしくはこれからの僕らのこと』
中野 テアトルBONBON
◆2021年10月29日(水)〜10月30日(日)
※10/30〜11/10配信実施
『納豆事変』
中野テアトルBONBON
◆2022年4月27日(水)〜5月1日(日)
※舞台公演中止、朗読配信公演実施
『ノア版 アンダーグラウンド』
中野 テアトルBONBON
◆2022年10月26日(水)~30日(日)
『コノマチノナマエハ?』
中野 テアトルBONBON
■演劇をやっていなかったらなにをしていたと思いますか?
*隠遁生活(寺戸)
*なんもしてない (眞庭)
*スーパースター(真坂)
■初恋はいつですか?
*よく「寺田さん」と名前を呼び間違えられますが、寺田さんは僕の小学生の時の初恋の相手なのでやめてください。(寺戸)
*セブルス・スネイプです!!!(眞庭)
*幼稚園の頃、膝枕してもらうほどには仲良かったシバタさん。そのお父さんに痔の手術をされて、お尻をかっぴらかれた事を思い出しました。さあ、盛り上がっていきましょう。(真坂)
■ぽけふぇすについてのコメント
ぽかぽかする心で
けみすとりー起こして
ふとした時に思い出される
ぇんげきを
するます!(真坂)