【ぽけふぇす参加団体紹介】劇団芝居屋

【ぽけふぇす参加団体紹介】劇団芝居屋

東京・中野の劇場街ポケットスクエアが主催する、演劇フェスティバル『ぽけふぇす(ポケットスクエアフェスティバル)』がこの秋開催! 

ポケットスクエアが有するザ・ポケット、テアトルBONBON、劇場MOMO、劇場HOPEの4つの小劇場を会場に、ポケットスクエアにゆかりのある計14劇団が集結。
8月21日~9月18日の約1ヶ月間にわたり各劇場で上演を繰り広げ、中野から演劇の魅力を広く発信していく。

『ぽけふぇす』参加団体をご紹介いたします!

劇団芝居屋

【劇場内の暗闇にあなたの心で穴を穿ちこの人生を覗いてください】

劇団芝居屋は上記の惹句の思いの下「覗かれる人生芝居」をコンセプトに活動している劇団です。

2001年旗揚げから2023年現在までコロナ禍の影響期間を除き延べ四十回の公演を催して来ました。

劇団芝居屋は一般的な演劇に於ける劇的な時間とは特別な設定の中にこそ生まれるという概念には組しません。むしろ、一見劇的なものとは無縁の日常にこそ劇的なものが埋没していると捉えて、それを掘り起こし観客の皆様に提供していく事が責務と考え活動しています。

今公演『七曲り喫茶紫苑』

今回の劇団芝居屋第41回公演「七曲り喫茶紫苑」は劇団芝居屋の根底に流れる方丈記の思想を意識した作品です。

■あらすじ
東京郊外のある私鉄沿線の街。
駅前の繁華街から少し離れた横丁の路地裏にこの話の舞台になる喫茶紫苑がある。
この曲がりくねった路地は通称七曲りと呼ばれ昭和の匂いを残す十一店舗の個性豊かな飲み屋が集っており、長年庶民の隠れ家的な場所となっていた。
この路地の住人には長年にわたる懸念があった。それは以前から計画されていた再開発事業による区画整理であった。
住民の反対によって近年まで滞っていた区画整理計画も、四年に渡るコロナ禍の影響により繁華街が大きな打撃を受けた事で執行される事が決定し、事業は加速的に進行し、何回かの説明会を経て移転意思の確認という段階に至った。ここに至って七曲りにかろうじて残った五店舗も立ち退きを承諾する為の条件闘争に入ったのであった。

果たして七曲りの住民と喫茶紫苑やの行く末や如何に。

過去公演

2002年に旗揚げ公演。
2005年の5月に初めてザ・ポケットにて第8回公演「神輿」を上演。以降はポケットスクエアを活動拠点とし、年2.3本のペースで主宰増田再起の書き下ろし作品を上演している。

近年作品
2019年11月 第38回公演「美代松物語」ザ・ポケット
2022年2月 第39回公演「通る夜・2022」劇場MOMO
2022年10月 第40回公演「立飲み横丁物語」ザ・ポケット

■演劇をやっていなかったらなにをしていたと思いますか?
分かりません。碌な人生を送ってなかったでしょうね。

■初めて観たお芝居を教えてください。
確か学校公演だと思います。つまらなかった事は強烈に覚えてます。

■ぽけふぇすについてのコメント

ポケットスクエアにお世話になるようになり、早いもので18年目です。

劇団芝居屋の作品のほとんどは、このポケットスクエアで生まれてきました。

初めてのイベント参加にあたり、まだ出会えていないポケットスクエアを愛するお客様、新しいお客様との出会いを期待しています。

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