【Interview】脚本/演出:吉村卓也 舞台「カッコウの雛に陽は当たる」

2023年1月18日(水)~22日(日) 、THEATER GREEN BOX IN BOX THEATERにて上演されるTie Works. 舞台「カッコウの雛に陽は当たる」にて、脚本と演出を務める吉村卓也に今公演に対する想いを聞いた。

Story

児童養護施設、ファミリーホーム『ひだまり園』で暮らす子供達は親の愛を貰えずに育った。
世間は彼らに「可哀相な子」という烙印を押し上から目線の同情や憐れみを向ける。

彼らは未来に希望を見いだせない。
しかし、自らの生い立ちは売り物になると気付いた彼らは、可哀相を売る事で成り上がりを図る。

彼らの目的は、自分を捨てた『親への復讐』だ。
その中で彼らは、自身に流れる血
そして本心と向き合うことになる…。

Interview

――― このTie Works.公演へは、どのようなキッカケで参加することになったのでしょうか?

プロデューサーさんから、TwitterのDMを通してお声掛けいただいたのが昨年の年末でした。
そこで、舞台に対する情熱を受け、脚本演出での参加を決めました。

――― その脚本と演出の2つを担うことについていかがでしょうか?

舞台の脚本を書かせていただける機会があれば、ぜひ演出も。という気持ちは昔からあったので、プレッシャーより、むしろ楽しみが大きいです。
役者さんの想いも汲み取りつつ、柔軟な演出を心がけたいです。

テーマは「家族」

――― 脚本を書かれている中かと思いますが、今作はどのような作品になりそうでしょうか?

今作の「カッコウの雛に陽は当たる」では、「家族」を、ひとつのテーマとして書かせていただいています。
しかし、舞台となるのは、ファミリーホーム。
なんらかの事情で、親と生活が出来ない児童が暮らす場所です。
そんな登場人物たちが、「家族」や「自身に流れる、血」と、どう向き合っていくのか。
観劇後に、子供は親に、親は子供に、会いたくなる。
そんな作品になれば良いなと思っています。

――― そんな登場人物の中で、今回主演を務める百瀬朔さんとは過去にご共演もされていますが、今作では〈脚本・演出〉〈主演〉の関係性で、楽しみにしていることや期待していることなど、ありますでしょうか?

お互い役者として共演させていただいた、舞台「タンブリング FINAL」が2014年ですので、やはり楽しみなのはお芝居ですね。
脚本を書いてる時点で、すでに朔は主人公の晴人役にぴったりだと思うので、良い意味で裏切ってもらいたいです。

人から笑われることを最も嫌っていた彼らが選んだ道は漫才師

――― お笑いコンビでも活動されていた吉村さんが、”漫才師” にスポットを当てた理由をお教えいただきたいです。

漫才師さんは、とてもシンプルな仕事だと思うんです。
「舞台に上がり、センターマイクの前で笑いを取る」
ただ、シンプルゆえに残酷で、どれだけ努力しても、笑わせられなければ負け。その日どんな悲しい出来事があっても、お客さんには関係のないわけです。
そんなシビアな職業に、生い立ちを武器に生身で立ち向かう姿には、きっととんでもないドラマが生まれるのではと思ったのがきっかけです。

――― 『とんでもないドラマが・・・』に関連するかもしれないですが、今作のキャッチコピー「これは僕達なりの報復の物語。」刺激的な言葉ですが、どのような意味が込められているのでしょうか?

それは、ご覧いただいた時のお楽しみに…!と、いったところですが。
「憎しみは何も生まない」という言葉がありますが、僕は前々から、「これって本当か?負のエネルギーが人を動かすこともあるのでは?」と思っていたんです。
今回は、その答えを見つけられそうな気がしています。

――― その答えを劇場で感じられること楽しみにしています!それでは最後に、公演を楽しみにしている方へメッセージをお願いいたします!

あらすじを読む限り、「どんだけ暗いお話なんだろう…」と不安になられている方も多いかと思います。
初めに言っておきます!そんなこともないです!
ですので、笑える箇所では目一杯笑っていただいて、存分に楽しんでいただければと思います。
公演時期は冬ですので、体調に気をつけて、暖かい格好でお越しくださいませ。
ご来場、心よりお待ちしております。

Profile

◇吉村 卓也
生年月日:1990年2月4日(32歳)
2007年、事務所主催の「アミューズ30周年記念オーディション」にて、審査員特別賞を受賞。
2009年に美輪明宏さんが主演を務める「毛皮のマリー」の美少年役に抜擢、本格的に俳優活動を始める。
その後、数々のドラマ・映画作品に出演。
2015年には、お笑いコンビ「伊村製作所」を結成し台本を担当、コントライブなどに出演。
また、バラエティ番組では、“部族の暮らす島で一週間のサバイバル生活”など、体を張ったロケなどにも挑戦。
2018年、お笑いコンビを解散後は「俳優・タレント」として再出発。
漫才やコントの際の執筆の経験を活かし、「脚本家」としての活動も開始。
2022年、初のファンミーティングを開催。
企画制作もすべてセルフプロデュースで行ったイベントは、200名を超える形での実施となった。
また、LINE NEWS「VISION」にて、ショートドラマ「可愛くなったらさようなら」の脚本を担当。
一方では、舞台「ようこそ、ミナト先生」への出演。
セルフプロデュースの舞台の上演や、イベントの司会業等、様々なフィールドで活動を行なっている。

舞台「カッコウの雛に陽は当たる」

■公演日程
2023年1月18日(水)~22日(日) 全8回公演

■劇場
THEATER GREEN BOX IN BOX THEATER

■脚本・演出
吉村 卓也

■出演
百瀬 朔 / 秋沢 健太朗 / 田野 優花 / 高士 幸也
池田 ゆうな / 樽見ありがてぇ / 緑川 良介 / 隅田 美保

■公演スケジュール
1月18日(水) 19:00
1月19日(木) 19:00
1月20日(金) 14:00 / 19:00
1月21日(土) 14:00 / 19:00
1月22日(日) 12:00 / 17:00

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