2022年9月22日(木)~10月2日(日)、東京芸術劇場 シアターウエストにて、劇団時間制作第二十五回本公演「12人の淋しい親たち」の上演が決定した!
近い将来、請求陪審制が実験的に日本で行われていた。
そこへ集められた10人 の親である陪審員が「3歳男児殺害事件」について話し合う物語。
脚本・演出 谷碧仁 コメント
「12 人の怒れる男」にインスパイアを受け、現在進行形で挑み続けている今作「12 人の淋しい親たち」。
逃げも隠れもできない空間で、「親」という最強であり最弱な生物と、日本語という膨大な自己表現方法を前に、日々右往左往しております。どうもこの作品の前では、一切の誤魔化しも保身も使えず、丸裸にさせられます。
恥ずかしくて痛いです。嫌です、逃げ出したいです。
なのでさっさとひとりで創る事を諦めました。劇団員と、キャスト陣と、スタッフ陣と、そしてお客様とこの作品を創ろうと思いました。そうすれば、恥ずかしいのも痛いのもどうせ変わらないけど、少しは恥ずかしいのも痛いのもいいかなと思えます。そんな「演劇」になりそうです。
お客様ひとりひとりが、自分の恥ずかしいとか痛いとかを知って頂き、自分の事をもっと嫌いに、そしてもっと好きになれるようなそんな「演劇」にします。
あらすじ
近い将来、請求陪審制が実験的に日本で行われていた。そこへ集められた10人の親である陪審員が「3歳男児殺害事件」について話し合う。
各々のエゴは、小さな疑問を産み出し、大きな可能性に変化し、そしていつしか譲れない主張へと姿を変える。
その主張は果たして正しいのか、間違っているのか、憶測か妄想か。
「他人事」であった事件は、いつしか「自分事」へ。
年齢も性別も環境も価値観も違う親たちの摩擦が織りなす圧倒的現代劇。
劇団時間制作第二十五回本公演「12人の淋しい親たち」
脚本・演出:谷碧仁
出演:
小出恵介
須賀貴匡
ドロンズ石本
富田麻帆
太田将熙
田中真琴
佐瀬弘幸
橘 麦
杉本有美
佐々木道成(劇団時間制作)
織部 典成
岡本夏美
配役:
陪審員長 ドロンズ石本
陪審員2号 佐々木道成
陪審員3号 小出恵介
陪審員4号 富田麻帆
陪審員5号 太田将熙
陪審員6号 田中真琴
陪審員7号 橘 麦
陪審員8号 須賀貴匡
陪審員9号 佐瀬弘幸
陪審員10号 杉本有美
妻 岡本夏美
夫 織部 典成
公演日程:2022年9月22日(木)~10月2日(日)
劇場:東京芸術劇場 シアターウエスト
チケット料金:前売り 6,500円、割引日 5,500円、U-22割引日 3,500円(当日券:各+500円)
スタッフ:
脚本・演出:谷碧仁
舞台監督:金安凌平
美術:向井登子
照明:南香織(LICHT-ER)
音響:佐藤こうじ(Sugar Sound)
演出助手:矢本翼子
音楽:三善雅己
衣装:小泉美都
ヘアメイク:美ヶ原美々
宣伝美術:圓岡淳
制作:MIMOZA
企画製作・ 主催:劇団時間制作
時間制作とは?
人間が見て見ぬふりをしている現実、感情と向き合う時間を制作する劇団。
2013年に旗揚げ。以降すべての作品の脚本・演出を主宰の谷碧仁が手掛ける。
人が人と生きた時間を描くことを重視。物語はフィクションながらも、どこかで起こっているであろうリアルな現実や社会問題を題材に、登場人物はその中で生きるひとりの人間として存在することを探求し続ける。
メンバーは主宰・脚本・演出の谷碧仁、俳優の佐々木道成、の2人。
過去公演
「うるさくて、うるさくて、耳を塞いでもやはりうるさくて」(再演)
舞台『ヒミズ』
『迷子』
『赤すぎて、黒』
『ほしい』
『吸って吐く』
『こっちとそっち』
『白紙の目次』(再演)
『共感』
『手を握る事すらできない』(再演)