YouTubeドラマ「おやじキャンプ飯」で出会った3人によるインスタレーションライヴ「あひる」が上演決定!

YouTubeドラマ「おやじキャンプ飯」で出会った3人によるインスタレーションライヴ「あひる」が上演決定!

大人気YouTubeドラマ「おやじキャンプ飯」で出会った俳優・近藤芳正歌手・谷澤ウッドストック写真家・JUMPEITAINAKAの3人による、インスタレーションライヴが上演決定。
写真展とも演劇とも音楽ライブとも似て非なるパフォーマンスとなる。
第1作「また、ね」で人気を博し、大好評の第1作再演を経ての新作上演。円熟期を迎えてもなお冷めることなく、新しい表現に挑戦する近藤芳正の情熱が灯る作品は必見。

YouTubeドラマ「おやじキャンプ飯」で出逢った三人。

俳優・近藤芳正
歌手・谷澤ウッドストック
写真家・JUMPEITAINAKA

なんか面白いことをしたいと意気込んで創ったら
芝居、LIVE、写真展でもないものになってしまった!?

なんじゃこりゃ!?
だけど、それぞれの持つ「詩」が、
あふれてこぼれて、心に体に迫ってくるじゃないか?

ちょっと新しく不思議の体験を引き起こす
インスタレーションライヴ

2022年「また、ね」京都にて
2023年「また、ね」再演 下北沢と京都にて
あまりにも評判が良いので

2024年 新作!「あひる」下北沢と京都に


構成・演出 JUMPEITAINAKAより

私が作り出すインスタレーションの全体ではよくあることだが、今回もそれから外れることなく、写真展でもなく、シアターでもなく、ライブでもないという前提がある。
ただその代わりにそのどちらでもありうる可能性を否定はできないということ。これを起点にして、インスタレーションを実行していただきたい。
また、インスタレーションという言葉の中に含まれるInstallは、すでに現代では慣れ親しんだ言葉ではないか。
私たちは、インストールを観客にうながす体験を作り出す、舞台装置であるということも忘れないでほしい。
何をインストールさせるのか。作品を浴びる体験は、作品そのもの自体をインストールしているプロセスに近い。ただインストール完了して、新しいファイルとして存在させるものは、自身との記憶や経験との対話をしたという結果である。インストール中のプロセッシングの際に、自身との対話が始まることが、私が作り出すインスタレーションの今回の目的である。
そのために用意された舞台装置が、写真であり、今回は演劇的な動作である。観客自身の体験や経験が、自身の中で作品と出会った時に、物語が生み出される。その結果は、観客によって、感想が完全にバラバラになるところだ。それも狙いである。
自身との対話や記憶との対話は、個人によって大きく感じ方が変わるからだ。ある程度のこちらから提示するものというのは、BILYにおいては、愛、心の世界、傷つくこと、時代、思い出などテーマに則したもので、個人の記憶を検索し、それに付随した物語の構築、対話の構築を促すためのものである。
インスタレーションの役割は、昨今の超加速時代における一切の希薄さに対しての警鐘と、自身との対話、記憶との対話という、自身が誕生して死ぬまで共にする自分との対話をする暇が失われつつある今の時代に、作品を通じて、その体験を促し、自分自身としっかり向き合える時間を作り出す装置としての存在である。
超情報化社会で、加速もありながら、窒息しそうなくらい情報の洪水を浴びて、自身とも他人とも向き合わなくてよくなっていることは、本当の幸いであろうか。対話をしてみて、改めて考えるきっかけとなりたい。
また本当に大切なことは、SNSではあがりづらい。悲劇的な大切なことはあがり、影響を促すが、そうじゃないものを提示することの必要性はある。徹底して、自身の記憶を呼び起こす装置としての機会、またはアート、もとい私の作り出すインスタレーションである。
目的は何かというと、写真作品というものは平面の呪いをもっているアートであるので、それらを別の形で立体的表現に変化させたり、立体的に感じるような体験を生み出せないか、平面作品から何かAR(拡張現実)のように拡張されて、鑑賞者に届けることはできないかということである。
そこで選んだのはインスタレーションというアート体験である。ただし、写真を映像化しただけでは、ただのインスタレーションに落ち着いてしまったり、結局平面の呪いから逃れられないのではないかと熟考した結果、舞台作品として生身の人間、または別ジャンルのアーティストとのコラボレーションを完璧に調律し、平面ではない立体的作品として成立させようとしている。
そういった経験を経てから、再び平面に還った時、平面の呪いとの向き合い方がどのように変化変貌を遂げられるのか。今はその過程のただ中である。

【JUMPEITAINAKA】
17歳の時にスウィフト作『ガリヴァー旅行記』に触れてから文学に没頭。欧州に強烈な憧れを抱くようになる。
そこから神話、宗教、文学、哲学、歴史、絵画を貪るように学び、20歳の時についにドイツへの留学を実現。滞在中に100都市は見なければと目標を打ち立て、ドイツの主要都市から小さな村々までを訪ねる。
帰国して大学を卒業後、一度は会社員になるも、自身の中にマグマのようにたぎるロマンを何かの形で表現したいという夢を捨てきれず、創作活動の道へ。言葉を書く執筆活動や言葉を吐き出す演劇を経て、言葉を必要とせずに直感的に完成する写真に傾倒し、生活の中心になって
いく。
その後、留学中に知り合ったドイツ人女性と再会し結婚、30歳の時にドイツへ移住。8年の結婚生活の後に道を分かつことになったが、現在はドイツ・デュッセルドルフを拠点に、日本は東京・高円寺にセカンドベースを構え世界を巡る。
様々な経験や想いを折り重ねた現在、「都市とは何か」「あなたは誰ですか」等、世界や人間の本質に迫る根源的なテーマに挑むべく、ファインダー越しに見る世界に内包される膨大な言葉や情報を汲み取り、シャッターを押す瞬間に至るまでの過程と物語を写真に収めながら、答えを探す旅を続けている。

◆公演情報

人×歌×写真で創る集団「詩(Sí)」
インスタレーションライヴ #2
「あひる」

《東京公演》
2024年 2月13日(火)~2月14日(水)
「劇」小劇場(〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-6-6)

◎チケット:4,500円(全席自由・当日精算)
 2月13日(火) 19:30
 2月14日(水) 14:00 / 19:30
 ※開場は開演の30分前

《京都公演》
2024年 2月16日(金)
UrBANGUILD(〒604-8017 京都府京都市中京区材木町181-2 ニュー京都ビル3F)

◎チケット:4,000円+1Drink・600円必須(全席自由・当日精算)
 2月16日(金) 19:30
 ※開場は開演の1時間前


【クレジット】
構成・演出:JUMPEITAINAKA
出演:近藤芳正 谷澤ウッドストック

照明:松本永/佐々木夕貴(eimatsumoto Co.Ltd.)
制作:佐野木雄太(Cuebicle)/宮野風紗音(かるがも団地)
協力:UrBANGUILD/「劇」小劇場/eimatsumoto Co.Ltd./Cuebicle/かるがも団地
記録映像:オカザキタカユキ
フライヤー写真:JUMPEITAINAKA


■チケット予約:https://www.quartet-online.net/ticket/ahiru
■お問い合わせ:info@cuebicle.net

■作品公式WEB:https://jumpei-tainaka.com/2023/12/25/ahiru/

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