【開幕!】『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』舞台写真&初日記者会見レポート公開!

土田英生(MONO)が書いた戯曲を和田雅成主演で送る『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』
9⽉23⽇(⼟祝)に開幕初⽇を迎え、囲み取材とプレスコールが⾏われた。
 

1997年に京都で初演された本作は、普遍的なテーマ性が⾼く評価された名作。
物語は、埋⽴地に位置する、テーマパークの最寄駅「⽇本村四番」が舞台。駅員と売店の⼥、その友達、電⾞に乗り遅れた会社員らが集まっていた。
彼らは他愛もないやり取りを⾏いながら、穏やかな時間を過ごしていた。ただ、いつもと違うのは、⼀向に電⾞が来ないこと。他に⼈の気配がないことだった。
そして空には奇妙な現象が起きていた…。

この⽇のプレスコールでは、「⽇本村四番」に残された⼈々と駅員の⾼島啓治(和⽥雅成)に、同じく駅員のローレンコ三郎(⼩沢道成)が「⼈がいた」と告げるシーンが公開された。
公開されたシーンはわずか20分ほどだったが、何事にものんびりな⾼島、どこか的外れなローレンコ、弟を⼼配する下河辺友紀(⾼⽉彩良)、極度に⼈を怖がる挙動不審な佐々⽊芳美(久保⽥磨希)など、それぞれのキャラクターの個性がしっかりと感じられた。

他愛もないやり取りの中に、クスッと笑える会話も盛り込まれ、テンポよく物語が進んでいく。
どこにでもありそうな⽇常を描いていながらも、漂う不穏な空気。果たして、彼らには何が起こっているのか。その⾏⽅に惹きつけられた。

囲み取材で和⽥は「無事にみんなで初⽇を迎えられます。千穐楽まで誰1⼈⽋けることなく⾛り切ることを⽬標に頑張りたいと思います」と挨拶。今回は、⾼島というのんびり屋の駅員を演じる和⽥だが、「今でも覚えていますが、9⽉18⽇の通し稽古を終えた後に、⼟⽥さんが僕に『今⽇は紛れもなく⾼島だった』という⾔葉をくれたので、それで⾃信がつきました。こういう⽅向でブラッシュアップしていけば、舞台上でしっかりと⾼島として⽣きていけるんだなと思うので、毎⽇毎⽇、ブラッシュアップして⾼島を⽣きていければいいなと思います」と役作りについての思いも明かした。

⼀⽅、⾼⽉は「今⽇、ようやく⼤好きな作品を皆さまにお届けできるという喜びがあります。⼟⽥さんが作ってくださった暖かい空気の舞台を⼤切に演じていけたらと思います。楽しみです」と思いを寄せた。そして、⾼⽉は会話劇に出演するのが初めてだと⾔い、「⼀から学ぶことばかりで、⽇常的な会話が繰り返されているけれども、それを舞台上でどう⾒せればいいのかなどをたくさん⼟⽥さんにご指導いただき、頑張ってきました」と⼒を込めた。

佐々⽊芳美を演じる久保⽥は、「⻑く舞台をやらせていただいているのですが、罵声を浴びせない、⼼を折られない、追い込まれないという、穏やかな稽古場は初めてでした(笑)。それがなくても本番が迎えられるんだなと、衝撃が⾛る思いで初⽇を迎えています。稽古場の穏やかな空気がそのまま舞台に乗られることを奇跡のような思いでいます」と稽古場を振り返る。続けて、「芳美は、チラシにも⼈⾒知りな⼥性と書いてありますが、私⾃⾝は⼈⾒知らずでお馴染みなので、⽇々どう演じればいいのか考えておりました。そうしたら、ステージに⽴つのが怖くなってしまって、上がってしまっているんで
す。今⽇のゲネプロも本番も、毎回、すごく怖いと思います。本当に不安ですが、その気持ちを役に乗せて演じられたらいいなと思っています」と役作りについても話した。

また、今回の上演にあたり、脚本を2023年版として⼤幅にブラッシュアップしたという⼟⽥。改めて、⼟⽥は「この作品は、25年くらい前の作品です。現代に向けて、今に合うようにと意識して書きました。それから、キャストの皆さんを想定して書き直したところもあるので、フィクションの世界の空気と俳優さんが舞台上で醸し出す空気がうまく調和しているのではないかと思います」と説明すると、「お客さんにもこの空気を⼀緒に体験していただきたいと⼼の底から思っています」と呼びかけた。

最後に和⽥は「どんなお客さまにも寄り添って、その⽇を頑張ることができる⼒になる作品だと思うので、⼟⽥さんの世界観をしっかりお届けできたらと思っています」と意気込み、取材を締めくくった。

◆STORY

のどかな春の日の午後、燕が巣を作る季節。
埋立地に位置する、テーマパークの最寄り駅「日本村四番」でのこと。
駅員と売店の女、その友達、電車に乗り遅れた会社員らが集っていた。
彼らのたわいもないやりとりは、ごく日常の一コマのようで
おだやかな時間が流れている。
ただ、いつもと違うのは電車が一向に来ないこと。
他に人の気配がないこと。
そして空には奇妙な現象がおきていた……。

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東京・大阪の日程限定でアフタートークショー&カーテンコール撮影会を開催いたします!
詳細は【公式HP】、またはカンフェティ ウェブマガジンの【該当記事】よりご確認ください。

◆公演概要

『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』

【作・演出】
土田英生(MONO)

【出演】
和田雅成
高月彩良 小沢道成 奥村佳恵 佐藤永典
尾方宣久(MONO)
久保田磨希

<東京公演>
2023年9月23日(土)~10月8日(日)
紀伊國屋ホール

<大阪公演>
2023年10月14日(土)
松下IMP ホール

【各種公式】
公式サイト:https://event.1242.com/events/tsubamenoirueki/
公式X(旧 Twitter):@tsubamenoirueki  #燕のいる駅

企画・製作:ニッポン放送

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