作家をテーマに”セリフのないパフォーマンスライブ”　ゼロコ舞台公演『The Writer』 │ シアターウェブマガジン［カンフェティ］

3年ぶりの新作舞台となる、ゼロコ舞台公演『The Writer』（ザ・ライター）が3月に上演される。

本作は、とある作家の創作風景を描く、セリフのないパフォーマンスライブ。
今まで、言葉をほとんど使わない表現をおこなってきたが、今回、言葉を扱う「作家（Writer）」をテーマとした舞台となる。メンバーそれぞれが演劇やコントといった、言葉のある表現に挑戦してきた上で、今の台詞のない表現にたどり着いたという。

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言葉を扱った表現は、いち観客として、今もなお大好きで、また強い憧れも持ち続けています。
そういった世界に想いを馳せながら、「作家」を台詞のない表現で描いていきます。
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～「つくりかけ室」から「The Writer」へ～

ゼロコは、2021年に「つくりかけ室」という場をつくりました。完成された作品を披露する場ではなく、いま「つくりかけ」のものを共有する場です。
稽古途中のもの、実験したいこと、あきらかにつくりかけなもの、タネのような些細なこと、、、。長期的なワークインプログレスのような場です。

その「つくりかけ室」での試験公演を経て、今回の『The Writer』をつくりました。

「つくりかけ室」で生まれた小さなアイデアや問いが、どう「The Writer」という作品に馴染み、取り込まれ、作品ができあがっていったのか。こういった作り方は、ゼロコの初めての試みとなります。
とある作家の創作風景を描く公演ですが、この物語はあなた自身の物語かもしれません。時に立ち止まり、時に振り返りながら、今の自分と向き合い続けて行く作家が描き出す世界とは…。

ゼロコ

【プロフィール】
劇場、学校、フェスティバル、カフェ、走行中の電車、古民家、ギャラリー、美術館など、空間を活かした作品は世代を問わず好評を得ている。角谷将視（三重出身）と濱口啓介（徳島出身）によるコメディをベースにしたフィジカルシアターデュオ。日常を多角的に捉え、パントマイムや道化師の手法であるクラウニングを用いて、緻密さと即興性を持ち合わせた遊び心あるパフォーマンスを発表している。

【活動履歴】
劇場でも野外でも行う演目『Teatime』が、LINZ Pflasterspektake（l オーストリア／2018 年）、Siam Street 2019（タイ・バンコク／ 2019 年）など海外のストリートフェスティバルへ招聘される。国内では2019 年に大道芸ワールドカップIN 静岡オン部門に出演。2019 年には世界最大の芸術祭と言われているエディンバラ・フェステイバル・フリンジにて舞台『Zeroko’ s Teatime』がAsian Arts Award のBest Comedy 賞を受賞。2020年に「サイレント」をテーマにした舞台『Silent Scenes』を発表。東京・静岡で上演。2021年青山・スパイラルホールで開催されたパフォーマンスフェスティバル『ZIPPED』へ出演。『Silent Scenes』内の「裏と表」を上演。2021年、舞台『Silent Scenes』をこまばアゴラ劇場（東京）でロングラン再演。2022 年、舞台『Silent Scenes』『Teatime』を東京にて再演。