2023年1月18日 (水) ~2023年1月22日 (日)、シアター・アルファ東京にて上演する舞台 『穏やか貴族の休暇のすすめ。2 ~とある料理人の野望~』に出演する中島拓人、中山優貴、熊澤歩哉の座談会レポートをお届けいたします。
中島「リゼル役中島拓人です!」
中山「ジル役の中山優貴です」
熊澤「イレヴン役の熊澤歩哉です」
中島「ということで、稽古が始まってますがどうですか?稽古場の雰囲気は。稽古場の雰囲気、キャストの皆さん、スタッフの皆さんは」
中山「なんか穏やかです」
中島「ほんと穏やかですよね(笑)落ち着いた人が多いです」
中山・熊澤「うんうん」
中島「年上の方達が優しくしてくれてるイメージ。すごく物腰が柔らかい方が多くて、(歳が)下の方達も、なんていうか、くっつくような人がいないから(笑)」
中島・熊澤「ハハハ(笑)」
中島「すごく穏やかで」
熊澤「経験があったかのような」
中島「いや(笑)とにかくほがらかな稽古場の雰囲気でございますね」
熊澤「でも年齢わかんなくないですか?」
中山「それ、すごい分かる!」
熊澤「そう!」
中山「みんなの年齢がいまいちわからん」
中島・熊澤「ハハハ(笑)」
熊澤「自分が思ってた年齢より、こっちの人のほうが上だったみたいな」
中島「それはありますね」
中山「確かに。なんかレイ、シャドウは先輩なの分かる」
中島「そうですね」
中山「役的にも先輩だから。他よ!」
中島・熊澤「ハハハ(笑)」
中島「他がね(笑)」
熊澤「でも、優貴君間違われる人ですよね?」
中山「結構間違われがち」
中島「優貴君は、なんて言ったらいいのかな、親しみやすさがあるから僕のちょっと上ぐらいかなって思ってたら結構お兄さんだったから、なんかごめんなさいって感じでした最初は」
中山「いや全然全然(笑)」
中島「最初すごいフランクに絡みにいっちゃって」
中山「割とそういう感じでいいと思うタイプだから」
中島「助かります(笑)」
熊澤「普通に20代だと思う人がいても、、、」
中山「20代5歳!」
中島・熊澤「ハハハ(笑)」
中島「20代もしくは5歳!」
中山「あーそっちね(笑)もっと下じゃん(笑)」
中島「でもなんか、休憩中とか初めましての人ばっかりだと、結構シーンとすることが多いじゃないですか、だけど稽古一日目とか顔合わせの時から(演出の)高橋さんを筆頭にみんな和気あいあいと話してたから、なんか雰囲気いいなって思いました」
中山「高橋さんあんなちょける人だと思ってなかった」
中島・熊澤「ハハハ(笑)」
中島「ほんとそうですよね(笑)」
中山「ね!ちょっとびっくりした。どういう感じの人なのかなとは思ってたけど、意外と小ボケというか」
中島「そうそう」
中山「めっちゃちょける方じゃないですか」
中島「そうなんですよね」
中山「意外だったな」
中島「本読みの時から、小ボケを挟んできてましたけど」
中山「ぐいぐいちょけて行くタイプなんだと思って」
中島「びっくりですよね」
熊澤「通ししますよってしょっぱなから言ってましたからね」
中山「急に言ってたもんね、誰もそんな、、、」
熊澤「でも、演出とういか、面白くしてくださってますよね」
中山「うん」
熊澤「笑」
中島「これからどんどんもっと増えていくんじゃないですか?肉付けされていって」
中山「そうだね」
中島「役者たちのアイディアもどんどん出てきて」
熊澤「もう料理人に全部持っていかれそう、、、」
中島「負けじとね(笑)やらないと(笑)」
中山「ほんとだよ。今は稽古着のビジュアルで想像しちゃってるけど、実際の奴見た?」
中島「見ました見ました(笑)」
中山「ビジュみた?」
熊澤「見ました」
中山「あれで来るのかって思うと俺なんだか、、、結構構えてるんだけど」
中島「怖いですよね(笑)」
中山「ね!」
中島「笑っちゃいそう」
中山「ビジュのパンチ思ったより強いじゃん」
熊澤「ひげとか特に」
中山「ね!ひげとか」
中島「龍人君は稽古の時からちゃんとあのビジュでやってほしいですね」
中山「やってほしいね」
中島「見慣れないといけないから」
中山「一回慣れたいよね。ただでさえ稽古ばっかはずしてるから」
舞台の見所や手応えなど、どんな舞台になりそうですか?
中島「そうですね、でもほんとにさっきも言った通り高橋さんがすごく色んなボケを提案してくれるので、要所要所で、ふふって笑えるところがあるんじゃないかなって思います。その中でも、リゼル的には笑いに引っ張られすぎることもなくいい塩梅でせめていけたらなと思っていますね。皆さんの見所は?」
中山「見所はやっぱりあれじゃないですか?言ったら漫画原作、小説原作じゃないですか。だから自分が読んでてこういう風に動くんだろうなとか想像していたものが、それが目の前にいるんだよっていう3Dになってる部分とういかこういう風に喋りながらこの人動くんだとか、例えばこの3人だったら普段こういう掛け合いしてるんだなとか、漫画ではスタッドが写ってるところも僕らはいるわけで本来の世界ではこういう会話でこうやって聞いてたんだとか、自分の想像とか描かれていないところも見れるところが見所かなと思います」
熊澤「今回料理がメインじゃないじゃないですか、なんだろう、きっとあるのかもしれないですけど、そのメインではないような物語というか、あの、本編にはないけど、その楽しんでる日常みたいなものを、こう、みてほしいというか、なんていうんだろう、本編にはない面白さを・・・表現したい(小声)」
中島・中山「ハハハ(笑)」
中島「どうしたの?どうしたの?いいんだよ?(笑)」
一同「ハハハ(笑)」
中島「あーでもなんか、最初料理人のアリアですって聞いたときに料理人のアリアって事は料理するのかなどうなのかなって気持ちで来て台本もらったら、あれ、料理する、そうだよね料理するよねって思って今回稽古場入ってこう進んでいってますけど、こう料理していくんだって、最初は想像も全然つかなかったんですよ。だって舞台上で料理をすることなんてないじゃないですかそもそも。だからやってみて意外とこういう小道具が必要だなとかこういう材料が必要だなとか、そういう所もこだわって高橋さん筆頭につくってくださっているので、そういう所も見て頂きたいですね」
熊澤「その本編には収録されなさそうなやつを楽しんでほしいっていうのを言おうとしたんです・・・」
中島・中山「ハハハ(笑)」
熊澤「この遊び感というか」
中島「はいはい」
熊澤「舞台でしかないもの」
自分が演じるキャラクターとの向き合い方や役作りはいかがですか?
中島「そうですね、僕的にはやっぱり余裕は持ちたいですね。心の余裕とかいでたちとかもそうですけど、完全にボケに吹きっれちゃうとかそういうんじゃなくて、リゼルはリゼルっていう雰囲気を、唯一無二の雰囲気を出せていけたらなと、それが、みんながわちゃわちゃしてる中リゼルだけちょっと違う感じで立ってればリゼル感みたいなものは出せるんじゃないかなとか思ったりして、稽古動画とかも見返したりしつつ作りあげていってる最中ではありますね。難しいんですよでも。最初高橋さんが言ってくださったんですけど、周りがすごくリゼルとして見て、リゼルとして扱ってくれているのでそれで稽古中はリゼルとして立てています。なのでこれからも最後までよろしくお願いします(笑)」
中山・熊澤「ハハハ(笑)」
中山「僕は、、、ジルは動じないというのが一番ですかね。特に何が来ても驚かないというか、変な奴がきたら変な奴だなって驚きはしますけど、でも基本的に、なんだろう、何が来ても対処できるような、それは襲われたとしてもそもそも負ける気がしないぐらいの堂々さみたいなところですかね。まあ、襲ってくる奴はいないんですけど」
中島・熊澤「ハハハ(笑)」
中山「まあでもなんか、いつ何時がきても大丈夫なように周りは見てるようにしてます」
熊澤「僕は、、、この中だったら自由奔放で、でも、この二人もキャラ的には落ち着いているので自分が、ツッコんだり、回さなきゃいけないんだろうなって思って、自分で結構やってて、役作り、、、あの、でも常に立ち姿とかこの時何してるだろうかとかいうのは本当に自分が結構シュッとしちゃうタイプなので姿勢とか、だからいかに、荒々しく、その中でもやっぱりリゼルとかニイサンに対する態度とかはみんなとは違うわけで、ただワーワー暴力的な荒々しさじゃなくて、ちょっと繊細的な部分もある荒々しさも出せるように頑張ってます」
中島「初日の立ち稽古から、熊ちゃんは二刀流だから立ち姿をもう自分の中に落とし込むためにパーカーのポケットに台本丸めたものを入れて、二刀流の立ち姿をやってたもんね」
熊澤「漫画とかでもこうやって結構歩いてるじゃないですか。それに実際衣装着た時もここに剣があって、あ、これは常にあることを想定しなきゃやばいなって、特に喋ってるときとか座ってるときの姿勢とか素の熊澤さんにならないように気を付けてます」
他のキャラクターを演じてる方々のいいなと思うところは?
中山「僕はヒスイですね。あれずるくない?」
中島「ずるいですね」
中山「ずるいよね。まあ、ずるいというか、彼は自由に動けるからさ、いきいきしているし、なんか、なんだろうな、でもヒスイはちゃんと収めつつ、なんかこう穏やかな話が進んでいく中で、ああいうヒスイみたいなキャラクターがいるのが一気に雰囲気が変わったりとかやってる側もなんかああいうのがポーンってくると助けられたりもするので、逆にジルがそういうことが出来ない部分があるので、無い物ねだりかもしれないんですけど、楽しそうだな、いいねって思ったりします」
熊澤「優貴君はああいうキャラやってみたいですか?」
中山「ああ、でもねやったことないかなあんまり」
熊澤「僕も普段、結構大人しいじゃないですか?」
中山「そうだね。なんていうかツッコみできてるのがいいなって思う」
熊澤「あー」
中山「何か起きた時にヒスイってツッコめるじゃん。多分ここら辺は難しいじゃん」
中島「そうですね。鋭くできないじゃないですか。でもそれができるって言うのは彼の力があると言うことですからね!」
中山「そうだね(笑)」
熊澤「でも、リゼルも結構面白いですよ見てて。魚バーンってやってるところとか」
中島「あれはどうなってるかわからない(笑)」
熊澤「言葉ではないけど、行動で面白いなていうのはリゼルさんもジルさんもありますけどね。あと全然話違うんですけど、いじられ王子って呼ばれてるんですか?」
中山「え、いついつ?」
熊澤「メンバーに、、、?」
中島「そうなの?(笑)」
中山「昔、、、そうだったかな、、、」
熊澤「何かで見て、、、あ、いじられてるんだって思いました。すみません全然関係ない話」
中山「でもそれに対してツッコミみたいなことしてたらツッコミが好きになってた」
中島「あー、じゃあ素の優貴君はツッコミ派ですか?」
中山「グループにいたときはほとんどツッコんでた」
中島「あー、熊ちゃんは?」
熊澤「僕は、、、」
中島「ボケかツッコミかって言ったら」
熊澤「えー、、、人で分けますね僕は」
中島「お!どっちもいけちゃうんだ」
熊澤「はい。だから今ツッコミたいみたいなこと言ってて話題を思い出しました」
中島・中山「ハハハ(笑)」
中島「ヒスイは素晴らしいですね」
中山「でも、重要だよね」
熊澤「全然違いますよねヒスイさんがいるだけで」
中山「全然違う。だからね稽古にはいてほしい」
中島・熊澤「ハハハ(笑)」
中山「締まるから」
熊澤「あと料理人も」
中島「個性が強い。台本読んだときにどんな感じになるのかなって思ったじゃないですか。だけど想像以上の事をしてるからすごいなって思って。高橋さんがあと20種類ぐらい見たいって(笑)」
中山「まだ6ぐらいしか見てないって」
中島「8ステージしか見れない(笑)これからめっちゃ楽しみですね」
中山「料理人しか喋ってない時とかある」
中島「一人芝居(笑)」
中山「ステージ上にいるんだけどほぼ料理人しか喋ってなくて僕らはそれを見てるしかできない。助けられもしないし参加もできない」
熊澤「助け舟出せないですもんね二人でやってるから」
中山「ほぼ見てるだけ」
中島「助け舟を出す気もない(笑)」
中山「話してるリゼルほとんど喋ってないもんね(笑)」
熊澤「ジルさんのこれ好きです。(動き)」
中山「あー」
熊澤「本物だって思いました。漫画で見たやつだって」
皆さんがもし料理バトルに参加したら何を作りますか?
熊澤「、、、レンジでチンしかできない」
中島「作れなかったとしてもこれ作りたいとかでもいいんじゃない?」
中山「頑張って練習して」
中島「そうそう」
熊澤「僕鍋作りたいんですよね」
中山「もういけるって鍋」
中島「絶対いける」
熊澤「それこそ僕キノコ大好きなんですよ。ジルは苦手ですけど。だからほんとに自分の好きなものだけを入れた鍋を作ってみたいです。キノコとお肉と、、、(シーン)」
中島「キノコとお肉だけ(笑)」
熊澤「まあ、野菜も入れるんですけど、でも辛くない鍋を自分で作ってみるのが夢です」
中山「すぐできるよ」
熊澤「できますか?」
中山「なんか素みたいなのがあれば」
熊澤「あ、インタビューの時に優貴君作ってもらう話、、、」
中山「でもデビュー戦でしょ」
熊澤「デビュー戦、、、」
中島・中山「ハハハ(笑)」
中島「料理バトルで、、、なんだろう、、、難しいな、、、」
熊澤「あ、でも料理しますもんね」
中島「料理好きだけど、この前はオムライスみたいなこと言ったんですけど、オムライスなんて誰でもできるじゃなかっと思って、、、なんかもっと手の込んだ、、、エッグベネディクトとかなんかオシャレそうじゃないですか。貴族っぽくないですか(笑)なんかそういうの作りたいです。なんか大きなお皿にちょんって乗ってるようなもの作りたいです」
熊澤「そのぐらいしかのってないんですよね」
中山「あるよね」
中島「作ってみたいですね。そういう目でも楽しめる系好きです」
中山「僕、、、あの、母親が作るハンバーグが好きで」
熊澤「かわいい」
中山「近づけるかっていうのをやってみたいです。無理なんですけどね結局。なんとなく材料だけ聞いて再現できるか」
中島「味噌汁もできない」
中山「あれなんなんだろうね。なんかよせられないよね」
中島「母ちゃんがつくった味噌汁にもならない」
最後に、お客様に一言お願いします
熊澤「ほんとにこの作品が大好きなので、こうやって自分が関われてるのが幸せなんですけど原作ファンの皆さんの今の期待を超えて楽しんで、ただただ楽しみな気持ちだけ持って観に来てほしいです。このキャストさん達でみんなで作り上げた穏やか貴族すごくよかったなって思ってもらえるように頑張りたいと思いますし、こっち側もキャスト側も出来てよかったねって思えるように、あと見てくれてるお客さんと一緒によかったなって思える作品にしたいです。是非観に来てください」
中山「ほんとに穏やかな時間が流れると思います。その中で自分がもしこの世界に入ったらこういう光景が流れてるんだろうなっていう事が沢山ある舞台なので、特別すごい何かがドーンと起きるってわけでもないのになんか見れちゃう。なんかこの穏やかな世界観が訪れていくので、その中で起こる出来事、多分生きていく中で自分が用意をしなきゃいけない時もあるだろうし、そういった普通の日常がこのキャラクター達が普通にやっている所が見れると思うので、あとは癖の強い料理人を楽しみにしててください(笑)」
中島「今、穏やか且つ貪欲に自分が思ってることをどんどん稽古場で出していって、みんな面白くしよう楽しくしようっていう気持ちで稽古が進んでいる状態です。今ここで作り上げてもお客様がいないと完成しない作品だと思っています。劇場でお客様に観て頂いて初めて完成すると思っています。2023年きっと一発目の舞台が穏やか貴族の方が多いと思います。キャストもそうですし観劇される方も。2023年は穏やか貴族と共にいい一年のスタートを切れたらなと思っておりますので、是非皆さん劇場でご覧ください。よろしくお願い致します」
舞台 『穏やか貴族の休暇のすすめ。2 ~とある料理人の野望(アリア)~』
公演期間:2023年1月18日 (水) ~2023年1月22日 (日)
会場:シアター・アルファ東京(東京都渋谷区東3丁目24-7)
■出演者
中島拓人
中山優貴
熊澤歩哉(円神)
河合健太郎/松島博毅
鈴木祐大
龍人
鈴木翔音/小谷嘉一
遠藤佑哉/武岡宏樹
■スタッフ
原作:岬『穏やか貴族の休暇のすすめ。』(TOブックス刊)
原作イラスト:さんど
漫画:百地
脚本:沙川りさ
演出:高橋優太
■チケット料金
最前席:12,000円
一般席:8,000円
(全席指定・税込)
公式ホームページ
http://www.tobooks.jp/odayaka-stage2/