あのクリスマスショーが3年ぶりに帰ってきた!『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド2022』上演中!

あのクリスマスショーが3年ぶりに帰ってきた!『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド2022』上演中!

2016年の日本初演から “劇場で楽しむクリスマス”として、渋谷の冬を彩る最高に楽しく、ハッピーなクリスマス体験をもたらす『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド2022』が、渋谷の東急シアターオーブで上演中だ(25日まで)。

『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』は、NYで80年以上に渡って親しまれている『ラジオシティー・クリスマス・スペクタキュラ―』に続け!とはじまった渋谷東急シアターオーブのスペシャルなクリスマスショー。ガラス張りのロビーから、渋谷の街が一望できる最高のロケーションを持つ東京シアターオーブの、劇場全体がクリスマスの華やぎに染まるショーは、2016年の初演から大好評を呼び、2016年~2019年まで毎年続いた上演は渋谷の冬の風物詩と呼ばれるまでの知名度を高めていた。

だが、世界を覆った新型コロナウィルスの脅威により、クリスマス恒例の愛すべきステージは一時中断を余儀なくされる。劇場でのクリスマスという特別な煌めきのないクリスマスシーズンには、致し方のないことと理解しながらも、暗く、淋しい思いが募ったものだ。

だからこそ、残念ながら未だ収束したとは言い難い新型コロナウィルスの暗雲を祓うかのように、2022年『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』が3年ぶりにシアターオーブに帰ってきてくれたのは、この上ない喜びにほかならなかった。ここにはせめていまこのひと時は、クリスマスを思いっきり楽しんでいいんだ!という、明るい光が満ちていた。

シアターオーブが入る「渋谷ヒカリエ」をはじめとして、渋谷の街を象徴するビル群がアーティスティックに描かれた幕があがれば、ステージには巨大ツリーやステンドグラスが輝くクリスマスタウンが広がる。6人のシンガーたちが歌うクリスマスソングに心弾み、ダンサーたちが群舞になり、ペアになり、更にラインダンス、タップダンスと次々と繰り広げるダンス、ダンスが、クリスマスシーズンだけが持つキラキラとした華やぎを届けてくれる。

そして、「ホーホーホー!」の声と共に、サンタクロースも登場!ショーケースに飾られていたクマのぬいぐるみたちも踊り出すサンタのおもちゃ工場に詰まったありったけの夢には、今年も1年大変だったけれど、こんなに美しい舞台がまた幕を開けられるようになったんだ、という感慨があふれて胸がいっぱいになった。更に、この劇場にはどしゃ降りの雨が降ることもミュージカル好きには有名だが、やはり舞台上にスケートリンクが出現し、スケートショーがはじまる『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』のサプライズは、いつ見ても心躍るものだ。

そんな、日常を忘れて笑顔になれる特別なクリスマスショーに集ったシンガーたちが「ジングル・ベル」「赤鼻のトナカイ」「サンタが街にやってくる」等々の大定番のクリスマスソングから、こんな曲調のものもあるんだ、と発見もある楽曲も揃う、ゴスペルからポップスまでの様々なクリスマスメロディーを聞かせてくれる。

女性シンガー3人のうちの1人、チャリティ・ファレルは映画『The Father And the Bear』、『Forever’s End』などで知られ、ロサンゼルスを中心に活動中の女優。2019年に『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』日本公演で初来日を飾っていて、2回目の出演になった今回は、キュートな持ち味で魅了してくれる。

『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』初出演のアンバー・ライトは、ミュージカル『アイーダ』、『ドリームガールズ』など日本でもお馴染みのミュージカルに出演経験があるだけでなく、有名テーマパークでもリードヴォーカルやダンサーを務めていたとあって歌声がなんともパワフル。全体の大きなアクセントになっている。

 そしてもう1人、サラ・バマーは、今まさに東京国際フォーラムで上演中のミュージカル『シカゴ』や、東急シアターオーブで日本人キャストでも上演されたミュージカル『プロデューサーズ』などの作品に出演経験がある本格派のシンガーで、佇まいからなんともゴージャス。今回の『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』参加が初来日とのことで、「この美しい東京、そしてシアターオーブという劇場で歌えることにとってもワクワクしています。ショーを見て笑顔になって帰っていただけたら嬉しいです!」とのコメントを寄せてくれた。

男性シンガーも同じく3人。俳優、アーティスト、作曲家、プロデューサー、ダンサー、振付家と多彩な才能を発揮しているアルフレッド・ジャクソンは、ミュージカル『RENT』、『ブック・オブ・モルモン』、『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』などに出演している。力強い歌声が魅力で、『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』には2017年、2019年に続く3回目の出演だから、すっかりおなじみの観客も多いだろう。

 大人の落ち着きを示すかと思うと茶目っ気も感じさせるエリック・アンソニー・ロペスは、日本でも定着しつつある、全ての役柄の代役ができるようにしておく、というとてつもない才能を必要とするスウィングとしてブロードウェイの『オペラ座の怪人』に出演したほか、ウエスト・エンドでは『カルメン』、『トスカ』、同じく『オペラ座の怪人』等々で豊かな歌唱力を披露している人。『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』には日本初演の2016年以来の参加で6年ぶりの来日だ。

 そして、今回で5回目となった『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』日本公演の全てに出演している、日本の『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』の顔的存在のサム・ハーヴィーが振りまく華やぎには、やはり特段のものがある。ミュージカル『ロック・オブ・エイジズ』や、オフ・ブロードウェイ『Bayside! The Musical』などに出演していて、ショーアップな作品はお手の物。「3年ぶりに日本に戻ってこられてとても嬉しいです。劇場の方、クルーの皆さん、そして何よりお客様、大切な友人に会えるようなハッピーな気分です。お会いできるのを楽しみにしています!」と、こちらも「また貴方にお会いできてハッピーですよ!」と応えたいコメントを寄せてくれた。

そんな個性あふれるシンガーと、多彩なダンサーたち、更にスケーターも加わって、まるでクリスマスプレゼントのボックスを開けるようなワクワクの詰まったショーが変わらずに展開されていて、全公演来場の者全員にサンタ帽がプレゼントされるなど、まさに全てがワンダーランド。劇場で体感するクリスマスが、渋谷に帰ってきてくれたことを何よりも喜びたいステージになっている。

(取材・文・撮影/橘涼香)

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ブロードウェイクリスマス・ワンダーランド2022

【出演】アメリカカンパニー
    シンガー:チャリティ・ファレル、サラ・バマー、アンバー・ライト、
         アルフレッド・ジャクソン、サム・ハーヴィー、エリック・アンソニー・ロペス
日程:2022年12月17日(土)~25日(日)
会場:東急シアターオーブ(東京、渋谷)
料金(全席指定・税込):S席9,800円、A席6,800円
公式ホームページ:https://bcwjapan2022.jp/

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