『ゴドーを待ちながら』『ゴドーを待ちながらを待ちながら』同時上演 演劇通も演劇初心者も、両方観ればより楽しめます!

 不条理劇の傑作『ゴドーを待ちながら』と、本作をベースに2013年にアメリカで発表され日本初演となる『ゴドーを待ちながらを待ちながら』が2月に同時上演される。『ゴドーを待ちながら』で謎の人物“ゴドー”が来るのをひたすら待ち続ける、エストラゴンを演じるのは小倉久寛。

小倉「最近はドラマ放送と同時にスピンオフドラマが配信されるのをよく見かけますが、今回はそのような感じがして、面白い企画だなと思いました」

 『ゴドーを待ちながらを待ちながら』で、『ゴドーを待ちながら』を上演する劇場のバックステージで、ひたすら出番を待つ“アンダースタディ(代役俳優)”のエスターを演じるのは加藤虎ノ介。

加藤「実はこの作品を通じて初めて日本とは異なる“アンダースタディ”という存在を知りました。出ずっぱりでセリフ量が多いので、早く覚えないと大変なことになりそうですが、作品は間違いなく面白いです」

 舞台やドラマで活躍する2人にお互いの印象を聞いてみた。

小倉「ちょっと怒ったり、ハイになっていくお芝居が目を引く役者さんで、今回の役にピッタリです」

加藤「若い頃からバラエティ番組やドラマで活躍されているのを観ていて、いい意味で“軽快な空気”を持つ素敵な方だなと思っていました」

 「両方観て欲しい」と語った2人。どうしても1本しか観られない人はどちらを観たらいいのか、という質問をすると……。

小倉「1本しか観られない方は、『ゴドーを待ちながら』の台本を読んでから、『ゴドーを待ちながらを待ちながら』を観てください」

加藤「余裕のある方は『ゴドーを待ちながら』→『ゴドーを待ちながらを待ちながら』→『ゴドーを待ちながら』の順で計3回観ることをおススメします」

 最後に読者に向けてメッセージをお願いした。

小倉「長年俳優をしていますが、名作と呼ばれる作品に出演するのは初めてなんです。本番もドキドキで緊張すると思いますが、お客さんが僕らをいい感じで転がしてくれると思います」

加藤「演劇にはこんな世界があって、こんな人たちがいるんだということを知ってもらえるので、演劇にあまり興味がなかった人にも観て欲しいです。それに会場の赤坂RED/THEATERは、お客さんと一体感が感じられる大好きな劇場。その空間でみなさんと楽しい時間を共有できたらと思います」

(取材・文:冨岡弘行 撮影:間野真由美)

最近あった“いいね!”はなんですか?(モノ・コト・ヒトなんでもOK)

小倉久寛さん
「プロ野球観戦が好きで、年に何度か球場に応援に行きます。すると、ほとんどみんな贔屓のチームのキャップをかぶって応援しています。キャップをかぶるだけでチームの一員になったようで気合が入ります。僕は見て頂ければわかると思いますが、頭が大きいので合うキャップだいたいがありません。持っているキャップはだいたいが頭にのっているだけです。それが残念というか、悔しいというか、恥ずかしいというか……。ところが、今年の夏サイズがぴったりのキャップを見つけました。いやぁ、キャップをちゃんとかぶることがこんなに嬉しいとは。家でテレビ観戦の時もかぶっています。嬉しくてかぶったまま寝たこともあります」

加藤虎ノ介さん
「再会が多かった事です。
コロナなど様々な状況でご無沙汰になってしまっていた友人達に去年今年と久しぶりに舞台や落語の案内などを送らせて頂いたのですが、ほとんどの友人が忙しい中こころよく来てくれました、感謝です。
ご無沙汰になってしまうとなかなか連絡をするのも躊躇いがありますが、旧交を温めることが出来て本当に嬉しかったですね」

プロフィール

小倉久寛(おぐら・ひさひろ)
1954年10月26日生まれ、三重県出身。劇団スーパー・エキセントリック・シアター創立メンバー。主な出演作に、「熱海五郎一座」シリーズ、映画実写版『美女と野獣』日本語吹替、NHK 連続テレビ小説『らんまん』など。

加藤虎ノ介(かとう・とらのすけ)
1974年10月20日生まれ、大阪府出身。主な出演作に、NHK 連続
テレビ小説『ちりとてちん』、舞台『反乱のボヤージュ』、NHK 大河ドラマ『べらぼう』など。

公演情報

ゴドーを待ちながら / ゴドーを待ちながらを待ちながら

日:2026年1月30日(金)~2月15日(日) ※他、大阪公演あり 
場:赤坂RED/THEATER
料:一般7,700円 初日割引[1/30・31]6,600円 ※他、各種割引あり。詳細は下記HPにて(全席指定・税込)
HP:https://ae-on.co.jp/godot2026 
問:アイオーン mail:info@ae-on.co.jp

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