旗揚げ15周年「わたあめ工場」が『丘ノマタ旅』をリバイバル上演 キャストに赤池紗也加、長濱慎を迎えてさらに迫力の舞台に

旗揚げ15周年「わたあめ工場」が『丘ノマタ旅』をリバイバル上演 キャストに赤池紗也加、長濱慎を迎えてさらに迫力の舞台に

 脚本・演出を手掛ける小野寺真美によるオリジナルストーリーを企画制作・上演する「わたあめ工場」。旗揚げから15周年を迎えた今年、2018年2月初演の海賊の物語『丘ノマタ旅』をリバイバル上演する。前回よりもキャラクターが増え、殺陣などアクションの要素がパワーアップし、より迫力のある舞台となる。主役のナツムメを演じる赤池紗也加、彼女を導く海賊の船長・パキラと、敵となるニボシの2役を演じる長濱慎に、公演への意気込みを聞いた。

赤池「わたあめ工場の舞台は初めて出演させていただきますが、過去の公演を拝見しており、とても作りこまれた世界観とビジュアルの美しさが印象に残りました。今回、オファーをいただけてとてもうれしく思っています。ナツムメはこれまでにあまり演じたことのないタイプの役ですし、単独主演というのが私にとって初めてなので“大丈夫かな!?”と不安に思うところもありますが、台本や衣装を拝見し、強さはもちろんかわいらしさもある役で、新しい挑戦ができることがとても楽しみです。今までにない私の一面をご覧いただけるはずです!」

長濱「赤池さんもおっしゃっていますが、これほど世界観が作りこまれた舞台を提供する劇団はそうないと思います。今回、私はパキラとニボシという全く性格の違う役を演じさせていただきます。2役を演じるというのは初めての経験なので、色々な想像を膨らませながら、キャラクター作りをしていきたいと思っているところです。ちなみに、わたあめ工場の舞台の恒例となっているオープニングのキャラクター紹介で、早着替えもします。ぜひそこにもご注目ください」

 わたあめ工場の作品の中でも、『丘ノマタ旅』は殺陣などのアクションシーンが多いのが大きな特徴の1つ。赤池と長濱にも当然多くのアクションシーンが用意されている。

赤池「アクションはこれまでも経験しましたが、テニスラケットや長物など、特殊な武器を使うことが多かったんです。個人的には“やっと剣が持てる!”というところもあり、とても楽しみにしています」

長濱「演じることはもちろん、プロデュースする舞台でも剣の殺陣を取り入れることが多かったので、その経験を活かしつつ、迫力ある殺陣を皆様にご覧いただきたいですね」

(取材・文:長井進之介 撮影:立川賢一)

 

自分を主人公にするなら、どんなストーリーにしますか?

赤池紗也加さん
「恐竜の世界にタイムスリップするファンタジーアクション! 恐竜が好きなので一度でいいから一緒に過ごしてみたい」

長濱 慎さん
「高校バスケットボール部の新入生で、強豪校設定で全国優勝を目指すお話。強豪校だから全国から選りすぐりの選手が集まるエリート集団なんだけど、そこから一握りしか生き残っていけなくて、挫折していく人達の人生を描いていけたらと思います。
 自分がバスケやっていたのもあって、経験者を集めたリアルにバスケする舞台やってみたいってのと、人生で大半の人達は挫折を味わっていると思うので、そこからの人生の歩み方を良い方向・悪い方向に共感してもらえるんじゃないかなと思います」

プロフィール

赤池紗也加(あかいけ・さやか)
力を入れてきたダンスやバレエの経験を活かした表現力豊かな演技、そして様々な役柄への柔軟な対応力によって、ドラマ・映画・舞台と幅広い分野で活躍中。主な出演作に、映画『私の優しくない先輩』、『薄暮』、舞台ではSTRAYDOGプロデュースの作品をはじめ、『淡海乃海-天下静謐の雫となりて-』など。

長濱 慎(ながはま・しん)
さわやかなルックスと人柄で俳優・モデルとして活躍。2011年に『私のホストちゃん〜しちにんのホスト〜』でドラマデビュー。その後、『烈車戦隊トッキュウジャー』虹野明/トッキュウ6号/ザラム役で話題になる。主な出演作に、舞台『ヨツバリベンジ』、『VALENT』、『淡海乃海-天下静謐の雫となりて- 』など。

公演情報

わたあめ工場 15周年記念公演『丘ノマタ旅』

日:2025年9月25日(木)~28日(日)
場:シアターサンモール
料:SS席[特典付]7,000円
  S席[特典付]6,000円
  A席[特典付]5,000円
  B席4,000円
  ※他、ペアチケットあり。詳細は下記HPにて
  (全席指定・税込)
HP:https://x.com/wataamekojoh
問:W.kojoh mail:contact@wkojoh.co.jp

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