女性向け作品で数多くのヒット作を世に送り出している「Rejet」によるアイドルコンテンツ『MARGINAL#4』( 通称“ マジフォー”)。CD発売から始まり、ゲーム化、アニメ化と展開してきた本作がオリジナルストーリーで舞台化される。一人称が“オレ様”であることが特徴の桐原アトムを演じ、座長を務めるのは西銘駿だ。
「舞台は色々やらせていただいていますが、お芝居以外に歌って踊ってパフォーマンスをする、いわゆる“ アイドル”としてステージに立つのは初めてなので、プレッシャーはあります。歌収録が終わったのですが、ラップに初挑戦して……難しかったですね。歌詞もキュンキュンするフレーズが多くて、僕はいつもイベントなどでキュンとする台詞を言わなきゃいけない場面でも、ついふざけてしまうことが多いんですけど、今回は桐原アトムとしてお客様を魅了しないといけないなと思っています」
自身の新たな挑戦に、懸命に向き合う西銘。しかしステージの上で桐原アトムは決して1人ではない。彼のユニット・MARGINAL#4には藍羽ルイ、野村エル、野村アールという心強いメンバーがいる。
「気になるキャストはルイ役のSHINさんです。アトムとルイはやっぱりペア感があって、セリフの掛け合いも、一緒に歌うパートも多くあるので……歌手活動もされている方ですし、沢山助けてもらえたらなって(笑)。
エル、アールを含めてマジフォーの4人は全員初対面でビジュアル撮影をしたので、笑顔を作りつつ、内心緊張しました。でもこれから稽古が始まりますので、舞台が終わる頃には仲良しユニットになって『あの時の写真ぎこちないね~』って笑い話になるような気がします。衣裳を着るとアイドルの自覚も生まれますね。ジャケットの裾が短いおかげで『足が長く見える! アイドルだ!』って楽しく なっちゃいました(笑)」
終始明るいテンションで語る姿は桐原アトム役にはピッタリに見えるが、西銘は謙虚にこう語る。
「僕自身は『ついてこい!』って引っ張るタイプの座長ではなくて、周りに支えていただくことばかりなんですが……場の雰囲気を明るくして、カンパニーの仲の良さをそのままステージの上でお見せ出来るような座組が作れたらいいなと思います。
舞台オリジナル楽曲もあって、カッコいい寄りの原作の楽曲とはまたテイストの違う、かわいくて柔らかい印象なので、楽しみにしてほしいです」
(取材・文:通崎千穂 撮影:山本一人[平賀スクエア])
『変』
「2022年では、変化していく西銘駿を見せていければいいなと思い、この字を選びました。2021年も所属事務所や、挑戦していく仕事など様々な変化がありました。2022年も変化を恐れず多くのことに挑戦していきます。自分だから見つけられるもの、自分を信じて頑張っていきたいです! 良い報告がファンの皆様に沢山できるよう、今後とも感謝と努力を忘れず精一杯仕事に取り組みたいと思います!」
プロフィール
西銘 駿(にしめ・しゅん)
1998年2月20日生まれ、沖縄県出身。「第27回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを獲得。代表作に『仮面ライダーゴースト』天空寺タケル/仮面ライダーゴースト役、舞台『おおきく振りかぶって』シリーズ 三橋廉役、『ダンガンロンパ3 THE STAGE2018 ~The End of 希望ヶ峰学園~』苗木誠役、ドラマ・舞台『Re:フォロワー』池永一十三役など。
公演情報
舞台『MARGINAL#4』BIG BANG STAGE
日:2022年2月23日(水・祝)~27日(日)
場:ヒューリックホール東京
料:9,900円(全席指定・税込)
HP:https://marginal4-stage.com/
問:イベント事務局 tel.03-5214-1020
(平日11:00~18:00/12/25~1/6休業)