落語とジャズ、異色の共演で「大好きな昭和」を振り返る 話題のエンターテイメントショーにスペシャルゲストが登場!

春風亭昇太と、スインギー奥田率いる日本最古のビッグバンド「ザ・ブルースカイオーケストラ」の共演で好評を博してきた『昇太さんとブルースカイさん』。落語と音楽のミックスショーで、今回はスペシャル版として小泉今日子をゲストに迎える。

昇太「高座の後ろからビッグバンドの演奏が聴こえてくる時の気持ち良さはたまらないものがあり、〝ジャズを背中で聴くって贅沢だなぁ〜〞と感じています(笑)。そして、まさか小泉さんが参加してくれるとは思ってもみませんでした。なので、もういてくれるだけでいいですね(笑)」

奥田「昇太さんは思慮深く奥深い芸風の素晴らしい噺家さん。小泉さんは女性の生き方の手本の一人として尊敬してます。我々音楽の料理人がどう素材を活かすか腕の見せ所です」

小泉「落語と音楽、そして昭和。何だか凄く面白そうで、この3人だからこそ起こる化学反応が楽しみです」

 今回は『IT’S昭和TIME』と題し、落語と音楽で昭和の時代を振り返る。

昇太「古典落語『二階ぞめき』を昭和をテーマにアレンジし、その滑稽な世界と共にブルースカイさんの演奏を存分に聴いて頂こうと思います」

奥田「ラジオの時代からテレビ、銀幕の時代と、昭和30年代からシーンごとに回想できる構成にしています。走馬灯のように人生を振り返るのも、タイムスリップするも良し。ご自身で物語を完結して頂けたら幸いです」

 ちなみに、各々が考える昭和のイメージ、昭和の思い出といえば?

小泉「昭和って元気がある時代だった気がします。私も幼い頃は21世紀に向け夢と希望ばかり見てました」

昇太「高度経済成長で様々な物や文化が入ってきて、誰もが夢や希望を共有できた時代でしたよね。僕はマンガばかり読んでいて、『マンガばかり読んでるとバカになる』と言われましたが、その通りでした(笑)」

 昭和の魅力が詰まった本公演。最後に、観客へのメッセージを聞いた。

小泉「ビックバンドのゴージャスな音で歌うのが楽しみです。お客様のために力を尽くしたいと思います」 

奥田「当代きっての日本代表が集まるスペシャルショーになっています。これは体感しないとソンですよ!」

昇太「昭和を知る方は懐かしく、知らない世代は新鮮に、ジャズと歌と落語で楽しんで頂けたら幸いです」

(取材・文:小野寺悦子)


プロフィール

春風亭昇太(しゅんぷうてい・しょうた)
静岡県出身。82年春風亭柳昇に入門、86年二ツ目昇進、春風亭昇太となる。92年席亭推薦による抜擢で真打ち昇進。2000年花形演芸大賞 大賞受賞、第55回文化庁芸術祭(演芸部門)大賞受賞。06年日本テレビ「笑点」大喜利メンバーに、16年に6代目司会者となる。現在、ニッポン放送「ラジオビバリー昼ズ」(毎週水曜日)、NHK総合「あなたが主役50 ボイス」、USEN「昭和ちゃんねる」、NHKラジオ第一「春風亭昇太のレコード道楽」、NHKラジオ第一「シワ・ハウス」にレギュラー出演中。

スインギー奥田(すいんぎーおくだ)
東京都出身。結成80 周年を超えた世界最年長ビックバンド、ブルースカイオーケストラのバンドリーダーであり、ドラマー&打楽器奏者の第一人者。音楽プロデューサーとして、ジョージアCM「明日があるさ」でお馴染み「Re:japanビッグバンド」など様々なプロデュース・ディレクションを手掛けるほか、近年は“Swing する吹奏楽”をテーマにしたCD&楽譜「Swing Brassシリーズ」、「全日本ポップス&ジャズバンドグランプリ大会」のプロデュースを通じ中高生の指導、音楽普及に尽力。現在、一般社団法人日本ジャズ協会21 会長。

小泉今日子(こいずみ・きょうこ)
神奈川県出身。82 年「私の16 才」で歌手デビュー。以後、「なんてったってアイドル」、「学園天国」、「あなたに会えてよかった」、「優しい雨」など数々のヒットを放つ。女優として映画、舞台などの出演も多数。エッセイなど執筆家としても活躍中。15 年より自らが代表を務める株式会社明後日ではプロデューサーとして舞台制作を手掛ける。映像制作プロダクション新世界合同会社のメンバーでもあり、20年8 月公開の外山文治監督『ソワレ』でアソシエイトプロデューサーを務めた。


公演情報

IT’S 昭和 TIME 昇太さんとブルースカイさん。SP

日:2021年11 月2日(火)・3日(水・祝) 
場:東京建物Brillia HALL
料:S席7,800円 A席6,800円(全席指定・税込)
HP:https://shota.blue-sky.me
問:チケットポート
  tel. 03-6327-3710(平日10:00~18:00)

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