黒木瞳 企画・脚本・演出・主演のリーディングエンターテイメント 覆面作家による大人気小説『ルビンの壺が割れた』が朗読劇に!

 黒木瞳 企画・脚本・出演による朗読劇『ルビンの壺が割れた』の東京での再演、および九州初公演が決定した。昨年大いに話題となった本作は覆面作家 宿野かほるの小説が原作。今回の再演では、黒木が演出も担当。黒木の相手役を前回に続き、渡辺いっけいが務める。黒木に改めて作品への想いを伺った。

 「原作を読み、今の時代にとてもあった物語だと思いました。壺にも、人の顔にも見える“ルビンの壺”は、SNS時代となった現代と通じるものがあると感じます。様々な見方や考え方が溢れている現代だからこそ、多くの方に感情移入していただける、色々なご感想を持っていただけるものになるのではないでしょうか」

 小説を朗読劇にするにあたり、黒木はどのような仕掛けを施したのだろうか。

 「“原作のテキストは忠実に”というのは一番大切にしているところです。でも、男女のメッセージのやりとりで展開していく物語をただ読んでいくだけでは魅力が伝わりにくいと思い、お客さまにわかりやすくお伝えするための“案内役”として、アキレウスという役を置いています。それは大きな変更となっていますね」

 今回は新たにアキレウス役にYouTuberとして活躍するグループ「レジスタンス」のメンバー・野口一真を迎えた。

 「再演にあたっては、アキレウスをおひとりにお願いしたいというのは早くから決めていました。野口さんはまだお若いですが、お芝居も踊りもできる才能に溢れる方で、ぜひお願いしたいと私からオファーしています」

 様々な試みによって従来の朗読劇とは一線を画した“リーディングエンターテイメント”となっている『ルビンの壺が割れた』は、多くの人々に新しい“何か”を投げかけるものとなることだろう。

 「お客さまに物語の世界へと深くお入りいただくために、構成や脚本、音楽を考えていきました。ラッキィ池田さんをお迎えしてダンスも入れるなど、目でもお楽しみいただける要素も入れています。また、本編終了後には非常に複雑な感情をお持ちになると思うので、それを浄化していただくために全公演でアフタートークも設けています。五感、さらに第六感で『ルビンの壺』の世界を味わっていただけたら嬉しいです」

(取材・文:長井進之介)

カンフェティ発行から20周年! あなたが20年続けてきたことはありますか?(または続けたいことは?)

「カンフェティ発行20周年おめでとうございます。タップダンスの魅力にハマって24年ほど続けています。どのステップもとても難しく、ひとつひとつ根気よく練習しなければいけません。ですが、練習を重ねることで必ず努力が報われるところに魅力を感じます。ジャックナイフというステップがあるのですが、はじめ絶対出来ないだろうと思って練習を始めたのですが、そのステップは10年かけて出来るようになりました。出来たときは自分で自分を褒めてあげたくらいです。タップダンスはシューズを楽器に見立てて音を鳴らし楽曲に仕上げるダンスです。達成感を味わったときの高揚感は半端なく気持ちのいいものなので続けているのかもしれません。」

プロフィール

黒木 瞳(くろき・ひとみ)
俳優。これまでの映画作品において、WEIBO ACCOUNT FESTIVAL2022 最優秀主演女優賞受賞。2023年6月公開、映画『魔女の香水』主演。2024年、14年ぶりのディナーショー『for you』演出・出演。近年は映画監督として4作品を手掛け、エンターテインメントの世界で幅広く活躍中。

公演情報

リーディングエンターテイメント 『ルビンの壺が割れた

日:2025年1月24日(金)・25日(土) ※他、九州公演あり
場:I’M A SHOW
料:8,800円(全席指定・1ドリンク代別・税込)
HP:https://fuzimura-mio.com/event/25rubin/
問:サンライズプロモーション東京 tel.0570-00-3337(平日12:00~15:00)

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