他にはないユニークなWキャストを楽しんで欲しい! 想像力を駆使した旬の韓国ミュージカルが日本初上陸

 神が人間を創造する時、デジタルシステムを使って材料を配合するとしたら?という着想から生まれた韓国ミュージカル『神が僕を創る時』。デジタル天上界“クラウド”を舞台に、人間創造の業務に励む“神”と、不運続きの人生に対し、払い戻しを求める“人間”との騒動を描く。

 そんな想像力とユーモアに満ちた作品に登場する“神”をWキャストで演じる真琴つばさとグァンスが、作品や自身の役について魅力を語り合ってくれた。

真琴「神様が人間を創ったとして、どうやって創ったのか、細かく考えたことがなかったのですが、その辺がとても興味深く描かれていて、面白いストーリーだと思いました」

グァンス「この作品に出会って、神様は僕をどんな気持ちで創ったんだろうと考えるようになりました。劇場に足を運んでくださる皆さんも作品を通じて、きっと何かを感じられるんじゃないかな」

真琴「その神様がちょっと公務員的な感じなのも面白いのよね」

グァンス「作品全体にアニメや漫画のようなポップな要素があるから、ストーリーが入ってきやすい。楽曲も本当に良い曲ばかりで」

真琴「1曲の中に色々な変化があって。キャストの皆さんも若いエネルギー全開なので、ここに私が入って大丈夫なの?と思ったんだけど(笑)。まず私とあのグァンスがWキャストって普通考えられないでしょう? でも神様だから年齢や性別を超越していてもいいということで、他にはないなと」

グァンス「楽曲を真琴さんのキーで歌うとどうなるのか楽しみです。初めてお会いした時、カリスマオーラがすごくて圧倒されたので、神様にピッタリだと思います」

真琴「グァンスさんこそ、容姿端麗、真面目で優しくて。それに負けず嫌いという一面もあるとおっしゃっていたので、どんな神様になるのかワクワクします」

グァンス「僕たち以外もWキャストで、出演者それぞれのカラーが出る作品になると思います。普通は『お時間があったら』と言うと思うのですが……。お時間がなくても、ぜひ両バージョンを観ていただきたいです。韓国ミュージカルが日本でもたくさん上演され、文化交流が深まっているので、このカンパニーがそのまま韓国公演に行くということも夢ではないと思うんですよね」

真琴「あ、それは素敵!」

グァンス「そうした気運が盛り上がるくらいの熱い公演にしますので、ぜひ観にいらして下さい!」

(取材・文:橘 涼香 撮影:間野真由美)

劇場でついついやってしまうことは?

真琴つばささん
「“姿勢良すぎる観客!?” 人前では……姿勢よく座る習慣があって、気が付くと、背が高い分、後ろのお客様が観にくくなってることも。そんな時は怠惰な観客となって観劇します!」

グァンスさん
「ミュージカル出演の際は、寝る時以外はずっと作品の曲を流しているので、稽古中や劇場
の楽屋でも自分のナンバーじゃない曲をつい歌ってしまいます。10月に出演するミュージカル『神が僕を創る時』は、全てのナンバーが良い曲だからだと思いますが、稽古場でも、もはや自分のナンバーよりも他のキャストの曲を歌っているような気がします。きっと劇場でもついつい……。早く皆さんに聴いていただきたいです!」

プロフィール

真琴つばさ(まこと・つばさ)
東京都出身。宝塚歌劇団月組トップスターとして活躍。退団後は歌手・女優として、コンサート・舞台・テレビなどに出演。近年の主な出演に、舞台『行先不明』、『8人の女たち』など。

グァンス
ダンスヴォーカルグループSUPERNOVA(超新星)のメンバー。2007年、韓国でデビュー。2009年、日本デビューを果たし、韓国と日本で精力的に活動。また、俳優としてドラマ・映画・舞台でも活躍している。近年の主な出演に、舞台『最果てリストランテ』、ミュージカル『マイ・バケットリスト』Season8など。

公演情報

ミュージカル『神が僕を創る時』

日:2024年10月18日(金)~27日(日)
場:こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ
料:平日10,450円 土日11,550円(全席指定・税込)
HP:https://kamiboku.com
問:お問い合わせ窓口 
  mail:info.kamiboku@gmail.com

 

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