バドミントンの実業団選手を題材に、サラリーマンの日常とスポーツ選手のドラマを描いた、ライデンフィルム制作のオリジナルアニメ作品『リーマンズクラブ』。その舞台版で元天才バドミントン選手の新人社会人・白鳥尊を田淵累生、豪快おっさん“バドリーマン”・宮澄建を根本正勝が演じる。
田淵「スポーツものといえば学生の青春を描いた作品が多いですが、サラリーマンとプロ選手の両立を描いているのが面白いと感じました。僕が演じる尊は、誰にでも率直に意見を言えるところと、バドミントンに対して妥協せずに取り組む姿勢が魅力です」
根本「会社員と選手、それぞれの面が描かれていますが、体力と気力が充実していないと両立するのは難しいだろうなと思いました。宮澄さんは大人だけど偉そうにせず、尊に対等に接しているのがいい。お酒が好きなところが僕と似ています（笑）」
舞台の見どころ、2人が楽しみにしているシーンはどこだろう。
根本「やはり試合のシーンは欠かせない。特に尊との最初の1対1。シングルスの練習試合を経て2人はダブルスを組むことになるのですが、ダブルスに重きを置いているのが本作の魅力の1つだと感じます。1人の時間も大切だけど、誰かと一緒にいる時間や相棒と支え合う様子も素敵だなと。どうやって展開していくのか、どんな演出をしてもらえるのかが楽しみです」
田淵「僕はお酒を飲んで、みんなにズケズケ言うシーンかな」
根本「“ネギジンジャー”の合宿ね。あのシーン大好き」
田淵「あと宮澄さんが公園で酒に飲まれているところ（笑）」
インタビュー中も和気藹々とした雰囲気の2人。共演経験のある2人だが、改めてお互いの印象を聞いてみた。
根本「久しぶりでも、すぐ共演していた頃に戻れる。自分が宮澄さんをやる上でも、尊が累生で良かったなと思います」
田淵「根本さんには自分を100％さらけ出せるし、引き出してくれます。大信頼を置いています」
最後に読者へ意気込みをお願いします！
根本「楽しみにしてくださっているみなさんの熱に応えたいですし、爽快感がある作品に仕上がると思います」
田淵「仕事仲間として、バドミントンのチームメイトとしての関係性の違いによる面白さや、試合のリアリティさ、熱さも出していきたいですね」
（取材・文：吉田沙奈 撮影：間野真由美）
田淵累生さん
「舞台の場合は、その都市のご当地土産は必ず買います。次の現場で持って行ったり家でおつまみにしながらお酒飲んだりしています」
根本正勝さん
「大阪遠征からの帰り道、必ず目に止まるのが“赤福”です。ただ、一人でこの量は食べないなと思い、いつも買わずに帰るというのを繰り返しています。いつの日か2個入りとかが出ますように。帰省の時に買ってしまうのは、福島県の“酪王カフェオレ”。とにかく懐かしい気持ちにさせてくれるし、地元に帰って来たなーと感じる瞬間です」
プロフィール
田淵累生（たぶち・るい）
1995年9月12日生まれ、石川県出身。ハイスクールチルドレン・VOYZ BOYの元メンバー。2019年より俳優活動を開始し、現在は舞台・映画・テレビドラマで幅広く活躍中。主な出演作に、『映画刀剣乱舞 – 黎明-』、ドラマ『信長未満 -転生光秀が倒せない-』、舞台『刀剣乱舞』シリーズ、『文豪ストレイドッグス』シリーズ、『地獄楽』シリーズ、明治座創業150周年記念 舞台『赤ひげ』など。
根本正勝（ねもと・まさかず）
1979年4月27日生まれ、福島県出身。コメディからシリアス、ミュージカルまで幅広い演技や歌唱力で観る人を魅了。舞台に留まらず、映画・ドラマ・アーティスト活動とジャンルを問わず活躍。近年は、主演の川藤幸一役を演じた舞台『ROOKIES』や音楽劇『まほろばかなた』、舞台『文豪ストレイドックス』、ミュージカル『憂国のモリアーティ』シリーズなどに出演。
公演情報
舞台『リーマンズクラブ』
日：2024年9月5日（木）～11日（水）
場：シアターサンモール
料：特典付き9,500円
一般8,500円（全席指定・税込）
HP：https://rymansclub.delight-company.com
問：株式会社De-LIGHT制作部
mail：info@delight-act.com
Ⓒ2024舞台「リーマンズクラブ」製作委員会 ⒸTeam RMC ／サンライトビバレッジ広報部
