クラシックの殿堂 ザ・シンフォニーホールが誇る人気シリーズに、お茶の間での人気に加えて映画、ミュージカルを中心とした舞台での活躍でも知られる実力派・森崎ウィンがゲストで登場。大阪響ポップスオーケストラによる演奏にのせて、自身のオリジナル曲から名曲カヴァーまでを華麗に披露する。
「指揮者の藤野浩一さんに抜擢されて、コンサート後半のメインを任されることになりました。藤野さんとは2020年にNHKの音楽番組で知り合ったのですが、それまで自分が持っていたオーケストラの重厚なイメージを覆す気さくなマエストロで、共演を重ねて今ではすっかり意気投合。“一緒にアメリカのショウビジネスの本場・ラスベガスのステージを目指そうよ”なんて誘ってくださる程の仲です」
同番組を契機に近年はオーケストラをバックに歌う機会も増え、このところ新しい音楽ファンも拡大してきた。
「最初は力強い音の迫力に圧倒されたのですが、それを味方にさえできたら、とても気持ちよく歌えることに気がついたんです。今回は自分の曲も藤野さんの編曲でゴージャスに生まれ変わると思うので凄く楽しみです」
名曲カヴァーではアメリカ映画の主題歌からロックやソウルの名曲、ジャズのスタンダード・ナンバーなどをとりあげる予定。
「映画や舞台のための曲はその背景にある物語やドラマなどを踏まえつつ、でも楽曲が持つノリやグルーヴから受けるファーストインプレッションも大切にしたい。有名なナンバーだとフランク・シナトラを筆頭に、名唱の数々で知られているので少し緊張感もありますが“僕が歌うならこうなる”と変わると思うので凄く楽しみです」
ふだんクラシックのコンサートにはあまり足を運んだことがないという層や、本格的なクラシック・ホールで演奏を聴くのが初めてという層にも、その扉は開かれている。
「僕もかつては、ある種の“敷居の高さ”を感じていたのでためらう気持ちもよくわかります。でもこの機会に、一緒にオーケストラの素晴らしい世界を旅しましょう。皆さんのお越しをお待ちしています!」
(取材・文:東端哲也)
プロフィール
森崎ウィン(もりさき・うぃん)
1990年8月20日生まれ。ミャンマーで生まれ育ち、小学校4年生の時に来日。中学2年生の時にスカウトされ、芸能活動を開始。2018年公開のスティーヴン・スピルバーグ監督作映画『レディ・プレイヤー1』でハリウッドデビュー。2020年、アジアから世界に発信するエンターテイナー“MORISAKI WIN”として「パレード- PARADE」でメジャーデビューを果たす。主な舞台の出演作に、ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2、『ジェイミー』、『ピピン』、『SPY×FAMILY』など。
公演情報
ライト・シンフォニックコンサート vol.11
~大人の贅沢~
『アメリカンポップス~オーケストラの響き~
&森崎ウィンベストソングセレクション』
日:2024年8月24日(土)14:00開演(13:00開場)
場:ザ・シンフォニーホール
料:SS席10,000円 S席8,000円 A席6,000円
(全席指定・税込)
HP:https://www.symphonyhall.jp
問:ザ・シンフォニー チケットセンター
tel.06-6453-2333(火休)