人気作をアクション×コメディ×エンタメ×ライブにリアレンジ 30-DELUXとUNiFYが初タッグ!

 2007年の初演から再演を重ね、延べ20万人を動員してきた30-DELUXの代表作『SHAKES』。フレッシュな俳優と新演出で常に進化し続け、今回UNiFYとの初タッグが実現。すでにプレ稽古が始まっているという。

清水「殺陣や歌、演技など30-DELUXイズムを伝える、本稽古に入る前の基礎作りです。UNiFYのメンバーとは福井くんより仲良くなっちゃった!」

福井「現場の方に好かれるのはとても大事で嬉しいです! メンバーとは殺陣の手順を覚えて稽古に行ったり、動画を共有して普段のダンスとどう違うのか、など話をしています。エンターテイナーとして成長できるチャンスだと思い色々学んでいるところです」

 福井が演じる役はUNiFY・石橋弘毅とWキャスト。クセの強いキャラクターたちに振り回される役どころだ。

福井「この作品は中弛だるみがなく、最後までマックスでおもしろいところが魅力です。僕と石橋は同じ役で、石橋には彼が持ってる可愛らしさや、少年のような爽やかさがありますが、そこに近づけるのではなく持ち味を活かして、僕の良さを出せたらと思います」

 物語はテーマパークを舞台に、シェイクスピア作品の登場人物たちが一堂に会するドタバタ喜劇だ。今回は大幅にリアレンジするという。

清水「ペンライトを振るライブ的なカーテンコール・レビューショーが新しく追加されます。そして本作初の映像を入れ、ビジュアル面も変えます。お客さまが身近に感じるテーマパーク感を出せたらいいなと」

 さらに新タイトルロゴにはメッセージも込められている。

清水「副題を初めて入れました。僕と演出の山本タクがシェイクスピアの言葉をたくさん調べて選んだもので、UNiFYに向けての言葉。調べてくれると嬉しいです」

福井「調べます! 今作は今までやってきた殺陣とは違った難しさがあり、今後に活かせる、レベルアップできると確信しています。僕たちの代表作となるように、お客さまの期待を超えるところまで作り上げないと僕たちの未来はないと、自分たちを追い込んで走ることが課題。いつも観てくださっているファンと30-DELUXファンのみなさまに、より一層の驚きを届けられるように頑張ります」

清水「お互いのいいところを掛け算し、UNiFYがどっぷり『SHAKES』に浸かる。楽しみです。福井くんの何でも受け止める空気感にみんな魅了されています。歌って踊れて芝居ができるUNiFY。演劇界の人はビビった方がいいと思います。新興勢力が来た! 僕は予言します」

(取材・文:谷中理音 撮影:立川賢一)

気づいたらやっている、どうしてもやってしまう癖はありますか?

清水順二さん
「ズバリ、“舞台”です。劇団を始めて22年ですが、公演1本やるだけで気力も体力も使い果たすので必ず、『もう2度と計画しない』と思います。でも、気が付いたら、誰かと『この作品来年やりたい!』って言っている自分がいつもいます。そしてお客様の拍手をいただいた後、気が付けば『またやるぞ……』と動き出している自分。もはや“癖”というよりも病気です(笑)」

福井巴也さん
「僕が気づいたらつい、やってしまう癖は、飲食店などでご飯を食べる際に、ついついコーラを頼んでしまいます(笑)! 皆さんも、ハンバーグなどの洋食を食べる際は注文する方も多くいらっしゃるかと思いますが、定食屋などのお茶がとても合う料理の時なども、ついついコーラを頼んでしまいます。 頼まないとソワソワすると言いますか安心感が違うと言いますか……(苦笑)。でも、僕も26歳になったので、今は少しずつ普段からお茶やお水を飲むように心がけています!」

プロフィール

清水順二(しみず・じゅんじ)
1972年11月8日生まれ。俳優・殺陣師・演劇プロデューサー。演劇ユニット30-DELUX製作総指揮。「笑って、泣けて、考えさせられて、カッコいい」をテーマに、独自のアクションエンターテインメント作品を創り続け、今や年間2万人の動員を誇るユニットに成長させる。近作に、30-DELUX OSAKA 3rd Live『リプレイス2024』、30-DELUX NAGOYA『義経千本桜~源平天外絵巻~』など、東名阪の3都市でそれぞれの製作を行っている。

福井巴也(ふくい・ともや)
1998年1月23日生まれ。声優ユニット・ハイスクールチルドレン、ダンス& ボーカルグループ・VOYZ BOYを経て、2023年にボーイズグループ・UNiFY を結成。リーダーとしてグループを牽引している。現在は舞台を中心に活躍中。主な出演に、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ 桑名江役、ドラマ『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O』など。

公演情報

30-DELUX collaborate with UNiFY『SHAKES2024』~それは夢、だが人生という永劫の物語

日:2024年5月15日(水)~19日(日)
場:俳優座劇場

日:2024年5月31日(金)~6月2日(日)
場:ABCホール
  ※他、名古屋公演あり

料:8,000円(全席指定・税込)
HP:https://www.30-delux.net/shakes2024/
問:『SHAKES2024』製作委員会
  mail:stage.contact55@gmail.com

インタビューカテゴリの最新記事