世界チャンピオンたちが踊る5年ぶりの日本ツアー 魂を揺さぶる、トリニティ・アイリッシュ・ダンス

世界チャンピオンたちが踊る5年ぶりの日本ツアー 魂を揺さぶる、トリニティ・アイリッシュ・ダンス

 全世界でソールド・アウトが続出している、アイリッシュ・ダンス・カンパニー『トリニティ・アイリッシュ・ダンス』の5年ぶり8度目の日本ツアーが開催される。

 『トリニティ』の公演に、今回から参加するトップダンサーのシェキーラ・サヴァンナ・キャロルは、「アイリッシュ・ダンスとは、アイルランドの文化が色濃く出たダンスです。以前は結婚式など、人が集う場所で披露されたダンスでした。今は、世界的な競技会が盛んに行われています。アイリッシュ・ダンスの魅力は、エレガントでパワフルさを持ったダンスであるということ。ソロのダンスはもちろんですが、群舞も見どころで、特に群舞は、ホール全体を揺るがすようなパワーに溢れています」と語る。

 そうしたアイリッシュ・ダンスにエンターテインメントの要素を含んだ舞台芸術として発展させたのが、『トリニティ』だ。

 「『トリニティ』は、世界中に知られるダンスグループです。伝統的なアイリッシュ・ダンスではリードダンサーは男性が務めますが、『トリニティ』では男性も女性も平等です。アイリッシュ・ダンスの伝統を守りながらも、真のダンスを追求しています。皆さまの想像を遥かに超えたダンスをお見せします」

 今回の日本ツアーでは、シェキーラをはじめとした新メンバーが多く参加し、新作のダンスも披露される。

 「プリンシパル・ダンサーのアリー・ダウティが踊る『スパークス』という新作ダンスや、フィドルでチャンピオンとなったジェイク・ジェームスによる演奏など、見どころはたくさんあります」

 そのほかにも、渋谷スクランブル交差点にインスピレーションを受け振付された『コミュニオン』、男性ダンサーと女性ダンサーが競い合い、驚異的なテクニックが堪能できる『プッシュ』、アイルランド伝統の大太鼓「ランベッグドラム」が登場する『ブラック・ローズ』など、観るものの魂を揺さぶる演目が並ぶ。

 2020年には新型コロナウイルスの影響で日本公演が全公演中止となったことから、今回のツアーはダンサーにとっても、観客にとっても待望の公演だ。

 「コロナ禍で、日本の皆さまが私たちを支援してくださったことに深く感謝いたします。私は、今回、初めて日本で踊らせていただきます。早く皆さまに会いたいです。たくさんの新しいダンスを持ってまいりますので、皆さまとすてきな時間を共有し、最高の夏を過ごしたいと思います」

(取材・文:嶋田真己 撮影:友澤綾乃)

プロフィール

Shakaela Savannah Carroll(シェキーラ・サヴァンナ・キャロル)
イギリス・マンチェスター出身。現在の活動拠点はロンドン。若くして18年以上のアイリッシュ・ダンス経験を持つ。多くのステージに立ち、オール・アイルランド、グレート・ブリテン、スコティッシュ・ナショナル、ノース・アメリカンでトップ5入賞を果たすなど、トップダンサーとしての道を歩んでいる。近年、イギリス国内および南部地域チャンピオンの座を獲得。アイルランド文化やアイリッシュダンスという芸術への愛を伝えるため、自身のプラットフォームから発信を続けている。

公演情報

トリニティ・アイリッシュ・ダンス

日:2023年7月1日(土)14:00/18:30開演 ※開場は開演の45分前 ※他、地方公演あり
場:東急シアターオーブ
料:S席11,500円 A席9,500円 B席7,500円(全席指定・税込)
HP:http://trinity-japantour.com/
問:テンポプリモ tel.03-3524-1221

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