大西桃香・長谷川玲奈・渡辺みり愛、『キミ戦』初の舞台化に挑戦 大人気ファンタジーが“オール女性キャスト”で舞台化!

 『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』が“オール女性キャスト”で舞台化! 原作は、通称『キミ戦』と呼ばれる細音啓のライトノベルで、2020年にアニメ化、2023年にはシーズン2の放送が決定している人気作だ。主人公の少年・イスカを大西桃香と長谷川玲奈がダブルキャストで演じる。

大西「舞台では2回目の男役です。AKB48のコンサートの演出でも男性役に選ばれることが多くて……メンバーやファンの方から“イケメン”と言っていただける機会が増えています(笑)。イスカを演じることも、ファンの方々に喜んでもらえたらいいな」

長谷川「男性役どころか舞台に出るのが初めてです。男の子に混ざって野球部で選手をやっていた経験はあるのですが、仕草や動作に男らしさがあるタイプではないので……どう役作りをしていくか試行錯誤中です」

 お互いを意識せざるを得ないのがダブルキャストの定めというものだが、大西と長谷川、雰囲気の異なる2人が演じるイスカの違いが、逆に楽しみなポイントだ。
 イスカと対立するヒロイン・アリスリーゼ役は、奇しくも自身は別作品で男性役を演じたばかりの、渡辺みり愛が務める。

渡辺「今まで演じた役は、女性でも男性でも、自分に似ている、近い部分があるキャラクターが多かったのですが、今回演じるアリスは、お転婆でちょっとおバカなところもあって、感情の起伏が分かりやすい女の子です。私は冷静に振舞ってしまう方なので、今までで一番難しい役になるかもしれないと思っています。挑戦です」

 人気作品の舞台化にプレッシャーもある中、3人は最後まで笑顔で意気込みを語ってくれた。

渡辺「ビジュアル撮影を通して、改めて背筋が伸びる思いでした。天真爛漫さと、それでいてどこか儚さを持ち合わせた素敵な女の子なので、少しでも“氷禍の魔女”に近づけるように頑張ります」

長谷川「この役をやらせていただけることが本当に嬉しいです。初舞台で男性役。苦戦もすると思いますが、原作もアニメも拝見して、いい意味で新しい『キミ戦』をお見せできるように細かいところまで研究します!」

大西「イスカもダブルキャストですが、東京と大阪でキャストが変わる役もあるので、全然違う雰囲気になるんじゃないかと思います。演出の松多壱岱さんが作り出す世界観を一生懸命表現して、皆様の心に残るものをお届けしたいです」

(取材・文:通崎千穂)

プロフィール

大西桃香(おおにし・ももか)
1997年9月20日生まれ、奈良県出身。AKB48所属。Team8の奈良県代表、およびTeam Kのメンバー。58th~60thシングル3作品連続選抜メンバーに選出。役者として舞台・映画と精力的に活動中。主な出演作は『舞台少女ヨルハVer1.1a』、音楽劇『Zip&Candy』、映画『ホラーちゃんねる 事故物件』など。

長谷川玲奈(はせがわ・れな)
2001年3月15日生まれ、新潟県出身。NGT48を2019年に卒業。以後、主に声優として活動中。朗読劇の出演を除くと今作が初舞台となる。主な出演は、アニメ『恋と呼ぶには気持ち悪い』、キャラクタープロジェクト『電音部』、音楽朗読劇『モンテ・クリスト伯』など。

渡辺みり愛(わたなべ・みりあ)
1999年11月1日生まれ、東京都出身。乃木坂46の2期生として活動、2021年に卒業。現在は女優業を中心に活動中。主な出演作は、乃木坂46版 ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』、舞台『Les Misérables~惨めなる人々~』、『Little Fandango』など。

公演情報

舞台『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』

日:2022年10月20日(木)~24日(月) ※他、大阪公演あり
場:シアター1010
料:VIP席[前方・特典付き]13,200円 一般席9,900円(全席指定・税込)
HP:https://kimisen-stage.com/
問:公式HP内(お問い合わせ)よりお問合せください


©舞台「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」製作委員会

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