劇団ズッキュン娘の代表作、待望の再々演! オール女性キャストで贈る、痛快ハートフル不倫劇

劇団ズッキュン娘の代表作、待望の再々演! オール女性キャストで贈る、痛快ハートフル不倫劇

 藤吉みわ率いる劇団ズッキュン娘が『2番目でもいいの♡』を7年ぶりに上演。2014年に初めて上演された劇団の代表作であり、今回待望の再々演を迎える。

藤吉「劇団は今年10周年。大きな反響をいただいた劇団にとって特別なこの作品を、このタイミングで上演するのが一番相応しいのではないかと考えました。今回は初演からキャストも一新し、新作という気持ちで臨んでいます」

 出演はオール女性キャストで、濵咲友菜が不倫OLの待子を、藤吉は正妻の瞳を、吉岡茉祐は羊のぬいぐるみのメリーちゃん、英城凛空は喫茶店の店員はじめを演じる。

濵「待子は今の私より8歳上で、しかも不倫中。経験したことのないことだらけでわからない感情が多すぎて……。まずは大人の女性をどう演じるかが課題です」

吉岡「メリーはぬいぐるみだけど、私自身普段声優をしているので人間離れした役は割と得意かも(笑)。ただ声の仕事は手元の台本を頼りに演じるのに対し、舞台はセッションなので全然違う。現場で生まれる生の感覚を大切に演じていきたいですね」

英城「舞台は初めてで、すごく緊張しています。ただ藤吉さんがとても気さくな方なので、楽しい現場になりそうだなという予感があって。はじめはちょっと弱々しいキャラクター。グイグイいけない弱腰なところが自分と似てて(笑)、そういう意味では役に入りやすい感じがします」

 不倫相手と正妻が対峙し、泥沼になるかと思いきや――。不倫劇をハートフルに描き出す。

濵「AKB48に入ったのは12歳の時で、当時は不倫OLを演じるなんて全く考えてもみませんでした(笑)。想像もしていなかったことが沢山あって、いろいろ期待を裏切っていきたいと思います」

英城「自分がどんなはじめを演じて、どう舞台に立つか。まだわからない部分が多くて、自分自身どうなるかすごく楽しみです」

吉岡「こんなにライトに不倫を描けるんだというのがとても衝撃で、それを女性だけで演じるのも女性の味方という感じがして何だかすごく新鮮です。新しいことに挑戦する気持ちで、作品同様楽しく闘いたいですね(笑)」

藤吉「不倫の加害者や被害者がどうのではなく、描きたいのは人間愛。今回は脚本を思いきり変えているので、再演とはいえどんな作品に仕上がっていくのか自分でも予測不能なところが面白い。キャストから出てくるものを上手く捌いて料理して、後は天命を待ちたいと思っています」

(取材・文:小野寺悦子 撮影:友澤綾乃)

「そろそろ桜の開花が気になる季節。あなたが考える“最高のお花見プラン”を教えてください」

藤吉みわさん
「自分の家の庭に桜の木が1本、その木を囲んでお花見をする。というのが、私が思う最高のプラン。席取り合戦をすることもないし、追加で必要になったものは家からちょいちょいっと取ってこれる。自分の好きな人たちと憩う超プライベート空間……最高っ!」

プロフィール

濵 咲友菜(はま・さゆな)
2001年8月20日生まれ、滋賀県出身。AKB48チーム8滋賀県代表/チーム4兼任。2014年チーム8のメンバーとしてお披露目。2021年4月よりびわ湖放送「金曜 オモロしが」レギュラー出演。

吉岡茉祐(よしおか・まゆ)
11月7日生まれ、大阪府出身。2012年、avex×81produce「Wake Up, Girls! AUDITION」で、アニメ『Wake Up, Girls!』のメインヒロイン島田真夢に抜擢。声優・役者として幅広く活躍中。

英城凛空(はなしろ・りく)
5月18日生まれ、三重県出身。2021年1月男装ユニット「風男塾」に加入。高身長と端正なルックスを武器に、高身長を活かしたパフォーマンスで活躍中。

藤吉みわ(ふじよし・みわ)
1988年1月10日生まれ、鹿児島県出身。「劇団ズッキュン娘」、「劇団おねがいシスターズ」主宰。脚本・演出・女優と多彩に活躍。代表作に『グッバイ、マザー』、『シャバダバダ!』など。

公演情報

劇団ズッキュン娘 第16回本公演 2番目でもいいの♡

日:2022年3月24日(木)~27日(日)
場:新国立劇場 小劇場
料:特典なし8,000円 通常特典付9,500円 (全席指定・税込)
HP:http://www.zqn-musume.com/
問:ニッポン放送エンターテインメント開発部 tel.03-3287-1111

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