マダムテッキーナの勝手にサブタイトルの館

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今月のお悩み

四十肩治したい

テッキーナさんは肩周りトラブルありませんか? 私は最近、左肩周りに痛みがガンガン走っていまして、着替えようとするも腕が全く上がらず、抜けぬ腕と痛みとで大格闘になります。肩甲骨のあたりが痒くなろうものなら、長い棒を探して右往左往です。腕の上げ下げがこんなに大変になるなんて思ってもみませんでした。これはどうやら四十肩だぞ、と分かっているものの調べてもいつか治るばかり。そんな折、優雅な治療法を発見しました! この女性、苦悩しながらも綺麗に腕が上がっています! 是非、ここで私も治療して頂きたい! どこの整体かご存知ですか?

整体ではない

 四十肩、辛いですわよねぇ。アタクシのは、四十に乗っからせて頂いて良いものか、五十肩と言うべきか、まぁ、そこら辺の細かいことは置いておいたとしても、お辛い気持ち、よ~くわかります。前空きボタンの付いていない伸びない生地の服ですよ。あれは手強い。“一体なんの罰ですか”と1人身動きできず呆然とすること、しばしばございます。この肩の痛みばっかりは、時が流れ、自然治癒するのを待つしかないのでございましょうか、とアタクシも考えあぐねておりました。

 確かに、あなたが発見したこちらのチラシ通りの施術でしたら、気持ちも身体も大変優雅ではございますが、残念ながら、そちらは優雅な整体のご案内ではございません! こちらは、この秋、牧阿佐美バレヱ団が新国立劇場で上演予定の『時の彼方に アビアント(全幕)』のご案内でございます!

 故・高円宮憲仁親王殿下へのオマージュとして、2006年に初演されたこちらの舞台。「バレエでありながら同時に演劇でもあり、音楽でもあるような何か」を作り出そうとするその華麗な世界が、この度12年ぶりに全幕再演されることと決まったのです!

 芸術監督は日本屈指のバレエダンサーとして活躍し、意欲的な振付作品をいくつも生み出している、三谷恭三氏。出演は、青山季可氏・清瀧千晴氏・佐藤かんな氏という、錚々たるダンサー達。これは見逃すわけにはまいりません!

 あなたもアタクシも、四十肩が気になる所ではございますが、こちらに行かれてみてはいかがでしょう? あまりの詩的な美しさに、肩の痛みなど、すぐに忘れてしまうかもしれませんわよ!

『あ!ア ビアント観に行かんと!』

公演情報

牧阿佐美バレヱ団
『時の彼方に ア ビアント(全幕)』

日:2024年10月31日(木)
場:新国立劇場 中劇場
料:S席13,000円(全席指定・税込)
HP:https://www.ambt.jp
問:牧阿佐美バレヱ団 tel.03-3360-8251(10:00~18:00/土日祝休)

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