ゴジゲン松居の観劇心理テスト ~今宵あなたを癒さない~

Case.156 お祭りに参加するなら隅々まで

ハプニング1

ずっと気になっていた演劇祭が、もうすぐ開催される。チラシを見て、気になる演目もたくさんあって、チェックしているだけで楽しい。シンポジウムみたいなのもあるし、どういうスケジュールで観ようかな、とりあえず気になった演目だけ予約しようかな、と調べていると。少し値段が張るけど、通し券があるのにも気づいた! お得だ! でも、仕事のスケジュールもまだ見えないしなぁ……。さぁ、どうする?

◇通し券を買おう〈CLICK〉

◆気になる演目だけ予約〈CLICK〉

 

ハプニング2

通し券を買うと、どうやら予約せずとも、開場してから優先入場ができるらしい! ドリンクチケットももらえるし、特典のTシャツももらえた。演劇祭のラウンジに行くと、交流もできるみたい! ああ、演目も気になるけど、そうやって交流会みたいなので色んな人とも話してみたいな! さぁ、どうする!?

A ラウンジに入り浸ろう〈CLICK〉

B 演目を全通しよう〈CLICK〉

 

ハプニング3

気になる演目だけ予約して観劇すると、なんだか楽しくて、他の演目も気になってきた。だけどもうソールドアウトで、当日券しか出ないみたい。並んでみないと状況はわからないし、でも暇なわけじゃなくて仕事もあるからなぁ。気になる演目観れたから満足だし。どうしようかなぁ。さぁ、どうする!?

C 当日券チャレンジ〈CLICK〉

D 観るもの観たし帰ります〈CLICK〉

 

診断結果

A 仲間増やしお祭りタイプ

パス券を首からぶらさげていたら、普通のお客さんより太客の気持ちになって、道の真ん中を歩けますよね。それで、演劇祭の方にも感謝されるし、パスをさげた人を同志に感じたりして。観た劇の感想をラウンジで話し合って、飲みに行ったりなんかして! 友達がふえちゃう!

〈ラッキーバナナの考え方〉朝食……元気が出るよ

 

B 全体重お祭りタイプ

出品された様々な劇を楽しむ、がそもそもの目的ですからね。ドリンクチケットに油断せず、わき目もふらず、劇場に足を運んで、演目に全体重かけて楽しんでやりましょう。僕もそうでした。ラウンジなんて恥ずかしくて行けないしねぇ。観たらすぐ帰るしかないよなぁ!

〈ラッキーバナナの考え方〉スイーツ……チョコバナナとかね

 

C 気の向くままお祭りタイプ

事前に予定を立てたくないのですね。また観たくなったら並べばいいし、逆に行かなくてもいい。ラウンジに行きたくなったら行けばいいし、気分次第で、のびのびと動いて、路上の花に足を止めたりなんかして。風の吹くまま気の向くままに過ごすあなたの横顔はとてもきれいだ!

〈ラッキーバナナの考え方〉隠し味……カレーに入れるのかよ

 

D お祭りと生活に一線を引くタイプ

まあ都合ですよね。演劇祭は、自分のスケジュールに合わせて開催されるわけではないので、観れるものだけサクッと観て、きちんと自分の生活に戻っていく感じは、わかります。働かなきゃいけないし、普通に見たいドラマもあるし。「祭りは今だけなのに」とか言われても関係ないよ!

〈ラッキーバナナの考え方〉ジュースの具材……駅とかでも飲んじゃう

今月のお言葉

苦しいこともあるだろさ。悲しいこともあるだろさ。
だけど僕らは挫けない! 泣くのは嫌だ、笑っちゃお!

―――――人形劇『ひょっこりひょうたん島』より

2月の下北沢演劇祭期間中に、下北沢国際人形劇祭というのが1週間開催されてたんです。世界中の人形劇の人たちが、スズナリで毎日日替わりで色んな演目をしていて。僕は人形劇が好きなので、通し券を買って、初めて全通、というものを経験しました。映画祭でも演劇祭でも出品する側が多かったので、こうしてお客さんとして、全体重で参加するのはとても楽しいんだなーと! コミュ力が低く、誰とも話せなかったのだけ心残りでした!

プロフィール

松居大悟(ゴジゲン主宰)

5月10日から映画『不死身ラヴァーズ』公開です。
J-WAVE「RICOH JUMP OVER」毎週(水)26時~ 27時。

連載コラムカテゴリの最新記事