シェイクスピア悲劇の最高峰『ハムレット』を、小田島創志の新訳で舞台化
迷える若者が語る数々の名セリフに、新たな息吹が吹き込まれる
新しいシェイクスピア劇が、いま、誕生する
水戸芸術館は、シェイクスピア作品を新しい翻訳と演出で創造する企画シリーズにおいて、『ハムレット』を2027 年1月、2月に、水戸芸術館ACM 劇場及び東京芸術劇場シアターイーストで上演します。
本企画では、若手の翻訳家としてその活躍が期待されている小田島創志が翻訳を担当し、演出は、本シリーズで『ロミオとジュリエット』(2025 年9 月上演)を演出した大澤遊が引き続き担当。
また、話題のダンスカンパニー<水中めがね∞>に劇中の振付・ステージングを依頼し、シェイクスピアのことばの世界に身体的な躍動感を与えていきます。
出演は、ハムレット役に池岡亮介を抜擢、新世代による新しいハムレット像が期待できます。
ハムレットの母ガートルード役には元宝塚月組男役トップスターの珠城りょうをキャスティングします。
またハムレットの叔父であり王のクローディアス役には、劇団唐組の久保井研を起用。唐十郎のことばで鍛え上げられた肉体で、シェイクスピアの舞台に初挑戦します。
ポローニアス役には味のある演技に定評のある南河内万歳一座の荒谷清水、オフィーリア役は舞台での繊細な演技が魅力の湯川ひなが演じます。
水戸芸術館の専属劇団ACM(Acting Company Mito)のメンバーに加え、旅芸人の一座団長を松田洋治、他に気鋭の若手俳優を抜擢しつつ、新しいシェイクスピア劇の創造を目指します。
°˖✧物語✧˖°
不穏な芝居の幕開けだ
デンマークのエルシノア城。
父王の亡霊から、叔父クローディアスに毒殺された事実を告げられた王子ハムレットは、固く復讐を誓う。
叔父と再婚した母ガートルード、そして美しい恋人オフィーリアの存在に、悩み苦しみ、狂気を装っていたが、内大臣ポローニアスを刺し殺したことから、ハムレットの果敢な行動がすべての人々を巻き込んでいく。
~コメント~
先日、シェイクスピアを翻訳してきた祖父の小田島雄志が息を引き取りました。その祖父が愛してやまなかった『ハムレット』の新訳に、水戸芸術館で挑戦する機会をいただき、身が引き締まる思いです。
今、敢えて新訳する意義を感じていただけるような、作品世界がクリアに見える新訳を目指します。
そして、『世界のすべては、ひとつの舞台~シェイクスピアの旅芸人』以来、池岡亮介さん演じるハムレットをフルで観たいと熱望していました。その実現に、興奮がとまりません。
心から信頼している演出の大澤遊さん、魅力的なキャスト・スタッフの皆様と、作品に取り組む日々が待ち遠しい。
オチがつかないコメントになってしまい落ち着かない気分ではあるものの、翻訳者として引き続き、シェイクスピアの言葉に全力で向き合います。
【翻訳】 小田島創志 (おだしま そうし)
1991 年生まれ。翻訳家・イギリス演劇研究者。翻訳作品に『受取人不明 ADDRESSUNKNOWN』『タージマハルの衛兵』『ポルノグラフィ』『アンチポデス』『HEISENBERG(ハ
イゼンベルク)』『管理人/THE CARETAKER』『聖なる炎』『ブレイキング・ザ・コード』『ラビット・ホール』『エンジェルス・イン・アメリカ』『ULSTER AMERICAN』『BIRTHDAY』『ドクターズジレンマ』『白衛軍―The White Guard』など。
昨年1 月に上演した『世界のすべては、ひとつの舞台〜シェイクスピアの旅芸人』の中で、池岡さんにはハムレットを演じてもらいました。それがあまりに素晴らしく、稽古中に「池ちゃんで『ハムレット』やりましょうよ!」とプロデューサーに言ってしまったほど。それがこんなに早く実現するとは、ありがたい限りです。
小田島さんの新翻訳で、あの有名な台詞たちがどう響くのか。そして、ベテランから若手まで、信頼できる素敵なメンバーとどんな『ハムレット』が生まれるのか、今からとても楽しみです。
【演出】 大澤 遊 (おおさわ ゆう)
演出家。日本大学芸術学部演劇学科卒。
平成28 年度文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として英国Derby Theatre で研修。
最近の主な演出作品は『命を弄ぶ男ふたり/口に花を持つ男』、『帰ってきた冒険者たち』、『CARNAGE』、『You Bury Me』など。
水戸芸術館では『ライフ・イン・ザ・シアター』、『世界のすべては、ひとつの舞台』、『ロミオとジュリエット』などを演出。
先日、初めて座組で集まり、小田島創志さんの新訳台本を読み合わせました。丁寧で分かりやすく、そして挑戦的な言葉遊びの数々。「こんなに面白いところがまだまだあるんだ」と読みながらもワクワクできる、とても贅沢な時間でした。
魅力溢れるキャストの方々、心から信頼できる演出の遊さん、存分に胸をお借りして、今作に臨みたいと思います。
大好きな水戸、今回は東京でも、皆さまと劇場でお会いできる日を、心から楽しみにしています。
【出演】池岡亮介 (いけおか りょうすけ)
1993 年愛知県出身。
近年の主な出演に、舞台『煙の汽水域』、『A Perfect Family』、『国語事件殺人辞典』、『シッダールタ』、『絢爛とか爛漫とか』、『帰還の虹』、『世界のすべては、ひとつの舞台~シェイクスピアの旅芸人』、『白衛軍The White Guard』、『みわこまとめ』、『イノセント・ピープル~原爆を作った男たちの65 年~』、『サンソン-ルイ16 世の首を刎ねた男-』、『夜明けの寄り鯨』など。
公演情報
『ハムレット』
【作】W.シェイクスピア
【翻訳】小田島創志
【演出】大澤遊 【振付・ステージング】水中めがね∞
【出演】池岡亮介、珠城りょう、久保井研、荒谷清水、湯川ひな、加藤良輔、阿岐之将一、
八頭司悠友、大石英玄、西奥瑠菜、塩谷亮/大内真智/小林祐介(劇団ACM)、松田洋治
【美術・衣裳】池宮城直美 【照明】鷲崎淳一郎 【音響】遠藤瑶子
【演出助手】和田沙緒理【舞台監督】川除学
【宣伝美術】曽我貴裕 【宣伝写真】Makoto Suenaga【宣伝ヘアメイク】HISAMITSU TAKAHASHI 【宣伝スタイリスト】takashi sekiya
【制作】比嘉まどか(水戸芸術館) 【プロデューサー】櫻井琢郎(水戸芸術館ACM 劇場芸術監督)
〇水戸公演 水戸芸術館ACM劇場
【日程】2027 年1 月29 日(金)~2 月7 日(日)
https://www.arttowermito.or.jp/theatre/lineup/article_4332.html
〇東京公演 東京芸術劇場シアターイースト
【日程】2027 年2 月11 日(木・祝)~14 日(日)
https://www.arttowermito.or.jp/theatre/lineup/article_4360.html
★水戸公演・東京公演 共にカンフェティでチケット販売いたします(先行販売予定あり)
【お問い合わせ】
水戸芸術館ACM 劇場(10:00~18:00、月曜・年末年始休館)
TEL 029-227-8123
〒310-0063 茨城県水戸市五軒町1-6-8
https://www.arttowermito.or.jp/
公演のほか、バックステージツアー等も開催予定です。