新国立劇場、秋のオペラ公演はプッチーニの『ラ・ボエーム』を上演!
2012年公演より(撮影:三枝近志)

芸術の秋、新国立劇場2025/2026シーズンのオープニングは、永遠の青春オペラ『ラ・ボエーム』
パリを舞台に、詩人ロドルフォとミミの儚い愛、そして明日の成功を夢見る若き芸術家たちの貧しくも自由な生活を描いた『ラ・ボエーム』は、プッチーニの甘美な旋律がとびきりロマンティックな物語を紡ぐ、永遠のラブストーリーです。
パリの町を俯瞰するような粟國淳演出の舞台は、豪華にして繊細。丁寧な心理描写で若者たちの愛と喪失の物語を映画のように描き出し、感動を誘います。

プッチーニの名作に、名匠パオロ・オルミの指揮のもと注目のキャストが大集結します。ヒロインのミミには感情表現が絶賛されるマリーナ・コスタ=ジャクソンが新国立劇場初登場。
ロドルフォにはトップテノールのルチアーノ・ガンチ、マルチェッロにはイタリアの実力派バリトン、マッシモ・カヴァレッティが出演。コケティッシュなムゼッタには活躍の続くソプラノの伊藤晴が登場。
実力派が揃い、新シーズンの幕開けを飾ります。

2012年公演より(撮影:三枝近志)

19世紀パリを舞台に、詩人ロドルフォとお針子ミミの純愛、そして明日の成功を夢見る若き芸術家たちの貧しくも自由な生活を描いた青春オペラ『ラ・ボエーム』。
ミュージカル『RENT』の原作としても有名で、夢を追い、一瞬一瞬を大切に生きる若者たちの物語は、いつの時代も共感を呼んでやみません。

クリスマス・イブのパリ、詩人ロドルフォが独り仕事をしていると、隣人のミミが灯りの火を貰いに現れ、二人はたちまち恋に落ちる。カルチェ・ラタンで恋を謳歌する若者たち。
2月の雪の日、ロドルフォは病のミミを救うため別れを決意。やがてミミが瀕死の状態で屋根裏部屋に運び込まれる――。

「冷たき手を」「私の名はミミ」の名アリアによって綴られる第1幕のロドルフォとミミの出会いのシーンは、数あるオペラのラブシーンの中でも最も美しい、決定的名場面。華やかなパリ、カルチェ・ラタンの賑わいを描いた第2幕、雪の降りしきる中、別れを決意した恋人たちの美しくも悲しい四重唱、そして涙を禁じえないラストシーンと、見どころは枚挙にいとまがありません。

粟國淳の繊細な演出は、丁寧な心理描写で若者たちの夢と挫折の世界を対比し、感動を誘います。パリの街を俯瞰するような豪華な舞台も見どころ。
永遠のラブストーリーとして不動の人気を誇る『ラ・ボエーム』は、常に“好きなオペラ”にランクインする鉄板の名作。夢を追い懸命に生きる若者たちの物語は、いつの時代も感動を呼び続けています。
世界中で愛される『ラ・ボエーム』は、初めてのオペラ鑑賞にもお勧めです。


左上より P.オルミ、粟國淳、M.コスタ=ジャクソン、L.ガンチ
左下より M.カヴァレッティ、伊藤晴、駒田敏章、A.ペレグリーニ

ヒロインのミミには繊細で情感豊かな表現を得意とし、ドラマティックな役柄へも活躍を拡げるソプラノ、マリーナ・コスタ=ジャクソンが新国立劇場初登場。ロドルフォには輝かしい声で魅了するトップテノール、ルチアーノ・ガンチが、新国立劇場へは23年『シモン・ボッカネグラ』に続き出演。マルチェッロにはミラノ・スカラ座などで活躍するイタリアの実力派バリトン、マッシモ・カヴァレッティが出演。
ムゼッタは、ベルカントやリリックの主要な役どころで活躍を続け、今年新国立劇場『カルメン』ミカエラ、高校生のためのオペラ鑑賞教室公演の蝶々夫人役でも絶賛を博した伊藤晴が出演します。
指揮はイタリアの名匠パオロ・オルミが嬉しい再登場となります。


クリスマス・イブのパリ。
若くて貧しい芸術家4人が住む屋根裏部屋で詩人ロドルフォが独り仕事をしていると、隣人のお針子ミミがロウソクの火を貰いに現れ、二人はたちまち恋に落ちる。画家マルチェッロも元恋人のムゼッタとよりを戻し、若者達は恋を謳歌する。
2月の雪の日、ロドルフォは極貧の自分では胸を患うミミを救えない、と痛恨の別れを決意する。
数か月後、ミミが瀕死の状態で屋根裏部屋に運び込まれるが……。


■新国立劇場『ラ・ボエーム』ダイジェスト映像(2020公演より)




新国立劇場2025/2026シーズンオペラ 開幕公演
令和7年度(第80回)文化庁芸術祭オープニング・オペラ

ジャコモ・プッチーニ『ラ・ボエーム』
La Bohème / Giacomo PUCCINI

全4幕〈イタリア語上演/日本語及び英語字幕付〉

【会場/公演日程】
新国立劇場 オペラパレス
2025年
 10月1日(水) 18:00
 10月4日(土) 14:00
 10月7日(火) 13:00《貸切》
 10月9日(木) 14:00
 10月11日(土) 13:00
※予定上演時間:約2時間50分(休憩含む)

【チケット】
■一般前売開始:2025年8月9日(土) 10:00~

■S席:26,400円 / A席:22,000円 / B席:15,400円 ほか
 ※チケットの詳細は下記の公式HPよりご確認ください

■公演情報WEBサイト:https://www.nntt.jac.go.jp/opera/laboheme/

【キャスト】
指揮(Conductor)  :パオロ・オルミ Paolo OLMI
演出(Production)  :粟國 淳 AGUNI Jun
美術(Set Design)  :パスクアーレ・グロッシ Pasquale GROSSI
衣裳(Costume Design):アレッサンドロ・チャンマルーギ Alessandro CIAMMARUGHI
照明(Lighting Design):笠原俊幸 KASAHARA Toshiyuki

ミミ(Mimì)      :マリーナ・コスタ=ジャクソン Marina COSTA-JACKSON
ロドルフォ(Rodolfo)  :ルチアーノ・ガンチ Luciano GANCI
マルチェッロ(Marcello) :マッシモ・カヴァレッティ Massimo CAVALLETTI
ムゼッタ(Musetta)   : 伊藤 晴 ITO Hare
ショナール(Schaunard) :駒田敏章 KOMADA Toshiaki
コッリーネ(Colline)   :アンドレア・ペレグリーニ Andrea PELLEGRINI
べノア(Benoit)     :志村文彦 SHIMURA Fumihiko
アルチンドロ(Alcindoro) :晴 雅彦 HARE Masahiko
パルピニョール(Parpignol):髙畠伸吾 TAKABATAKE Shingo

合唱指揮(Chorus Master) :冨平恭平 TOMIHIRA Kyohei
合唱(Chorus)      :新国立劇場合唱団 New National Theatre Chorus
児童合唱(Children Chorus):世田谷ジュニア合唱団 Setagaya Junior Chorus
管弦楽(Orchestra)    :東京フィルハーモニー交響楽団 Tokyo Philharmonic Orchestra

芸術監督(Artistic Director):大野和士 ONO Kazushi




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