若手振付家・増川建太×京都芸術センター『指で触れ火にかけかき混ぜ/る振付のレシピ にんじん断面指なぞりショー』上演決定!

若手振付家・増川建太×京都芸術センター『指で触れ火にかけかき混ぜ/る振付のレシピ にんじん断面指なぞりショー』上演決定!

京都芸術センターが主催・プロデュースする舞台芸術事業、KAC Performing Arts Programでは、京都芸術センターの創作環境を活かし、演劇、ダンス、音楽、伝統芸能など、現代の上演芸術を探究する気鋭の若手や、最前線で活躍するアーティストを迎え、新作の創作・上演や再創作を中心に様々なプロジェクトを発信してきました。

今回、京都芸術センターとタッグを組むのは、京都の若手振付家、増川建太

増川は、舞踏の身体観をベースとして、言葉と身体の関係を探求してきた振付家です。本作では、「料理のレシピ」と「舞踊譜」という、虚を突く組み合わせを賭け金として、共同振付の渡辺綾子黒田健太とともに、新たな身体の質感を舞台上で展開します。

振付家・増川建太よりコメント

本公演は、ことばによる舞踊譜を書き込んだ「振付のレシピ」を元に、身体を運ばせながら実際に料理を行っていくダンス公演です。

食べる行為(舌で味わい咀嚼し内臓に入れる)の手前にある料理は、まだ口には入れないが、食材を触る皮膚、つまり体の体壁器官と、内臓器官が繋がる予感を、微かに感じ取る行為であります。

ダンスを見るとき、我々はダンサーの身体の表面しか観ることは出来ませんが、私にとって良い踊りはやはり、観ていて身体的な知覚が残ってしまう、内臓を触られてしまい痕が残ってしまうような踊りです。

それは、人の表面が裏返り、内臓を見せられてしまったような体験でもあります。

そして、ことばによる振付は、言葉をロジカルではなく身体的に感知して、内側から喚起されてダンサー達を動かします。
それは観ている人に時間差で襲いかかることばにもなります。

公演のために、出演者達との3ヶ月の身体稽古や、戦前戦後のレシピ、土方巽の舞踏譜のリサーチ等、様々な準備を進めています。

烹ても焼いても喰べられまい消化不良ダンスとなっておりますが、ぜひ観にいらしてください。

◆公演概要

KAC Performing Arts Program 2024
増川建太『指で触れ火にかけかき混ぜ/る振付のレシピ にんじん断面指なぞりショー』

★公演によって出演者の担当する料理が変わり、味や見た目に変化あり。
★「別腹座談会」として、各会終了後、ポストトークを行います。

各公演の詳細や別腹座談会主賓の詳細、最新情報などは下記の公式ホームぺージよりご確認ください。

◎京都芸術センターホームぺージ https://www.kac.or.jp/

【日程/会場】
2025年 2月8日(土)~2月11日(火・祝)/2月14日(金)~2月16日(日)
京都芸術センター 講堂(南館2階)

【クレジット】
振付・出演:増川建太
共同振付・出演:黒田健太、渡辺綾子
ドラマトゥルク:岡元ひかる

宣伝美術・記録:進士三紗
記録映像:FrameBird
照明・舞台監督:十河陽平
音響:斎藤悠麻
制作:平居香子、寺岡樹音、谷竜一(京都芸術センター)
企画:平居香子(京都芸術センター)
主催:京都芸術センター

【チケット】
・並盛り(一般):3,000円
・小盛り(U29) :2,000円
・大盛りペア券 :5,500円
・特盛り券(通し券):12,000円
 ※期間中何度でもご覧いただける、レシピ付きの通し券
・おかわり割:2回目以降の鑑賞は通常料金の《1,000円引き》(当日のみの販売)
★チケット申込み >https://x.gd/5YAgs

【お問い合わせ】
京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
Tel:075-213-1000(10:00~18:00)
Fax:075-213-1004
Mail:info@kac.or.jp

振付・出演者プロフィール

振付:増川建太

撮影:進士三紗

東京都出身。大学在学中に舞踏と出会い、以後舞踏の身体観をベースに活動を行う。振付や演出以前の、身体そのものが重要であると考えており、大切にしている。
2023年6月の『指で触れ火にかけかき混ぜ/る振付のレシピ』ではかねてから作品のモチーフとしていたことばによる振付を、料理のレシピに書き込んで、料理を行いながら、ことばによる振付で身体を運ばせる公演を行った。

共同振付:渡辺綾子

撮影:進士三紗

滋賀県出身。幼少期から踊り始め、現在は俳優として舞台や映像作品に参加している。
たいせつにしているものは自分自身、それから、できるだけ自然であること。目標は、それが食べられるものであるかどうか自分で判るようになること。
近年の参加作品には、ルサンチカ『殺意(ストリップショウ)』、ルドルフ『ヒロインの仕事』、お寿司『桃太郎』、谷口慈彦『嬉々な生活』、サニーデイ・サービスMV、大河ドラマ『光る君へ』などがある。

共同振付:黒田健太

撮影:進士三紗

愛媛県出身。京都で暮らしカフェ/ゲストハウスで働きながら、主に舞台でダンサーとして活動している。
まだよく知らない人と一緒におどる、ねむる、そうじするといった行為を通して共通の話題にふれる実践を行なっている。音楽家の Tsubasa Kokumai と共に本作りにおける〈共同作業〉を基に、舞台芸術の手法を応用し、ジャンル、立場、性質を問わない様々な人々との交流、実践を行う<verse-paradox>を運営している。




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