今年の冬に⼈類が滅亡するらしい。それまでの数ヶ⽉。絡みあった性愛と欲望……
2023年に東京⼤学で旗揚げし、東京を中⼼に活動を⾏う演劇団体「ド・パールシム」の新作公演『斜陽
族』が12⽉5⽇(⽊)〜12⽉8⽇(⽇)に下北沢 OFF・OFF シアターで上演される。
作・演出を務める新井孔央は⽇本劇団協議会主催「⽇本の劇」戯曲賞 2023 で佳作受賞するなど、若⼿劇作家として次第に注⽬を集めている。
精⼒的に活動を続けているド・パールシムが作り上げる濃密な劇世界に、ご期待ください。
◆あらすじ
今年の冬に⼈類が滅亡するという予⾔がオカルトの界隈で流⾏していた。
⾃堕落な⽣活を送っていた池⽥ひばりは、友⼈の彼⼥と浮気をしていた。その浮気を知ったその友⼈は、ひばりを責めるどころか、滅亡するまで⼀緒にアダルトビデオを作らないかと⾔ってきた。
ひばりは滅亡なんてどうせくだらないと思いながらも、別に他に何もすることがないからと、友⼈の誘いにのり、共にアダルトビデオを作ることになる。
彼らの⾝勝⼿で欲望に塗れた⾏動によって、⼈間関係は絡み合い、そして崩壊へ進んでいく。
◆新井孔央(作・演出)コメント
いよいよド・パールシムは下北沢に進出します。この下北沢の地で⾃分たちが今まで団体として追求してきた「若者の⾃意識の⾏き着く先」というテーマを⾊濃く描くことができ、⾮常に嬉しいです。
『斜陽族』は、社会への希望を感じることができず、孤独で無⼒だと感じながら⽣きている私たちの、⼈間の内にある欲望やエゴイズムを感じることができる作品だと思います。最低で⾮倫理的で、欲に塗れた⼈々による会話で構成される本作品ですが、きっとそこには⼈間の⽣きる上で⼤切にしなくてはいけないもの、切実に感じているのに無意識に封じ込めているものが沢⼭あって、そうゆうものをダイレクトに感じられる作品です。そんな本作品を通じて、少しでも⼈間のことを好きになってもらえることを願っています。
◆ド・パールシムについて
新井孔央(作・演出)と草加陽⼦(俳優)による演劇団体。
2023年 4⽉、「劇団ド・パールシム」として東京⼤学で新井孔央が旗揚げ。2024年 2⽉より演劇団体「ド・パールシム」として現体制で活動。
⾃意識やプライドに塗れた⼈間の姿と、最低で切実な性愛を、会話のみで緻密に美しく描き出す。
作・演出の新井孔央は著作『杳たる⽉』で⽇本劇団協議会主催「⽇本の劇」戯曲賞 2023 佳作受賞。
◆公演概要
ド・パールシム #1 『斜陽族』
【公演日程/会場】
2024年 12⽉5⽇(⽊)〜12⽉8⽇(⽇)
下北沢 OFF・OFF シアター(〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-11-8 TAROビル 3F)
【出演】
新井智琉
北川駿
高瀬理子
高橋真理
橋詰⾼志
松本咲
南朱夏
草加陽子(ド・パールシム)
【スタッフ】
作・演出:新井孔央(ド・パールシム)
舞台監督:加藤葉⽉、しみずあかり
照明:中村仁(黒猿)、島元美奈
⾳響:さわツき
制作:さいとうさおり
ビラ写真:6D
宣伝美術:三木百々葉(劇団綺畸)
協⼒:KWAN、GUSH OUT
企画:ド・パールシム
【公演スケジュール】
12月5日(木) 19:00
12月6日(金) 14:00 / 19:00
12月7日(土) 14:00 / 19:00
12月8日(日) 13:00
全 6ステージ
【チケット】
⼀般《予約》:3,500円
学生《予約》:2,800円
当日券:3,800円(⼀律)
応援チケット(特典付き):6,000円
※全席自由席
【各種公式】
HP:https://www.do-parusimu-engeki.com
X(旧 Twitter):@do_parusimu
メールアドレス:gekidan.doparusimu@gmail.com