毛皮族(代表:江本純子)企画・製作、『セクシードライバー』が2022年11月30日(水)〜12月4日(日)に北千住BUoY(東京都足立区千住仲町49-11)にて上演されます。
プロジェクションライブパフォーミングアー・・いや、シ・・ネマかな?
2009年に財団江本純子公演としてギャラリールデコ4F(東京都・渋谷区)にて初演し評判を呼び、その後第54回岸田國士戯曲賞最終候補にもなった作品の再演です。
ミッドナイトの絶景ベイエリアで起こったハプニングな野外演劇が驚異の80分長回しシネマ(全編100分)に・・収まったかと思えば、それをとてつもないパフォーマンスとともにトーキーしちゃって、シアターでプロジェクション&プレイする、ライブでアートな・・エンタメを忘れることのないオルタナティブなショウを、ゴー オンします。
Q&A
江本純子へのよくある質問
Q.どんな公演なんですか?
A.2021年に、野外にて無観客公演ならぬ「観客ひとり公演」を行おうと、上演場所を探し求めていたら絶景に出会いました。そこで上演した深夜3時からの奇跡的なオールナイトロング演劇時間を、「観客ひとり」が・・・とても美しく収めたんです。それも演劇視点のワンカット長回しで。
ちなみに「観客ひとり」っていうのは、わたしの民芸名でもあるんですが(この説明は3時間かかるので省きますね)。そんなとっておきの野外演劇映像に対して、遠藤留奈と鈴木将一朗という、超絶技巧を持ったスーパーパフォーマーの二人が、生でトーキーしちゃう、それはもう・・演劇だか映像作品だかわからないライブ迷宮に誘って行く新感覚なやつです。新感覚とかいうとお金かかったデジタルなインスタレーションを想像するかもしれませんが、割と誰でも思いつきそうなところからテクスチャーの新開拓を試みた、アナログ的なものです。
Q.演劇なんですか映像なんですか?
A.演劇の楽しみもの映像の楽しみも、両方のいいとこどりした融合形態です!
Q.『セクシードライバー』のあらすじを教えてください。
A. 深夜、タクシーに携帯電話を忘れた女と、女が乗っていたタクシー運転手が再び出会ったことで、二人の寂しさの放出が止まらなくなる話です。
Q. 下世話な部分でのアピールポイントを教えてください。
A. この戯曲は、2009年に財団江本純子公演としてギャラリールデコ4F(東京都・渋谷区)にて初演したときにすごく評判がよかったのと、その後第54回岸田國士戯曲賞最終候補にもなったことを結構自慢したいのと。今年2022年3月に今回の上演スタイルで試演会も行なって、SNSやアンケートを通して、「今年のベストワン出た!」「本当にスゴかった」「驚いた」「素直にワクワクした」「とんでもない作品だった」「とんでもなく面白かった」「前代未聞の試みだった」「ビー・ガンのロングデイズジャーニーよりある意味凄い」「コレ、ある意味(別の意味で)「2.5D演劇」だよ!」などなど、「そこまで?!」なご感想を多数ちょうだいしました。
毛皮族について
2000年9月、江本純子作・演出作品を上演する団体として設立する。
旗揚げ当初の数年間は、祝祭色の強い狂騒的な演劇を上演。女性俳優たちによる、とても”形容しがたい”パフォーマンスが注目を集め、旗揚げ4年目の公演にて、4,000人を動員する劇団となる。
しかし”形容しがたい”パフォーマンスだけが「毛皮族」の象徴のようになっている事態に違和感がぬぐえず
2006年頃より、それまで400人規模の中劇場での公演を続けていたことから一転し、40〜50人入ればいっぱいの小さなギャラリーで「笑い」と「おふざけ」に特化した軽演劇プロジェクトを開始する。公演期間の一ヶ月間、新作喜劇を3~4本上演していくというフットワークの軽さで、多様な喜劇手法を試みていく。
2010年、創立10周年を迎え、下北沢駅前劇場にて上演した『小さな恋のエロジー』が第55回岸田國士戯曲賞の最終候補となる。
2012年、フランス・パリ日本文化会館から招聘され、初の海外公演を行った。
2015年、「劇団」という形から離れ、「集団」とは違う「個人」同士でつながる創作の形を模索し始める。
2016年、小豆島で地域の皆さんと作った野外演劇、2017年にセゾン文化財団の助成で行った海外充電(主に旅)を経て
2018年頃より「財団、江本純子」公演にて「分断のない」関係での創作スタイルを実践していく。演劇を作るために必要なシステムを全て疑って、新たな演劇づくりの形を創造・発信していくに至る。『醤油理論から始まる新しいセックスの形』なんて理論まで生んでしまう。
2020年、そんな模索と実践の自由研究を踏まえて「毛皮族」は改めて始動する。同時に創立20周年を迎える。
公演概要
毛皮族『セクシードライバー』
公演期間:2022年11月30日(水)〜12月4日(日)
会場:北千住BUoY(東京都足立区千住仲町49-11)
作・演出・映像:江本純子
■出演者
遠藤留奈、鈴木将一朗、江本純子
■スタッフ
テクニカルディレクター:糸山義則
アシスタントディレクター:糸山和則
照明協力:伊藤孝
演出協力:森田結以子
制作協力:木下京子
票券:鈴木ちなを
デザイン:twominutewarning
WEB: rhythmicsequences
協力:糸山裕子(AMCF)、菅原雪、SCN、ART:CORE、MASH
企画・製作:毛皮族
■公演スケジュール
11月30日(水) 19:00
12月01日(木) 19:00
12月02日(金) 14:00/19:00
12月03日(土) 14:00/19:00
12月04日(日) 14:00
■チケット料金
前売:3500円
当日:3800円
(全席自由・整理番号付)
公式ホームページ
https://junko-emoto.com/
Twitter
@kegawazoku2000
11月13日(日)10:00よりチケット発売開始