「死ぬ前にピアノを弾かせてください」 特攻隊員が弾いたピアノソナタが織りなすドラマ チーム・クレセント『朗読劇 月光の夏』上演決定

「死ぬ前にピアノを弾かせてください」 特攻隊員が弾いたピアノソナタが織りなすドラマ チーム・クレセント『朗読劇 月光の夏』上演決定

一般社団法人 チーム・クレセント主催、チーム・クレセント朗読劇場VOL.6『朗読劇 月光の夏』が2022年6月9日(木)~6月12日(日)にザムザ阿佐ヶ谷(東京都杉並区)にて上演されます。

「死ぬ前に、思いっきりピアノを弾かせてください!」

特攻出撃を目前に控えた二人の青年は、ベートーヴェンの『月光』を弾き、今生の別れを告げた
しかし、彼らには思いもよらぬ命運が待ち受ける
逝った者…、残された者…、戦争はどちらにも残酷であった
ベートーヴェンの『月光』に奏でられた哀しくも美しい秘話が時を経て甦る!

【あらすじ】
 佐賀県鳥栖市―。太平洋戦争末期、鳥栖国民学校(現:鳥栖小学校)に二人の特攻隊員がやって来た。「今生の別れに、ピアノを思いっきり弾かせて欲しい」とベートーヴェンのピアノソナタ『月光』を弾き、去っていった。
 戦後四十五年経ったある日、そのグランドピアノが老朽化のため廃棄されると聞き、当時、演奏に立ち会った元教師の吉岡公子は、ピアノを保存して欲しいとの思いから、生徒たちに二人の特攻隊員との思い出を語った。この話は大きな反響を呼んだが、二人の特攻隊員の名前を吉岡が聞いていなかったため、ピアノを弾きに来た特攻隊員の存在が疑われることになった。
 一方、この話をラジオドキュメンタリーにしようと、作家三池安文と九州放送局の石田リエは真実を求め取材を進めていく。やがて、元特攻隊員の石倉金吾の証言により、不時着したり、エンジン不調のため引き返してきた隊員が、ひそかに隔離軟禁された“ 振武寮 ”の存在が明らかになる。
 果たして、二人の特攻隊員は…。

【主催者より】
『月光の夏』は、古びた一台のピアノが主役です。 ピアノの存在が特攻の史実と戦争の悲惨さ教えてくれます。 これは単なる朗読劇ではありません。 ベートーヴェンのピアノソナタ『月光』の調べが織りなす美しい心のドラマです。 いのちの重さと多くの感動を伝えたいと思います。 平和への祈りを込めてー。

チーム・クレセントとは

営利を目的とした商業演劇とは一線を画した社会性のある演劇活動を通して、平和な社会を構築すること及び大都市に限らず、舞台演劇に直接触れることの少ない地方都市にも活動の場を広げることで、演劇と演劇以外の芸術・文化との融合による地域社会の文化活動の活性化、推進に寄与することを目的としています。

【メンバー】
西村 滋(享年91歳)(作家)/ニシモトマキ(脚本家)/片山 美穂(企画・制作、俳優)

西村 滋 公式ホームページ「西村滋さんに会いに行こう!」
https://sites.google.com/view/nishimura-shigeru

公演概要

チーム・クレセント朗読劇場VOL.6『朗読劇 月光の夏』
公演期間:2022年6月9日(木)~6月12日(日)
会場:ザムザ阿佐ヶ谷(東京都杉並区阿佐谷2丁目12−21 ラピュタビル B1F ラピュタ阿佐ヶ谷)

■出演者
前田 暁彦/宮川 知久/小宮 明日翔/下坂 亮介/杜江 良/春田 ゆり/落合 明日香/滝野 洋平/副島 風/秋野 隆宏/阿賀 道郎/片山 美穂 

【ピアノ】 根本 英亮/藏田 健太郎 (W キャスト)

■スタッフ
照明:高橋 康孝
音響:余田 崇徳
舞台監督:八木澤 賢
美術:杜江 良
宣伝美術:おかめ家 ゆうこ
映像収録:齋藤 耕路(ユニコーン)
舞台写真:小杉 朋子
制作協力:J-Stage Navi 平田 愛奈
制作:片山 美穂
企画・製作:チーム・クレセント

【協力】
アイティ企画
劇団俳協
SASP
DPIC Entertainment.
Pカンパニー
宝映テレビプロダクション

【主催】
一般社団法人 チーム・クレセント

■チケット料金
一般:4500円
高校生以下:3500円
(全席自由・税込)

公式ホームページ
http://www.teamcrescent.com/koen/2022-gekkononatsu.html
公式Twitter:@TeamCrescent620

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