◆制作陣からのコメント到着、関連イベントも開催!
戦時下の神戸・トアロードのホテルを舞台にした『流々転々 KOBE 1942-1946』が、ついに本格始動します。今回解禁となるニュースは——
❶ 鈴木浩介&美弥るりかの印象的なビジュアルが完成
❷ 10/31(金)からチケット発売スタートが決定
(神戸割チケットも新設!)
❸ 制作陣から最新コメントが到着
❹ 街歩きやリーディング・ライブなど関連イベントの開催が決定
開館50周年記念シリーズの掉尾を飾る注目プロジェクトに、ますますご期待ください。
1.鈴木浩介&美弥るりかの印象的なビジュアルが完成!
物語の舞台となるホテルから着想を得て、窓のモチーフを取り入れた新ビジュアルが完成しました。
鈴木浩介の横にそれた視線。美弥るりかの凛としたまなざし。
交わらない二人の視線は、時代の流れに翻弄された人々の出会いと別れを想起させます。
2.チケット一般発売は10/31(金)に決定!神戸割チケットも新設
チケット一般発売は10/31(金)に決定しました。今回新たに、神戸市内に在住・在勤の方を対象とした「神戸割」(5,000円)を設け、より幅広い市民の皆さまに親しんでいただける体制を整えています。
3.制作陣からのコメントが到着!
上演台本の山口茜からのコメントが到着しました。(抜粋)
今回の物語の舞台であるホテルはまさに「その辺の座れそうな場所」だった。
この物語の登場人物たちは皆、とりあえずそこに座って、戦時下を生き延びようとした。
——山口茜(上演台本)
4.“よりみち”して楽しむ関連イベントも決定!
本公演をより身近に感じていただくための、関連イベントの開催も決定しました。
現時点で予定されているのは以下の3本。
“よりみち”するように神戸を体感できるラインナップです。(詳細は後日HPで発表)
『流々転々 KOBE 1942-1946』をもっと楽しめる、小さなよりみち企画
❶ 街歩きイベント「物語の舞台を、あなたの足で歩く」
ナビゲーター:小代薫(神戸大学特命講師/建築家)
❷ リーディング・ライブ「ことばと音が、出会う夜」
朗読(上演台本抜粋):山口茜 ピアノ:谷川賢作
❸ トアロード探訪「坂の街の名店を訪ねて」
デリカテッセン、マキシン、木馬
◆作品について
本作は、俳人・西東三鬼の短編集『神戸・続神戸』(新潮文庫刊)を原作とした演劇作品です。
戦時下の厳しい言論統制の下、東京に絶望した西東三鬼は、1942年から神戸に移り住み、山と海を一直線に結ぶ坂道・トアロードの国際ホテルに身を寄せました。『神戸・続神戸』は、そこで体験した日々をもとに書かれた短編小説で、奇妙で鮮烈な人間模様を描いた名作として近年再評価されています。
今回の『流々転々 KOBE 1942-1946』では、三鬼の小説をもとに、上演台本・山口茜が現代的な視点を織り込んだ物語を、演出・小野寺修二が独自の身体表現で舞台化。
神戸に刻まれた過去の記憶と、いまを生きる私たちの視点が交わり、新たな作品として立ち上がります。
【西東三鬼(サイトウ サンキ 1900-1962)】
本名は斎藤敬直。俳人。岡山県出身で東京に学び、歯科医として勤める傍ら30代で俳句をはじめる。伝統俳句から離れたモダンな感性を持つ句作で新興俳句運動の中心人物の一人となる。しかしながら、戦時下の厳しい言論統制の下で、検挙されて起訴猶予処分を受けた。東京に絶望した三鬼は1942年から神戸に移り住み、俳句から離れた生活を送る。戦後は再び活動を開始。1947年に現代俳句協会を設立。山口誓子、秋本不死男らと「天狼」を創刊した。1956年には角川書店の「俳句」編集長に就任する。翌年退社し、俳句一筋の生活を送った。
◆クリエイティブスタッフについて
演出は、独自の身体表現を用いてスタイリッシュな作品を生み出す小野寺修二(カンパニーデラシネラ)。上演台本は、京都を拠点に活動し、原作の世界観を深い眼差しで言葉へと立ち上げる山口茜(サファリ・P/トリコ・A)。セノグラフィー(舞台美術)に杉山至(芸術文化観光専門職大学准教授)、照明に吉本有輝子、音響に横田和也、衣裳に鷲尾華子といった各分野で活躍する実力派スタッフが集結します。
本作はアーティスト・イン・レジデンス方式で創作が進められており、これまでに神戸市内40か所以上での街歩き・リサーチを積み重ねてきました。俳人・西東三鬼が過ごした神戸を糸口にしながら、現代のまなざしで立ち上げられる新しい舞台表現にご期待ください。
詳細は神戸文化ホールWebサイトで公開中 https://www.kobe-bunka.jp/hall/news/16580/
◆キャストについて
東京から神戸に逃れてきた「私」を演じるのは、舞台・映像で幅広く活躍する鈴木浩介。「私」と交錯する複数の女「たち」を演じるのは、宝塚歌劇団出身で唯一無二の存在感を発揮する美弥るりか。さらに、関西を拠点に活動する注目の俳優・ダンサーや小野寺修二に加え、神戸大学からエキストラ(人間発達環境学研究科/国際人間科学部 有志)も出演。総勢19名で、身体と言葉が交錯する鮮烈な人間ドラマを創り上げます。
◆演出:小野寺修二 コメント全文
ある日神戸文化ホールから、開館50周年記念プロデュース公演として、『神戸・続神戸』という小説の舞台化を考えている、というお話を伺いました。神戸にはこれまで何度か滞在し馴染み深かったのですが、神戸の街、戦時中を舞台にした作品ということで、また普段自分は身体表現を軸にしていて、物語の筋にはあまり重きを置いてこなかったこともあり、是非!と手を挙げながら、切り口についてはまだ心許なく本を手にしました。
『神戸・続神戸』には「頑強に事実だけを羅列」とありますが、書かれているエピソードは寓話と感じられることばかり。しかし調べると、そういった破天荒が当時の神戸にあったよう。闊達な空気、もたれかかり過ぎない、俯瞰し過ぎない、人と人との関係性がそこにありました。そしてそれはきっと今に繋がっている。
最初この企画を伺ったのは今となってはもう随分前で、時間がまだあるのを良いことに、折々神戸に寄らせていただき、関西ゆかりの舞台の人と会う機会を何度もいただいたり、テキストの山口茜さんが行う神戸の街のフィールドワークに同行させていただいたり、直接形にならない何かを積み重ねてきました。たくさんの場所、人と出会って脈絡のなかったそれらですが、少しずつ像が結びつつあります。
『神戸・続神戸』著者の西東三鬼自体、神戸の人ではなく、岡山で生まれ東京に出て、紆余曲折があり「脱走」して神戸に来たのですが、主人公もそのように登場します。今回も違う土地からの目線だからこその客観性で身体化し、多くの初協働となる関西ゆかりの出演者の方たちと、「神戸」を立ち上げたいと思います。
◆上演台本:山口茜 コメント全文
人は疲れている時、あるいは誰かを待つ時、とりあえずその辺の座れそうな場所に腰掛けることがある。
しばらくして疲れが和らいだら、あるいは誰かが来たら、立ち上がって目的の場所へと歩いていく。
そこに居座ることは滅多にないだろう。
今回の物語の舞台であるホテルはまさに「その辺の座れそうな場所」だった。
この物語の登場人物たちは皆、とりあえずそこに座って、戦時下を生き延びようとした。
しかし面白いのは、彼女ら、彼らもまた、「とりあえずその辺の座れそうな場所」であろうとしたことだ。
みながみな、揃いも揃って自ら他者にとっての一時的な避難場所たらんとしたことに、
私は人間の本来のあり方と神戸という土地の力を見る。
戦争は、その色を濃くしただけのように感じるのである。
◆開館50周年記念シリーズについて
神戸文化ホールは、開館50周年の節目となる2023年から3年間にわたり「開館50周年記念シリーズ Creating in Kobe 神戸で創る」を展開してきました。本作『流々転々 KOBE 1942-1946』は、その掉尾を飾るプロデュース公演です。地域でのリサーチやアーティスト・イン・レジデンスを通じて「神戸で創る」意志を形にし、50周年の集大成となる舞台を立ち上げます。
神戸文化ホール開館50周年記念シリーズ特設ウェブサイト
https://www.kobe-bunka.jp/hall/50th/
◆公演概要
【公演名】
神戸文化ホール 開館50周年記念事業 Creating in Kobe 神戸で創る「人間讃歌」
『流々転々 KOBE 1942-1946』 (「流々転々」の読みは「るるてんてん」)
【キャスト・スタッフ】
出演:鈴木浩介/美弥るりか
大西彩瑛/小倉笑/高阪勝之(男肉 du Soleil)/中村るみ/布目慶太(幻灯劇場)
藤原大介(劇団飛び道具)/まえかつと(コトリ会議)/峯素子(街の劇)
村角ダイチ(THE ROB CARLTON)/保井岳太/小野寺修二
岩佐夕佳/坂口麗美/髙倉向日葵/中山心結/松岡(初田)響子/村瀬瑠美
原作:西東三鬼『神戸・続神戸』(新潮文庫刊)
演出:小野寺修二(カンパニーデラシネラ)
上演台本:山口茜(サファリ・P/トリコ・A)
セノグラフィー(舞台美術): 杉山至
照明:吉本有輝子
音響:横田和也
衣裳:鷲尾華子
演出助手:藤田桃子(カンパニーデラシネラ)
舞台監督:大田和司
宣伝写真:福山楡青
宣伝ヘアメイク:石田弥仙
宣伝美術:チャーハン・ラモーン
プロデューサー:岡野亜紀子(神戸文化ホール)
アシスタント・プロデューサー:鈴木彩(神戸文化ホール)
制作:若旦那家康(コトリ会議)/松井陽子・平川光江・湯浅映璃子(神戸文化ホール)
広報:田守由佳里(神戸文化ホール)
統括:熊井一記(神戸文化ホール)
主催/企画制作:神戸文化ホール[指定管理者:公益財団法人神戸市民文化振興財団]
助成:文化庁文化芸術振興費補助金 劇場・音楽堂等機能強化推進事業(地域の中核劇場・音楽堂等活性化事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
協力:Artist in Residence KOBE(AiRK)、トアロード地区まちづくり協議会、深川和美(MOKUBAʼS TAVERN)、関典子(神戸大学准教授/ダンサー)、公益財団法人セゾン文化財団
【日程】
2026年2月14日(土)17:00★・15日(日)11:30/15:30★ 全3公演 (開場は開演の30分前)
★=アフタートークあり
★14日(土)17:00 小野寺修二/鈴木浩介/美弥るりか ★15日(日)15:30 小野寺修二/山口茜
【会場】
神戸文化ホール 中ホール (兵庫県神戸市中央区楠町4丁目2-2)
アクセス:神戸市営地下鉄 西神・山手線「大倉山」駅徒歩1分、神戸高速鉄道「高速神戸」駅徒歩8分、JR「神戸」駅徒歩10分
【チケット料金(全席指定・税込)】
一般5,500円/25歳以下2,500円/高校生以下1,000円/神戸割(市内在住・在勤)5,000円
※未就学児入場不可
※25歳以下及び高校生以下チケットをお買い求めの方は、入場時に年齢確認ができるものをご提示ください。
※都合により出演者が変更となる場合がありますので予めご了承ください。
※出演者が変更となった場合等のチケット払戻は致しかねます。
※演出の都合上、一部見えづらい場面がある可能性がございます。
※座席列は「1列」が最後列となります。
※神戸割は神戸文化ホールプレイガイド・オンラインチケットサービスにて取扱い(枚数限定・要住所確認)
【チケット発売】
2025年10月31日(金) 10:00~
【チケットに関するお問い合わせ】
サンライズプロモ―ション TEL 0570-00-3337(12:00~15:00※平日)
【公演に関するお問い合せ】
神戸文化ホールプレイガイド TEL 078-351-3349 (10:00-17:00/月曜定休※祝日の場合は翌平日が休業)
【公演HP】
https://www.kobe-bunka.jp/hall/schedule/event/theater/15434/
◆プロフィール
演出:小野寺修二(オノデラ シュウジ)
カンパニーデラシネラ主宰。
日本マイム研究所にてマイムを学ぶ。1995年~2006年、パフォーマンスシアター水と油にて活動。その後、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として1年間フランスに滞在。帰国後、カンパニーデラシネラを立ち上げる。マイムの動きをベースとした独自の演出で世代を超えた注目を集めている。第3回日本ダンスフォーラム賞受賞。第18回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞受賞。近年の主な演出作品は『国際共同制作 TOGE』(2021年/神奈川芸術劇場)、『ふしぎの国のアリス』(2022年新国立劇場他)など。また、東京芸術祭2022野外劇『嵐が丘』を発表するなど、劇場内にとどまらないパフォーマンスにも積極的に取組んでいる。2015年度文化庁文化交流使。
(撮影:鈴木穣蔵)
上演台本:山口茜(ヤマグチ アカネ)
劇作家、演出家、合同会社stamp代表社員。
トリコ・Aというプロデュースカンパニーで主にストレートプレイ作品の劇作を行い、サファリ・Pという固定のメンバーを有するカンパニーを主宰し、身体表現に重心を置いたパフォーマンスで脚色と演出を担当している。2003年 第10回OMS戯曲賞大賞を受賞。2007年、若手演出家コンクール2006最優秀賞を受賞。2007年から2009年までの2年間、文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてヘルシンキ(フィンランド)に滞在。2012年文化庁芸術祭新人賞を受賞。2013年龍谷奨励賞を受賞。2015年利賀演劇人コンクール優秀演出家賞一席受賞。2023年4月よりメニコンシアターAoi初代芸術監督に就任。
出演:鈴木浩介(スズキ コウスケ)
1974年生まれ。福岡県出身。劇団青年座を経て、舞台、ドラマ、映画に出演。近年の主な出演作品に、テレビドラマでは「ドクターX」シリーズ、「ミステリと言う勿れ」「スカイキャッスル」、「Dr.アシュラ」、10月から放送の「緊急取調室」など。舞台では「ほんとうのハウンド警部」(2021)、「友達」(2021)、「奇跡miracle one-way ticket」(2022)、「シラの恋文」(2023)、「夫婦パラダイス~街の灯はそこに~」(2024)、「桜の園」(2024)など。
出演:美弥るりか(ミヤ ルリカ)
2003年、宝塚歌劇団入団。「瑠璃色の刻」、「アンナ・カレーニナ」で主演を務め、2019年6月退団。退団後、独自の個性を生かし、舞台だけでなくファッションやライブ等、様々なフィールドで活動の幅を広げている。近年の主な出演作に、「キングダム」、「ヴァグラント」、「TOHO MUSICAL LAB.」、「メイジ・ザ・キャッツアイ」、「ラヴ・レターズ ~2024 Summer Special~」、「屋根の上のバイオリン弾き」、「ゲゲゲの鬼太郎2025」など。また2024年7月には、自身でのプロデュース公演「ビューティフル・サンデイ」、2025年8月11日「M FESTIVAL」(明治座)を成功させている。
出演:大西彩瑛(オオニシ サエ)
神奈川県出身。幼少期よりクラシックバレエを学び、大学よりコンテンポラリーダンスを学ぶ。日本大学芸術学部卒。卒業後より2024年までダンスカンパニーOrganWorksに所属。現在はフリーランスダンサーとして国内外の舞台を中心に活動する他、MVやCM出演、振付提供、ダンス指導など多岐に渡り活動中。また自身でも意欲的に作品発表をしている。これまでにカンパニーデラシネラ、平原慎太郎、近藤良平、珍しいキノコ舞踊団などの作品に出演。
(©Hajime Kato)
出演:小倉笑(オグラ エミ)
岐阜県大垣市出身。10歳から声楽とダンスを始める。2014年より京都で活動を開始。以降、Monochrome Circus、康本雅子、笠井叡、mama!milk等の舞台やコンサートに出演。自身でも作品創作を行っており、2021年に創作団体SMILEを立ち上げ、「SMILE」「A human dodging a fried oyster / 牡蠣フライを避ける人間」「SUPER COMPLEX」などの舞台作品を発表。Belle Santos(独)と共同で作品創作をするなど国内外で活動。2022年よりKYOTO Cultural Festivalを主催。2025年度より京都国際ダンスワークショップフェスティバルのプログラムディレクターに就任。ジャンルに捉われず様々な活動を展開中。
(撮影:tomcude)
出演:高阪勝之(コウサカ カツユキ)
俳優。滋賀県出身。高校生の頃から演劇に触れ、近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻在学時の2006年から、ダンスカンパニー男肉 du Soleilに参加。以降、ほぼ全公演に出演。京都を拠点に、東京など他地域での公演も活発に行う。他、関西を中心に様々な舞台に出演、映画やテレビドラマなど幅広く活動している。主な出演にTHE ROB CARLTON『THE STUBBORNS』『Meilleure Soiree』、ばぶれるりぐる『いびしない愛』など。
(©︎今西徹)
出演:中村るみ(ナカムラ ルミ)
俳優、舞踊家。2歳の頃にバトントワリングと出会い、夢中になる。マーチングバンド・バトントワーリング全国大会や全日本バトントワリング選手権大会にて金賞を受賞、ほか数々の賞歴を誇る。神戸大学在学中、ノンバーバルシアター『ギア-GEAR-』でのデビューを期に、俳優としてのキャリアをスタート。また同大学では、舞踊家・関典子氏の舞踊研究室に所属。京都を拠点にさまざまな演劇作品に出演するほか、主宰する舞踊ユニットで企画・出演・製作した映像作品が内閣府×KADOKAWA主催『クールジャパンコンテスト2020』動画部門にて奨励賞を受賞。2023年には日本舞踊扇寿流の師範となる。
出演:布目慶太(ヌノメ ケイタ)
俳優(幻灯劇場)。神戸大学在学中に俳優として活動を開始。音楽劇『鬱憤』(作/演 藤井颯太郎)への出演をきっかけに幻灯劇場へと所属し、以降物語の主軸となる役割をよく担っている。個性的な声と身体能力の高さが評価され、舞台作品にとどまらず活躍中。2023年からは阪神虎舞の舞手としても活動し、2024年は新開地舞踊歌劇団として神戸六甲ミーツ・アートbeyondにて野外パフォーマンスを行った。お笑いが好きで、ラジオをよく聞いている。好きなパン屋がたくさんある☆
出演:藤原大介(フジワラ ダイスケ)
立命館大学在学中より演劇活動を開始。1997年に劇団飛び道具を旗揚げ。以降、現在まで劇団の代表を務め、俳優、演出家として公演に参加。2003年より落語にも取り組む。劇団での出演の他に、演劇計画2004『アルマ即興』(作=E・イヨネスコ/演出=水沼健/2004年)、ワンダリングパーティー『トータルエクリプス』(作・演出=あごうさとし/2010年)、『紙風船』(作=岸田國士/演出=山口浩章/2011年)、下鴨車窓『漂着-island-』(作・演出=田辺剛/2015年)、演劇計画II『また愛か』(作・演出=山崎彬/2015年)、お寿司『ボロレスコ菠薐心中』(作・演出=南野詩恵/2019年)、キノG-7『満ちる』(作・演出=竹内銃一郎/2023年)、トリコA『そして羽音、ひとつ』(作=山岡登貴子/演出=山口茜/2023年)など。
出演:まえかつと(マエ カツト)
1992年生まれ。兵庫県出身。2017年に劇団コトリ会議に入団。近年の主な出演に舞台では、兵庫県立芸術文化センタープロデュース『神戸の湊、千年の交々』(2024)、コトリ会議『雨降りのヌエ』(2024)、テレビドラマでは『科捜研の女 season23』、『たとえあなたを忘れても』(出演と方言指導)、そのほかCMなどにも出演している。
(撮影:脇田友)
出演:峯素子(ミネ モトコ)
舞台俳優。和歌山生まれ、宇都宮育ち。「街の劇」主宰。1989年、大阪教育大学入学後に同級生と劇団「完全8度」を結成、翌年旗揚げ公演で初舞台を踏む。その後オリゴ党への参加を経て、1996年~2021年、遊気舎にて活動。現在はフリーの俳優として活動。「街の劇」名義で、音と言葉にこだわった自身の企画の上演も行っている。直近の主な出演舞台は、清流劇場「ヘカベ、海を渡る」(2024)、上方西洋古楽演奏会シリーズ2025早春コメディ・バレへの憧れV「町人貴族」(2025.2)など。2007年より俳優中心のインディーズ落語一門《焼酎亭》にも参加。高座名は焼酎亭紅茶。また1998年、博士の学位(芸術文化学)取得(大阪藝術大学大学院芸術文化研究科博士課程後期修了)。研究対象は、20世紀初頭のフランス演劇人であるアントナン・アルトー。
出演:村角ダイチ(ムラスミ ダイチ)
兄である村角太洋を中心に、非秘密集団「THE ROB CARLTON」を結成。京都を拠点に活動し、舞台や映像作品等に出演。人々の笑顔ため、日々コメディの可能性を探求している。近年では、団体として関西えんげき大賞優秀作品賞、大阪文化祭奨励賞を受賞。
(撮影者:今西徹)
出演:保井岳太(ヤスイ ガクタ)
ダンサー、俳優。香川県出身。京都芸術大学舞台芸術学科卒業。大学で主に演劇を学び、在学中の2021年からダンサー、俳優としての活動を開始する。大学卒業後からはフリーランスとして活動中。主な出演作に、敷地理『Hyper Ambient Club』、Super D『静かの海』、SMILE『SUPER COMPLEX』、Monochrome Circus『HUSAIS』、うさぎの喘ギ『メメントモリを忘れるな』、筒井潤 『墓地の上演』など。他にも、自身でパフォーマンス作品の制作に取り組んでいる。京都市左京区浄土寺西田町にあるgorey cafeにて、アーティストのbiidoro ponpiiと共に、毎月一回のパフォーマンス企画『トワイライトマテリアルタイム』を開催中。