
2025年9月3日(水)に、舞台「Belleville」がすみだパークシアター倉にて初日を迎えた。
本作は現代アメリカ演劇を代表する劇作家エイミー・ハーツォグによる戯曲で、2011年に
オフ・ブロードウェイで初演されると数々の賞を受賞し、世界各地の様々なカンパニーが上
演を重ねてきた話題作。
翻訳・演出を下平慶祐が手がける日本初上演の今作。田上真里奈、松村龍之介、定本楓馬、
三田美吹の4人が、張り詰めた空気の中で繊細な会話劇を鮮やかに立ち上げた。
舞台「Belleville」は9月9日(火)まで、すみだパークシアター倉にて上演予定。
あらすじ
——私たちは、少しだけ道を間違えてしまったのかもしれない
夢と期待を胸に、パリ東部の街“ベルヴィーユ”で新生活を始めたアメリカ人夫婦、アビーと
ザック。
俳優を目指していた時期もあったアビーは、いまはヨガ講師として日々を過ごしながら、
ザックとの生活を支えている。
だが、夫ザックのささやかな嘘やすれ違いが積み重なるうちに、心の奥にしまっていた不安
や孤独が顔を覗かせていく。
言葉では埋められない距離が少しずつ広がり、ふたりの関係は静かに揺らぎはじめる。
そんなふたりの隣で静かに暮らすのは、同じアパートに住むセネガル系移民の大家夫婦、
アリウンとアミナ。
ザックたちの変化を間近で感じながら、信頼や責任、そして“家族であること”の意味を、
それぞれの視点から問い直していく。
信じていた日々が崩れたあと、ふたりが見つめたものとは——
舞台は、フランス・パリ東部、多文化が息づく街・ベルヴィーユ。
希望を胸にアメリカから移住してきた夫婦、アビー(田上真里奈)とザック(松村龍之介)
は、新しい生活を築こうとしていた。

かつて女優を志していたアビーは、今はヨガ講師として夫を支えようとしながらも異国での
孤独や不安に心を揺らしていた。しかし、ザックが隠してきた嘘が次々と明らかになるにつ
れ、夫婦の関係には次第に綻びが生まれていく。

ザックと友情を築いてきた大家のアリウン(定本楓馬)は、信じたい思いと家族を守る責任の間
で揺れ、やがてアビーとザックに対して苦渋の決断を迫る状況に追い込まれていく。一方、妻の
アミナ(三田美吹)は、そんなアリウンの迷いを理解しながらも、母としての揺るぎない意志を
もって夫婦と対峙する。
穏やかだったアパルトマンの一室は、いつしか疑念と緊張に満ちた空間へと変貌していく。
ベルヴィーユの朝が訪れたとき、彼らが辿り着いた結末とは――。

公演概要
【タイトル】『Belleville』
【作】エイミー・ハーツォグ
【翻訳・演出】下平慶祐
【会場】すみだパークシアター倉(東京都墨田区横川1-1-10)
【公演期間】2025年9月3日(水)〜9月9日(火)
【CAST】
アビー:田上真里奈
ザック:松村龍之介
アリウン:定本楓馬
アミナ:三田美吹
【STAFF】
美術:竹邊奈津子
照明:前野由樹(大庭照明研究所)
音響:堀江潤(株式会社サウンド・エディター堀江)
衣裳:鈴木真里亜
演出助手:助廣花志子
舞台監督:土居歩
宣伝美術:藤尾勘太郎
宣伝写真:ぶん
宣伝ヘアメイク:武部千里
フランス語アクセントコーチ:籠田博美、AudranGuiducci
票券:笠岡まい
制作:新井莉音
海外渉外:津志メイコ
プロデューサー:矢崎進
<公演スケジュール>
9月3日(水) 19:00 ★
9月4日(木) 14:00 ★/19:00 ★
9月5日(金) 19:00 ★
9月6日(土) 13:00/17:00
9月7日(日) 12:00/16:00
9月8日(月) 14:00/19:00
9月9日(火) 14:00
★前半割引
※開場時間は開演の30分前
※未就学児童入場不可
【チケット料金】
一般:7,000円
U-24:3,500円
高校生以下:1,000円
(税込・全席指定)
★前半割引
一般:6,000円
U-24:3,000円
(税込・全席指定)
【公式X】https://x.com/Belleville2025
【公式HP】http://spacenoid.jp/stage/03/
【公演に関するお問いわせ】info@spacenoid.jp
【企画・製作】SpacenoidCompany