2025年5月28日(水)~6月1日(日)、赤坂RED/THEATERにて上演される朗読劇 『命のバトン』のビジュアルが公開された。

松本幸大
前回の公演では多くの観客の心を揺さぶり、大きな反響を呼んだ本作がさらなる深化を遂げて帰ってくる。
今回の再演では、 舞台 『地獄楽』 や 『モノノ怪〜化猫~』 などで知られる月森葵が脚色を担当。 登場人物たちの心の機微を繊細に描き出し、 物語に新たな奥行きを与えます。
主演・生田英雄役を演じるのは、確かな演技力で魅了する松本幸大。
共演には石渡真修、 霧生多歓子、 栗原航大、 杉江優篤、 テジュ、 戸塚世那、 野嵜豊、 深澤大河、 吉田知央 (50音順)ら実力派キャストが名を連ね、A・Bの2チームに分かれて物語を紡ぎます。



舞台美術も本作の大きな魅力のひとつ。
まるで昔懐かしい田舎の家に帰ってきたような温もりある空間と、主演俳優・英雄の存在感を際立たせる、映画やドラマの撮影セットのような世界観が共存しています。
その印象的な舞台上で、 “朗読劇とは思えない朗読劇”が展開されます。
「人生の最期に、 あなたは誰と過ごしたいですか?」
そんな問いを投げかける本作は、観る者の心にそっと寄り添い、深い余韻を残します。
あなたの大切な人に、 いま、 伝えたい言葉は何ですか?
“命のバトン”が、静かに心に触れる時間をお届けします。



あらすじ
生田英雄、36歳、 俳優。
幼い頃に両親を亡くし祖母に育てられた彼は、大学卒業と同時に実家を飛び出し上京。
無我夢中で仕 事をこなすうちに俳優としてそれなりに成功するも、 30も半ばを過ぎ人気に陰りが見えてきていた。 そんな彼に舞い込んだのは、 孫と祖母の絆を描く映画への出演オファー。
英雄は長く連絡を取ってい ない祖母のことを思い出す。
折しも地元の幼馴染みから祖母が倒れたという連絡が入るが、 英雄は撮影を理由に帰郷を拒む。
だが、 撮影現場での祖母役の女優との芝居を通じて心が揺らぎ、 祖母へ会いに行くことに。
しかし数年振りの実家で知ったのは、祖母が孫に面倒をかけないようにと自ら 「看取り士」を頼んで いたという事実。
俳優の後輩にはアドバイスができるのに、 肉親である祖母とはまともにコミュニケーションが取れない己を自嘲し、 複雑な思いを抱えながら、 英雄は人生の岐路に立たされる―
祖母の最期を前に、 彼は何を選ぶのだろうか。



朗読劇『命のバトン』

公演期間:2025年5月28日(水)~2025年6月1日(日)
会場:赤坂RED/THEATER
出演
【Aチーム】松本幸大/石渡真修/吉田知央/杉江優篤/栗原航大/霧生多歓子
【Bチーム】松本幸大/深澤大河/野嵜豊/テジュ/戸塚世那/霧生多歓子
原案:池畑暢平
脚色:月森葵
演出:石毛元貴
ドラマトゥルク:田邊俊喜
公式サイト:https://www.stagecreative.net/inochinobaton
公式X:https://x.com/isfstage
